家の近くを散策中に見つけたゼンマイの芽です。

 

 

 すぐ近くには別の株もありました。

 

 

 ゼンマイのことはあまり知らなかったので、この機会に少し調べてみました。

 ゼンマイは、シダ科の野草で、今頃から5月頃にかけて地下茎から新芽が出ます。

 雄株(胞子株)と雌株(栄養葉株)があって、雄株のほうは胞子をばら撒いたあと枯れるので、夏以降は雌だけになるということですね。

 私が撮った上の二枚は、小さな葉が開きかけているので雌株?

 どうも分かりにくいですが、下の借りた写真(wikipediaから)は分かりやすいです。

 

 

 中央の茶色く見えるのが雄、周囲に広がっている葉が雌(栄養葉)ですね。この葉が光合成して自分たちの栄養源をつくるということです。後ろに少し伸びた稲の苗が写っているので、田植えからしばらく経った頃の写真ですね。

 ゼンマイといえば春の山菜というイメージがありますが、食用にするのは主に雌株の新芽で、雄株は「食べられないことはない」という程度らしいです。

 ただ、雌株のほうも灰汁(アク)抜きが大変のようで、私が今まで食べてきたゼンマイ(ナムルやビビンバの中とかに入っていますね)は、誰かが丁寧に灰汁を抜いてくださったものだったのですね。

 今回偶然家の近くで見つけましたが、春の到来とともに土の中から伸びてくる姿は、生命力が溢れているようで、これを頂いたら身体にいいだろうな、という気がしました。かと言って、自分であく抜きをして食材にする自信はありません。

 

  ゼンマイの芽 雌雄分からぬが土を割り 春陽をうけて伸びようとしている

 

 下手な短歌を作ってみました。

 

 それから、春の食材といえば、最近は「菜の花」にはまっていて、スーパーなどで見つけるとつい買ってしまいます。「からし和え」も美味しいし、炒め物や鍋物など、何でも合います。

 で、買ったときに今にも咲きそうな蕾が付いている株があると、それは食べずに、あり合わせの器にいれて飾っています。

 

 

 ちょうど買ったカーネーションがあったので、それを少し一緒に活けました。

 

  そうこうしているうちに、我が家のベランダから見える西山の桜も咲き始めています。

 

 

 これは既に満開ですね。(LUMIX 45‐200mmズームレンズ使用)

 

 あと 余談ですが、ゼンマイといえば「ゼンマイバネ」というのもありますね。ハガネの板を巻いたもので、その反発力が動力になるのですね。

 鋼板が巻かれている様がゼンマイに似ているし、何か「秘めた力」というのも通ずるような気がします。

 

 

 ちょっと前、セリアで見つけて孫に買ってやったボートの動力もゼンマイです。