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狂気と正気の狭間

『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

 
鑑賞日時:令和7[2025]年7月21日[月]/15:15~16:35
映画館名:MOVIX柏の葉/シアター3
座席番号:F-11
 
映画館公開日:令和 7[2025]年 7月 4日[金](リバイバル上映/3週間限定)
地上波初放送:平成 5[1993]年 5月 5日[水]
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/日本語版/PG12指定】
 
どうも公開の経緯の記憶が曖昧だ。
初めて観たのは『金曜ロードショー』の枠だったと記憶しているのだが、初公開は上記〝地上波発放送〟欄の日程だったらしい・・・。
その後、数度に亘り映画館での上映も行われているらしいのだが、正直、この度が初めてのリバイバル上映と思っていた。
 
リバイバル上映公開より18日も経って、何故鑑賞したかと言うと、当日は〝海の日(祝日)〟で、その日限りの来場特典の配布が有るとの情報を得ていたからだ。
海がきこえる×海の日と言うベタな演出だが食い付いてしまった!
まぁ、来場特典が獲得出来たのは上出来だったのだが、その事に気を取られてか、肝心な事を仕損じた。
パンフレット(復刻版)だ。
品切れしていて手に入れる事が出来なかった!
思えばそうだった。
シネコンはロードショー公開より日数が経過すると、必ずと言っても過言では無い程パンフレットが品切れする。
場合に因っては上映期間中に再入荷する場合も有るが、それも有るのか無いのか、有ったとしても何時になるのか全く当てにならない。
失念していた。
普段はロードショー公開初日に鑑賞し、当然パンフレットも購入するので油断していた感は否めない。
気付いた時には時既に遅し。
映画館上映開始日にパンフレットだけ購入しておけば良かったと、後悔の念で目の前が真っ暗になった。
死んでも死に切れないと思った。
そう思っていたところへ一筋の光明が!
本作の配給元であるFilmarksの公式サイト(通販)である〝Filmarks Store〟にて受注販売されるとの事。
あぁ、いや、それ以前にこのサイトの存在は認識していたし、フリマサイト等にも出品されていたのを目にしていたにも拘らず〝シネコン=パンフレット品切れ〟と言う思考には結び付かなかったのが現実だ。
だが、地獄に仏とはこの事だ。
首の皮一枚で命が繋がった気分だ。
早速発注したが、手元に届くのが9月過ぎになるとの事。
待ち遠しい。
8月1日[金]より上映が始まる映画館も有るので、もしかしたらそちらで手に入る可能性も有る。
 
この度利用したMOVIX柏の葉自体は何度か利用した事が有るが、シアター3は初めてだった。
映画館へ事前にスクリーンに対してのセンターと目線の高さ(おおよそ)の交差する座席を問い合わせたところこの度の選択となった。
センター感は申し分なかったが、目線の高さは大分下だった。
見上げる感じ。
この度の座席の後ろに1列、通路を挟んで最後列があるのだが、最後列が丁度目線の高さかも知れない。
ただ、そうなると通路を含めて3列分程後ろに下がるので、視界一杯にスクリーンが広がる感じはしなくなるかも。
次回が有れば1列後ろのG列が通路を挟んだH列にしてみるのも一興。
まぁ、この度の座席でも鑑賞中は全く違和感も何も感じなかった。

 

関連記事>『海がきこえる』のパンフレット。(9月UP予定)
関連記事>『海がきこえる』の来場特典。
 

東京の大学に進学した杜崎 拓は、吉祥寺駅の反対側ホームにある人影を見た。
中央線下り列車に姿を消したその人影は確かに武藤 里伽子に見えた。
だが里伽子は高知の大学に行ったのではなかったのか。
高知へと向かう飛行機の中で、拓の思いは自然と里伽子と出会ったあの2年前の夏の日へと戻って行った。
里伽子は勉強もスポーツも万能の美人。
その里伽子に、親友の松野が惹かれている事を知った拓の心境は複雑だった。
拓にとって里伽子は親友の片思いの相手と言う、ただそれだけの存在だった。
それだけで終わる筈だった。
高校3年のハワイの修学旅行迄は・・・。

