長いこと、長いこと
ご無沙汰していました。
音楽がしたい一心が不安に変わることもあります。
まさか数年ぶりの再会がエクサンプロバンスとは。
あまりにも美しい車窓の景色にほぅっとして、ブログを書いたところです。
かれこれ一年以上、放置が続いていましたこちらのブログ。
すこし近況を綴っていきますね。
この一年は大きな変化の年でした。
3歳になった愛猫わさびちゃんと、旦那さんとの暮らしに、新しいメンバーが加わりました。
もうすぐ10ヶ月になる坊っちゃん。
小さいけど大きい存在です。
(日本名もフランス名もありますが、「坊っちゃん」というのが気に入っていて、これからもここでは坊っちゃんと呼べるかぎり呼ばせてください。)
彼中心にまわる日も多く、そんな時はもちろん自分のことは後まわし(笑)
毎日が発見で、楽しいです。
私自身は昨年秋から両手首の腱鞘炎になってしまい、演奏時に痛みを伴ったり、思うように弾けなくて落ち込むこともありますし、周りにもたくさん迷惑をかけてしまいました。
いつまでこれが続くのか、
完治には時間と休養、お医者さんの言葉を頭の隅におきつつ、いまは自分にできる精一杯、目の前にある人、音、場所に心を注いでいます。
たとえ短期間であっても完全休業はしたくない、手の状態が許すかぎりはしないつもりです。
子育ても音楽も、心にもたらしてくれるものは大きく、日々の彩りは以前よりさらに豊かになりました。
世のお父さん、お母さんへの尊敬。
不安な時代へ抱く希望。
予測せぬときに起きる出来事に感動。
演奏しているとき、ふと、我が子の、そして目の前の人の生きる世界がすこしでも幸せなものでありますように、とどこからか、願う気持ちが降り湧いてきたり。
平和活動家でもなんでもありませんが…
すこしだけ、今年の活動の様子を写真に載せますね。
気づけば携帯のアルバムは坊っちゃんだらけでした
エクサンプロバンスにて、Michael Jarrellの現代オペラの再演。
集合写真です。
この日は誕生日で、義両親が坊っちゃんをみていてくれ、旦那さんが素敵なランチに連れていってくれ、さらにみんながサプライズでハッピーバースデーを歌ってくれ、ほんとに嬉しくて。
けど公演前にケータリングで食べたライチにあたってしまい、あれよあれよと顔中にプツプツができはじめ、その後大変なことになりました
その前日には、嬉しいことに桐朋出身の素晴らしいチェリストの友人とばったり再会。前回の再会はジュネーブ。
ライチの奇襲以外は、サプライズに心満たされた南仏ステイでした。
この冬は、大好きな同僚たちとVitaliのシャコンヌを弾いてフランス内をまわらせてもらいました。
自分で弾いてると写真が取れない、、ので新聞の記事。身にあまるお言葉をいただきました。
そして、昨日はイタリアの帰り。
レマン湖のほとりを通りました。
ジュネーブとミラノは電車で4時間。
ぼーっと外を眺める幸せ。
こうして書いていると
会いたい人たちの顔が浮かびます。
そして、坊っちゃんのおかげで 使用頻度再上昇中の日本語を頭のなかで掘り起こす作業も楽しくあります。
しかし
あいも変わらずつたない文章
すみません。。
またほうっとできる時間をみつけ、
更新しようと思います。