In a small countryその小さな国で戦争が始まったときヤスダはそれを見に行こうと思った。興味と好奇心、興奮と熱狂、冷たい鉄のような嫌な味のする冷徹さ、残酷さ、戦争という悲惨な怪物は実際どのようにして猛威をふるうのか。新聞やラジオのニュースといった世界情勢の一部としてではなく、経験者が過去から語る伝聞としてでもなく、知識としてではなく体験として、その体温を肌で感じてみたかった。彼にはほんの少し情熱があった。