香港でのデモは、その原因になった逃亡犯引き渡し条令改正案の撤回を行政府が表明しましたが、まだ収束する気配はないようです。

 この件の報道を見ると、常に若者が登場していますね。高校生も授業を放棄してデモに参加するなど、自分たちの問題として捉えているようです。

 それにひきかえ、日本の若者たちは??

 日本社会にもいろいろな課題があると思うのですが、この(表面的な)静けさは何なのでしょうね。若者たちも、自分や社会の将来に漠然とした不安は持っているのでしょうが、それらを皆で共有して何とかしていこうという気配は感じられません。分断されているというか・・。

 2014年に台湾に行ったのですが、帰国直後に「海峡両岸サービス貿易協定」に反対する「太陽花学生運動」が起こり、学生たちが立法院を占拠するなどして、日本でも連日大きく報道されました。

 下のブログは去年の今ごろ記したものですが、この件についても触れています。

 同じアジアでも地域によって状況が違うのは当然ですが、若者たちの政治意識という点では、日本の現状がいいとはとても思えません。

 私たちが若かった頃は、社会への関心は高かったですが、独善的というか、「皆で何とかしていこう」という姿勢が足りなかったような反省があります。

 台湾や香港のように、社会改革にコミットしていこうとする若者たちが輩出することと、教育の在り方がどのように関係しているのか、関心があります。