運送をインターネットプロトコルと同じようにする仕組み

おれも随分前に思いついたが、実現化する力は無かった。

迫りくる「2024年問題」

三つの構成要素

 高度に共通化するという観点から、PIは次の三つの要素で構成されている。

・コンテナ(輸送容器)
・ハブ(結節点)
・プロトコル(ルール)

 

約36%の荷物が運べなくなる衝撃

 
 

PIのメリット

 

 フィジカルインターネットセンター(東京都中央区)のウェブサイトでは、いくつかの海外の事例が紹介されている。

 ケベック(カナダ)からロサンゼルスの事例では、今までは約5000kmをひとりのドライバーで運んでいたが、

「17人のドライバーによるリレー方式」

 

AIと融合するドライバー

 コンテナ・ハブ・プロトコルの3要素がそろい、

「誰が何を運んでいて」
「現在地はどこで何時到着予定か」

までシステム上で把握して、かつ人工知能(AI)が最適化するのがPIのゴールだ。

 物流インフラの共通化・共同化、AI化が進むと、物流事業者はPIの

「ひとつのパーツ」

にすぎなくなる。これにより、

・トラック
・ドライバー
・倉庫

そして物流ノウハウといった、これまで物流事業者が持っていた価値は相対的に低下するだろう。