『劇映画 孤独のグルメ』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

 
鑑賞日時:令和7[2025]年1月10日[金]/10:05~12:10
映画館名:TOHOシネマズ 柏/SCREEN8
座席番号:H-10

映画館公開日:令和 7[2025]年 1月10日[金]
地上波初放送:
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/日本語版】
ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。
来場特典は無し。
 
令和7[2025]年の〝映画始め〟の作品だ。
このページも若干のリニューアルをした。
2点目のグラフだが、若干項目が増え、且つ変更している。
グラフタイトルも『ジャンル傾向』から『成分表』へと変更した。
取り敢えず、これで今年一年間やってみる。
まぁ、どうでも良い事なのだが!
 
〝テレビ東京開局60周年記念特別企画〟としての映画化なのだそう。
それにしても、テレビ東京としては破格の厚遇では?
松重 豊氏に監督迄任せて。
今作ロードショー公開前に何度も繰り返されるテレビ・シリーズの再放送!
これを観ていて、リアルタイムで全シリーズを最初から観ていた様な錯覚に陥り、映画化されるのであればこれは観なければと言った気分にさせられた。
いや、実際にseason1~season10を実際に見たかも知れない・・・、テレビスペシャルも含めて。
恐るべし、テレビ東京の洗脳計画。
 
この度利用したTOHOシネマズ 柏/SCREEN8は初めてでは無かったので、過去の資料を基に座席を選択した。
スクリーンに対してのセンター感&目線の高さ感は申し分無し。

 

 

個人で輸入雑貨の貿易商を営む井之頭 五郎は、かつての恋人・小雪の娘・千秋から連絡を受け、腹を減らしながらフランスのパリを訪れる。
パリに到着して直ぐ様、何時もの様に空腹を満たすと、千秋と共に依頼者である祖父・一郎の元へ。
そこで一郎から、〝子供の頃に飲んだスープがもう一度飲みたい。食材を集めて探して欲しい〟と依頼を受けた五郎は、わずかな地名をヒントに、食材探しの旅へ。
フランス、韓国、長崎、東京・・・。
究極のスープを求め、世界へ漕ぎだす五郎。
しかし、スープ探しの筈が、行く先々で様々な人や事件に遭遇。
次第に大きな何かに巻き込まれていく・・・。
旅路の中で五郎は気付く。
〝腹が・・・減った!〟

 

 監督 
 松重 豊 
 出演 
 松重 豊[井之頭 五郎]
 内田有紀[志穂]
 オダギリジョー[謎の店主]
 杏[松尾千秋]
 塩見三省[松尾一郎]
 
 
 ===== ストーリー ===== 
〝想いでのスープ探し〟と〝落ちぶれたラーメン店の再起〟の2本立てと言った感。
前者はむしろ切っ掛け?
ネタ振り?
それらを色を通しての人との出会いと交流が一まとめにしている。
 ===== 世界観 ===== 
若干、笑い事では済まされない演出を感じた。
SUPを無断で持ち出した挙句に嵐が来る海に漕ぎ出して、その結果が遭難って!
しかも国境を越えて。
〝自分勝手〟が過ぎる。
離島に命からがら漂着し、腹が減ったからって訳の分からないキノコを採って来て食べる何て!
無謀にも程が有る!
いくら「腹が・・・、減った。」とは言え、食に関する映画としては如何なものか。
 ===== キャスティング ===== 
 その他のキャストの皆さん 
 村田雄浩[滝山]
 磯村勇斗[中川]
 遠藤憲一[遠藤憲一]
 
