コードを知るとプレイが変わる?
ルートからトライアドへ
譜例1のコード進行
Gmaj7(9) | Em7(9) | Am7(9) | D7sus4 D7 |
●ルートのみを使ったプレイ
●トライアドを使ったプレイ トライアド=ルート+3度+5度という3和音
コードの知識を活かした発展型
ここではさらにステップアップして4和音、テンション・ノート、和音を活かしたフレーズを紹介しよう。
●4和音を用いたプレイ
ルート+3度+5度+7度●テンション・ノートを含んだプレイ
【譜例5】ではさらに1段階踏みこんで、“テンション・ノート”を含んだフレーズとなっている。
“テンションとは何か?”ということについての詳細は、これまでにさんざんやってきたのでここでは割愛するが、どうしてもわからないという人は第5回、第6回を参照してもらいたい。
ちなみに、ここではテンション・ノートが1音しか含まれていないが、コードによっては2音、3音、と複数含まれることもある。
●和音を使ったプレイ
【譜例6】では少し趣向を変えて“和音(コード)弾き”だ。
言うまでもなく、一般的な4弦ベースの場合、4和音を奏でることが可能だが、もともと低い音域の楽器であるベースで4和音のコードを弾くためには、音色のセッティングなどに留意しないときれいな響きの和音が得られにくい。
そのため、そのあたりも念頭に置いて音を選ぶといいだろう。
●総含実践フレーズ
最後に、ここまでのコードに関する解釈をすべて含んだものを、実践的なベース・フレーズの例として【譜例7】に挙げておく。
“コードの変わり目の第1音はルート”という基本を押さえ、テンション・ノートを含めたコード・トーンをすべて用いたラインになっているので、参考にしてほしい。