マンション三階の我が家のベランダに、数年前コシアカツバメが作った巣があります。ダクトの排気口を利用して、泥の団子を何百回も運んできて積み上げ、トックリ型に成型しています。

 

 

 コシアカツバメは渡り鳥で、初夏に飛来して卵を産んで繁殖し、増えた家族は初冬になるとどこか暖かい地(中国南部か東南アジアらしい)へ渡っていきます。

 

  コシアカツバメ wikipedia より

 

 数日前からコシアカツバメらしい鳥たちが飛び回っているので、巣の上に貼ってあった広告チラシの紙を取りました。なぜ紙を貼っているかというと、スズメが入り込んで巣を乗っ取るからです。

 数年前、せっかくツバメが入居して卵を産んだのに、どこかへ行って留守にしている間にスズメが入り込み、卵を投げ出し割ってしまうという事件がありました。以後スズメが入らないようにしているのです。

 今年はまだ桜が散ったばかりなのに、少し来るのが早いかなと思うのですが、営巣地を間違えずに、遠くから帰ってくるのは凄い!と思います。

 

 

 隣家との仕切り板の上に、二羽の鳥がとまっているのが分かりますか?

 この場所を「中継地」にして、ここから巣に出入りする時もあるし、飛んできて直接巣に入る時もあります。

 

 

 右側の後ろ向きになっているほうの、腰が赤いのがわかりますか?

 紙の覆いを取ったので、さっそくスズメが来ていましたが、今年はあまり干渉せずに成り行きに任そうかな、と思っています。

 しかし、チュンチュンというスズメの鳴き声がしたら、思わずベランダの窓を開けてしまいます。それだけでスズメは逃げていくのですが。