『ビートルジュース ビートルジュース』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

 
鑑賞日時:令和6[2024]年9月27日[金]/8:45~10:40
映画館名:TOHOシネマズ 柏/SCREEN8
座席番号:H-10

映画館公開日:令和 6[2024]年 9月27日[金]
地上波初放送:
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/字幕版】
ロードショー公開初日&初回上映回(通常上映)を鑑賞。
通常上映とは、他にも字幕版でドルビー・アトモスの上映回が有ったから。
 
平日の早い上映回とは言え、気の毒になるくらい観客が入っていなかった。
36年前に前作を観て、現在それなりの年齢となりリタイアして懐かしがって観に来る客が居ても良さそうなものだが・・・、今の世の中、余暇や趣味に振り分ける金銭的余裕も無いと言う事かな?
この記事を書いている現在、翌日や翌々日の土曜・日曜日の日時座席指定状況を見てもガラガラだ。
これは上映期間は短く、直ぐに終了してしまいそうだ・・・。
決して面白く無い作品では無いのだが。
この度鑑賞したSCREEN8は過去にも利用した事が有ったのでその資料を参考に座席を選択したが、センター感も目線の高さ感もこの座席が丁度良い位置だった。

 

 

人間怖がらせ屋を営む推定年齢600歳のビートルジュースは、名前を3回呼ばれると死後の世界から人間界に現れ、人間を怖がらせて家から追い払っている。
そんなお騒がせ者のビートルジュースの願いは、人間と結婚して死後の世界から人間界へ移り住む事。
今でもかつて結婚を迫ったリディアの事が忘れられないでいる。
一方のリディアは霊能力を生かして今やTV番組『ゴーストハウス』の司会として人気を博しているが、一人娘のアストリッドからは、幽霊の存在も自らの霊能力も否定され、その関係に悩んでいた。
そんな中、死後の世界で何世紀にも亘って身体を倉庫に封じ込められていたビートルジュースの元妻ドロレスが復活、ビートルジュースへの復讐を誓って探し回る。
ドロレスの復活を知ったビートルジュースは、復讐を恐れて人間界へ逃げ出す為に、今度こそリディアと結婚しようと画策する。
そして迎えたハロウィンの日、アストリッドがひょんな事から死後の世界に囚われてしまう。
娘を救い出したいリディアは最終手段としてビートルジュースに助けを求める。

 

 監督 
 ティム・バートン
 出演 
 マイケル・キートン[ビートルジュース]
 ウィノナ・ライダー[リディア]
 ジェナ・オルテガ[アストリッド]
 キャサリン・オハラ[デリア]
 モニカ・ベルッチ[ドロレス]
 
 
 ===== ストーリー ===== 
悪乗り、悪ふざけ、ドタバタのオンパレード。
でも嫌味は無く、周りを傷付ける様な事は無いので安心。
ベースには家族愛が有るのかなぁ?
終わり方からすると続編は織り込み済みかな?
そうするとタイトルは『ビートルジュース ビートルジュース ビートルジュース』か?
映画館に現れそうだね。
 ===== 世界観 ===== 
前作を踏襲しつつも世代交代を果たしたと言った感じ。
死んだ人ってあの世に〝入国〟するのに空港の様に入稿審査があるのか!
パスポートと迄有るとは。
その審査待ちで行列を作っているのが良いね。
現世よりも死後の世界の方が〝生き生き〟と描かれているのはバートン監督の世の中へのアンチテーゼ?
あの世へ行くのに乗る列車が〝ソウル・トレイン〟って!
しかも70年代チックなファンキーでダンサブルな、まるでディスコの様なプラットホーム。
 ===== キャスティング ===== 
 その他のキャスト 
 ウィレム・デフォー[ウルフ]
 ジャスティン・セロー[ローリー]
 アーサー・コンティ[ジェレミー]
 ダニー・デヴィート[管理人]
 
メイン・キャストがご健在で何よりでした。
しかし、マイケル・キートン氏も老けたんじゃ?
分厚いメイクをしていても、やはり肌の衰えは隠せないよ。
ドロレスが保管されていた倉庫の管理人がダニー・デヴィート氏だったとは!
エンド・ロールを観ていて初めて分かった。
 ===== キャラクター ===== 
相変わらず(前作の記憶は余り無いが・・・)のお騒がせキャラ、ビートルジュースは一層清々しい。
アストリッドは前作のリディアの様なのかなぁ、作中の雰囲気的に?

死んだ人って、死んだ瞬間の姿のままでずっと居るのかな?

 ===== 映像 ===== 
少々グロい表現も有るがギリPG12指定は免れたのかな。
それぞれの死んだ時の姿が・・・、リディアの父の姿はねぇ。
 ===== 音楽 ===== 
エンド・ロールの最初に架かる曲は良かった気がする。
あとソウル・トレインのプラットホームでのダンサブルな曲。
 ===== 期待感 ===== 
前作より36年の〝ブランク〟が・・・、今になって需要は有るのか?
内容も覚えていないから楽しめるか。
 ===== 満足度 ===== 
懐かしい!
それが率直な感想。
前作を観ていた方が楽しさが数倍上がる事は確かだが、観ていなくても十分楽しめた。
観ていて『これは前作繋がりのネタだったか?』と、薄々思い出しながらの鑑賞もまた一興。
 
 
 ===== アクション ===== 
ビートルジュースがせせこましく動き回る。
死後の世界からの生還しようと奮闘するリディアとアストリッド。
 ===== SF ===== 
該当要素無し。
 ===== コメディ ===== 
ブラック要素濃い目のコメディ。
〝死〟を題材としているのに笑えてしまうのはバートン監督のセンスと手腕?
 ===== ホラー ===== 
該当要素無し。
(可笑しいな、幽霊や死後の世界の話なのに全くホラー感を感じさせない。)
 ===== ショッキング ===== 
おのおのの死んだ時の様をキープしている死者の姿。
ドロレスがバラバラになった体を、ホチキスで自らバッチンバッチン繋ぎ合わせている姿が痛そう!
死んでるから感じないのかも知れないが。
ラスト・シーンでの、アストリッドのベイビーは一体何!
 ===== サスペンス ===== 
好きになった相手が幽霊で騙されるなんて、アストリッド迂闊だぞ!
そう簡単に生者と死者って入れ替われるものなの?
ソウル・トレインに乗ってしまったら、もう確定で戻れない!
 ===== 謎解き ===== 
アストリッドは何故死後の世界へ?
誰が連れ去った?
 ===== 不可思議 ===== 
まぁ、でしょうね。
それ以外無い。
 ===== ロマンス ===== 
アストリッド×ジェレミー(アストリッドを騙して生き返ろう目論む悪い幽霊)。
チャールズと仲良くソウル・トレインであの世へと向かうデリア。
再会出来て良かったね。
 ===== セクシー ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
一応、父も母も死んでしまったリディアだが、然程悲しそうでは無かったね。
特にデリアとの別れ際は淡白でアッサリしていた。
 ===== 感動 ===== 
実の父と再会したアストリッド。
彼が手助けしてくれたから現世へと生還で来た。
最後にはリディアとアストリッドも分かり合えた様で良かった。
尚且つ、アストリッドはイケメンと結婚&ベイビー誕生とは!
 ===== ドキュメンタリー ===== 
該当要素無し。
 ===== 歴史 ===== 
該当要素無し。
(ビートルジュースとドロレスの馴初めは、未だビートルジュースが生きている頃だから600年前?)