遠藤憲一氏がご本人役で登場するのはご愛敬。
作中劇のテレビドラマ『孤高のグルメ』の主人公役。
松重 豊氏×オダギリジョー氏の組み合わせ、〝深夜に営業している食堂〟のドラマが思い浮かぶわ。
松重 豊氏×内田有紀氏の組み合わせ、〝踊る刑事〟のドラマを思い浮かべてしまう。
関係無い話だが、内田有紀氏は年齢を感じさせないなぁ・・・。
私としては、井之頭五郎役は元TBSアナウンサーの国山ハセン氏がソックリピッタリだと思うのだが・・・。
 ===== キャラクター ===== 
井之頭 五郎、原作漫画のデザインとは似ても似つかないが、それでも納得させられるのは松重 豊氏の持つキャラクター性の賜物?
テレビ・シリーズでは名前だけの出演だった滝山、劇映画化で愈々ご本人登場か。
今後のテレビ・スペシャルでの登場も有り得る?
塩見三省氏の演技が、何だか竹中直人氏のそれの様に感じられて仕方ないのは私だけだろうか?
 ===== 映像 ===== 
冒頭のパリの街角を歩くシーン、合成に見えて仕方無い。
エンド・ロールの井之頭 五郎の後姿を見送る映像がテレビ・シリーズから好きなんだよね。
 ===== 音楽 ===== 
クロマニヨンズの主題歌、ウルサイ!
松重 豊氏と甲本ヒロト氏は、学生時代に同じ町中華店で同じ日にアルバイトを始め、それ以来親交があり、今作の主題歌を依頼する事となったと、映画館販売パンフレットに記載が有った。
 ===== 期待感 ===== 
全シーズン観て来た・・・、と洗脳されてしまったから。
 ===== 満足度 ===== 
グルメ・ロードムービー?
テレビ・シリーズの安定感と劇映画化の新感覚を味わえた。
お腹が空いて心がホッコリする時間を過ごす事が出来て満足。
 
 
 ===== アクション ===== 
SUPで離島迄渡ろうとする何て、五郎!
嵐の中、必死に漕ぎ続ける。
まぁ、アクティブとも言えなくもないが・・・、専門家の指導の下行っているで絶対にマネしない様に。
事、食に関するとフットワークが軽くなる五郎。
 ===== スペクタクル ===== 
該当要素無し。
(この度より追加した項目)
 ===== SF ===== 
該当要素無し。
 ===== コメディ ===== 
〝腹が・・・、減った。〟の顔。
顔で笑いが取れるとは!
原作漫画にあんなカット有るの?
〝巻き込まれ〟体質の五郎。
頼まれたら嫌とは言えない優しさが災いしているよ。
 ===== パロディ ===== 
最後の最後で作中劇、『孤高のグルメ』を持って来るとは!
その為に中川がテレビ番組スタッフだったのね。
五郎もチャッカリ出演してるじゃないか。
(この度より追加した項目)
 ===== ホラー ===== 
該当要素無し。
 ===== ショッキング ===== 
該当要素無し。
 ===== サスペンス ===== 
嵐の海、SUPでさ迷う五郎の命運は!
流れ着いたは良いが・・・、ここは何処?
連絡手段も断たれ住人も見当たらない絶海の孤島、でも腹は減る。
毒キノコによる食中毒で絶体絶命の五郎。
目を覚ますと謎の軍人(?)らしき男に連行される。
 ===== ミステリー ===== 
『いっちゃん汁』とは何だ?
祖父の出身地と五郎の食に関する知識と勘の鋭さから、次々と解明されて行くいっちゃん汁の真実。
〝いっちゃん〟は祖父のファースト・ネームが一郎だからだとか、祖母はかつて韓国に住んでいた事が有るとか、少々後出し的な情報も有ったが、まぁ良し。
(『謎解き』より項目名変更)
 ===== オカルト ===== 
該当要素無し。
(この度より追加した項目)
 ===== ファンタジー ===== 
該当要素無し。
(この度より追加した項目)
 ===== グルメ ===== 
これこそ。
これ以外無い。
今作を鑑賞するから項目を追加最多訳では無いのだが・・・。
(この度より追加した項目)
 ===== 旅路 ===== 
パリ→五島列島→韓国→東京と、スープを求めて舞台が移り変わる。
韓国を舞台としたのは、本シリーズがかの国でも人気との事で、そのリップ・サービスだと、私は信じて疑わない。
(この度より追加した項目)
 ===== ロマンス ===== 
該当要素無し。
まぁ、五郎の嘗ての恋人の娘とその祖父からの依頼か。
 ===== セクシー ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
該当要素無し。
 ===== 感動 ===== 
一杯のスープを口にした老人。
その感想はかつての味とは違うと言う。
「美味すぎるんだ。」
それと言うのも再起を懸けたラーメン店店主の腕前と、材料を集めるのに駆け回った五郎の苦労の賜物。
そして祖父を想う孫娘の愛情。
 ===== 音楽 ===== 
該当要素無し。
(この度より追加した項目)
 ===== ドキュメンタリー ===== 
腹が・・・、減ってかぁ~らぁ~のぉ~、美味しい物を探し求めて巡り合えた飲食店は実在する。
メニューも当然、実在する筈。
これは漫画原作でもそうなんだろう?
 ===== 歴史 ===== 
該当要素無し。