カーテンなどの窓周り商品を購入する際、たくさんの人がその選択肢の多さ、分かりづらさに悩んだり、迷ったりするケースを見てきました。

 

決して安い買い物ではなく、毎日そして長年使う物なので、慎重になるのも無理はありません。

 

それが新居への引っ越しのタイミングともなれば、多忙を極める中での買い物ですから、じっくりと商品決めしている余裕はないでしょう。

 

しかしインテリア選びは本来楽しい作業のはずです

 

理想はショールームや売り場などで現物サンプルを見て、触れる事です。

 

しかし時間や移動距離などいろいろな制約が有る中で、たくさんのサンプルを見て回る事は大変です。

 

そこでお勧めするのは できるだけたくさんの事例写真をネットで 見比べることです。

 

 

  デジタルカタログ

 

各メーカーがデジタルカタログを公開していて、膨大な事例写真が掲載されています。

 

写真とはいえ実際の部屋ですから、床・壁・家具・小物など、他のインテリアアイテムとの調和など参考にできる点は多いと思います。

 

カーテン売り場の現物サンプルを検討するのとは違う、雰囲気の把握やイメージ造りに役立つはずです。

 

カーテン・ローマンシェードは カーテンメーカーカタログ で

 

カーテンレール・カーテン用品・メカ物と呼ばれるブラインド類・スクリーン類などは ブラインドメーカーカタログ で検索します。 

 

  ポイントは商品を選ぶ事ではなく好みのイメージを具体化させること

 

たとえば

  • リビングはこのようなエレガントなレースカーテンがいいな!
  • 子供部屋はカジュアル調のこんな柄にしようか?
  • 寝室はクラシックな雰囲気が落ち着く感じ
  • 遮光具合はこのくらいが丁度良さそう
ファッション雑誌をパラパラめくるように、漠然と眺めるだけで好みのイメージが見えてくると思います。
 
気に入ったデザイン・スタイルやアイテムなどをチェックしておきましょう。
 
パソコンならプリントもできます。
 
もしコーディネーターに相談できるなら、気に入った写真を見てもらうことも効果的でしょう。
 

 

  いくつかの注意点があります

 

・言うまでも無いことですが、掲載されている写真は、最高の環境・条件での写真です。

 

 ですから生地などの質感や風合いは、あくまで参考にしかなりません。

 

 特に色は光の影響を強く受けることで、現物との違いが大きい事があります。

 

・事例写真の商品は、メーカーの定番品でフルオーダー品です。

 

 価格表もすべて定価で、実際の販売価格はメーカー・シリーズ・商品ごとに大きく違います。

 

 ですから予算の目処付けには向いていません。

 

・量販店やカーテン専門店、通販企業などでは、自社オリジナル商品を持つケースが多くあります。

 

 自社品とメーカー品の両方を扱う業者も多いことで、選択肢は拡がりますが、比較は困難です。

 

  いろいろなスタイル

 

カーテンの事例写真を見ていると あれ! と思うことがあると思います。
 

フロントレース

 

厚手カーテンの手前(部屋側)にレースカーテンが掛かっているスタイルです。

 

海外では珍しくない使い方です。

 

一日中魅力的なレースカーテンを楽しむことができます。

 

レース・ドレープのどちらかが柄物であれば、レースの透け具合で表情の変化をたのしむこともできます。

 

ブレイクスタイル

 

これもヨーロッパで多いスタイルです。

 
カーテンの丈を長くして床でたるませます。
 
裾の長いドレスを連想させるエレガントな表情を演出するスタイルです。
 
生地の柔軟性や丈の長さなどで印象が変わるため、やや上級のテクニックが必要かもしれません。
 
フラットカーテン

 

上部のヒダで作るドレープでなく、仕上がり巾のゆとりで自然なウェーブを作るスタイルです。

 

シンプル・モダンな印象で、リネンなど天然素材のナチュラル感を楽しむスタイルでもあります。

 

通常仕上がり巾を窓サイズの1.1倍から1.3倍程度の長さでゆとり分を作ります。

 

 

  カーテンを購入する前に

 

カーテンを発注する際には縫製・機能・オプションなどそれぞれに様々な選択肢があります。

 

それらを指示・指定しなくとも、「一般的な物で」とするだけで、特に問題なく納品されると思います。

 

メーカーは縫製などに関して「標準仕様」を設定しています。こだわりがなければ無難な仕上がりです。

 

販売店もその選択肢のすべてを説明して納得してもらおうとすれば、一日がかりとなるでしょう。

面倒だからというよりも、商品決めに関係ない要素がいくらでもあるわけで、ユーザーの求めがなければ説明は省きます。

 

しかしドレープを綺麗に長持ちさせる プリーツ加工 は発注時点で頼まなければなりません。

 

断熱効果があり、側面の遮蔽効果がある リターン仕様 も同様です。

 

そのような事柄を知っていて要不要の判断をするか? 知らないでお任せにするか? です。

 

 

  カーテンをもっと詳しく知る

 

カーテンカタログには写真だけでなく商品に関するあらゆる情報が掲載されています。

 

もし「リビングは一点豪華主義で、お金をかけてでも完璧な物がほしい」とするならば生地だけにこだわってもダメです。

 

見た目はもちろんですが、ニーズに合った機能を持っているか?何年使っても型崩れしないか?価値と価格のバランスが取れているか?など総合的に検討する必要があります。

 

カーテン縫製は裁断から巾継ぎ、ヒダ取りなどの作業や芯地・ウエイトなどの用品・使用するミシンなどによっても仕上がりに差が出ます。

しかしそれら要素のすべての知識が必要なわけではありません。

巾継ぎの有無・柄リピートと柄合わせの有無・ヒダ取りを2倍にするか1.5倍にするかなど、それらの意味や目的、影響などどういう差がでるのか?の知識が必要です。

 

機能に関しても「夜勤が多いから遮光性に関しては譲れない」とか「赤ちゃんや介護している高齢者のために、できれば抗菌・抗臭機能が欲しい」などのニーズは人それぞれです。「転勤が多いから安ければ安いほど」というニーズも絶対あるはずです。

とは言え、これとこれは妥協してもいいけど、さすがにこれだけは欲しいなどの一線があるでしょう。

 

それもこれも縫製や機能、オプションなどの選択肢を知ることからです。

 

 

気に入ったスタイルが見えてきたら次はより具体的な検討です。

 

次回は 知っておきたい事柄 について考えていこうと思います。