タイトルに魅かれて、観に行きましたが…
今までに、これほどまで考えさせる映画、初めてでした。
これは、アウシュビッツ収容所に隣接する邸宅で流れるホームドラマです。
歴史、差別、教育、偏見、格差、情報…
様々な要因が絡まることで、人は五感が麻痺し、関心領域が狭まります。
この邸宅の物語は、他人ごとではありません。
ウクライナ、パレスチナ、東日本大震災、原発など。
大切なことに蓋をして自己防衛することばかり。
そうしないと生きていけないのが人間でもあり、やむを得ないこともあります。
しかし、許されてはいけないのが、専門職としての姿勢です。
その領域を常に意識するためには、どうすればよいのでしょうか。
メッセージを受信する、当事者に会う、学習するなど、常にその領域と接する努力をするなど。
そして、常に自分を疑い続けることを忘れないように心がけたいと思います。