 

 監督 
 望月智充
 キャラクターデザイン 
 近藤勝也
 美術 
 田中直哉
 出演 
 飛田展男[杜崎 拓]
 坂本洋子[武藤 里伽子]
 関 俊彦[松野 豊]
 
 
 ===== ストーリー ===== 
日常の青春群像劇をリアルに表現。
主人公がかつて経験した、友人達との友情や淡い恋愛、成長を描く。
これと言って特別ドラマティックな展開は無いので少々、淡白。
少しの偶然が彩を添えている。
最終的には大団円を迎えるのはご都合主義と言ってしまえばそれ迄だが、ご愛敬と言う事で。
 ===== 世界観 ===== 
1990年代の高知県を舞台としている。
地方文化での独特な文化と、それに馴染めない登場人物の葛藤が描かれる。
現在からひょんな切っ掛けで過去の思い出の世界へと推移する。
未成年の飲酒や喫煙シーンが描かれているから、長年に亘りテレビでの再放送は無かった様だし、映画館での上映でもPG12指定にされているのだろう。
 ===== キャスティング ===== 
主人公役の方は名前は知っているが、他のキャストの方々は余り知らない。
その他の配役ではチラホラと名前の知っている演者さんも見掛ける。
 ===== キャラクター ===== 
アニメーション作品につき、キャラクターをデザインと設定に分けて評する。

 キャラクター部門別評価 

★★★★★★★★★★ デザイン ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

★★★★★★★★★★ 設   定 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(評価:-5.0~+5.0/☆=0.5&★=-0.5)

デザインはスタジオ・ジブリらしさが出ていてとても好き。

設定は普通の高校生の日常生活と言った感じで少し物足りなさを感じる。

 ===== 映像 ===== 
美しい風景が明るく描かれる。
背景画の美しさが印象に残った。
未成年の飲酒や喫煙シーンは拙いよね。
盗撮もダメ、絶対!
里伽子がクラスメイトの女子から吊し上げられるシーンが妙に記憶に残っている。
 ===== 音楽 ===== 
エンディング曲は良かった気がする。
里伽子役の坂本洋子氏が歌っていた。
 ===== 期待感 ===== 
懐かしさを感じた。
ずっとテレビでの放送は無かったから久々に観たくなった。
 ===== 満足度 ===== 
まぁ、たまにはこう言う静かで淡々とした作品も良いものだ。
心が鎮まる。
 
 
 ===== アクション ===== 
拓と里伽子が殴り合うシーンが2度ばかり有る。
それと、拓が豊かにぶちのめされるシーンも。
 ===== スペクタクル ===== 
該当要素無し。
 ===== SF ===== 
該当要素無し。
 ===== コメディ ===== 
高校生の日常的な何気無い会話や関係性。
 ===== パロディ ===== 
該当要素無し。
 ===== ホラー ===== 
該当要素無し。
 ===== ショッキング ===== 
該当要素無し。
 ===== サスペンス ===== 
該当要素無し。
 ===== ミステリー ===== 
突然、東京より転校して来た里伽子。
勉強は出来るしスポーツも万能。
周りと馴染もうとしないから余計に詮索されてしまう。
 ===== オカルト ===== 
該当要素無し。
 ===== ファンタジー ===== 
該当要素無し。
 ===== グルメ ===== 
該当要素無し。
 ===== 旅路 ===== 
里伽子の計略に巻き込まれ、東京へと付き添う事となった拓。
家庭の事情で母親の実家である高知県へと引っ越して来た里伽子。
 ===== ロマンス ===== 
里伽子に片思いする豊。
 ===== セクシー ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
該当要素無し。
 ===== 感動 ===== 
静かだが心揺すられるものを感じる。
リアルな世界観が共感を誘う。
 ===== 音楽 ===== 
該当要素無し。
 ===== ドキュメンタリー ===== 
該当要素無し。
 ===== 歴史 ===== 
まぁ、意図的には違うのだろうが、時代設定が1990年代と言う事で。
勿論、制作された当時はリアルタイムだったのだろう。
スマホを手にしていない高校生が逆に新鮮に映った。