『おいしい給食  Road to イカメシ』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

 
鑑賞日時:令和6[2024]年5月24日[金]/8:55~10:55
映画館名:MOVIX柏の葉/シアター9
座席番号:K-12

映画館公開日:令和 6[2024]年 5月24日[金]
地上波初放送:
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/日本語版】
ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。
 
MOVIX柏の葉は初めてでは無かったが、シアター9は利用した事が無かった。
映画館へスクリーンに対して〝センター&目線の高さ〟が交差する座席を問い合わせたところK列12番との回答。
実際に鑑賞してみて〝センター感〟は申し分なかった。
〝目線の高さ感〟はスクリーンの一番下端と言った感じで、少々スクリーンも遠く(小さく)、少々迫力不足に感じた。
アスペクト比は1:1.85(アメリカンビスタ)だ。
シートの背凭れは見上げるの姿勢に苦とならないので、もう1列前でも良いかも知れない。

 

 

1989年、冬。
中学教師・甘利田幸男は、北の地に降り立った。
隠し持った真の目的はアレを味わう事。
だが赴任から一年以上経つもアレが献立に登場する事は無い。
相変わらず給食の為に学校へ行き、食のライバル粒来ケンと毎日密かに鎬を削っている。
一方、新米教師の比留川愛は甘利田に憧れを抱き、近くに居たいと願っていた。
ある日、忍川中学が給食完食のモデル校に選定される。
忍川町では町長選挙を前にして、政治利用に使われようとしていたのだ!
不穏な空気を察知した甘利田は、おいしい給食を守る為に立ち上がる!
そんな中、アレとの頂上決戦の幕が上がろうとしていた。

 

 監督 
 綾部真弥
 出演 
 市原隼人[甘利田 幸男]
 大原優乃[比留川 愛]
 田澤泰粋[粒来ケン]
 石黒 賢[等々力 宗太]
 佐藤大志[神野ゴウ]
 
 
 ===== ストーリー ===== 
コメディだがスポ根物のの様な胸アツな展開や感動的な場面も。
タイトル通りのグルメ的要素も忘れていない。
笑って泣けてお腹が空くとは良く言ったものだ。
 ===== 世界観 ===== 
まぁ、こんな〝給食バトル〟等と言うシチュエーションは流石に無いだろうなぁ。
甘利田の勤務地が北海道は函館へ。
これ迄の作品では、具体的な地域は示されていなかったが、恐らく本州(多分関東圏)から津軽海峡を飛び越し、初めて具体的な地名が登場した。
season1の常節(トコブシ)中学校にseason2の黍名子(キビナゴ)中学校と食べ物(水産物)だったが、season3の忍川(オシカワ)中学校とは何ぞや?
 ===== キャスティング ===== 
 その他のキャストの皆さん 
 六平直政[白根澤 仁]
 いとう まい子[牧野文枝]
 高畑淳子[サキ]
 小堺一機[坂爪 勲]
 
市原隼人氏は正に適役!
田澤泰粋氏もボォ~ッとしている様でそれは巧妙な演技。
ヒロインの大原優乃氏も可愛らしい。
町長役の石黒 賢氏も強かさと清潔感が両立していて良。
敵役の六平直政氏もピッタリ。
 ===== キャラクター ===== 
この作品の魅力の大勢を占めると言っても過言では無いと思う。
甘利田のキャラクター強烈過ぎる。
まさかの神野ゴウ再登場とは!
函館の甘利田の元へ黍名子中学校同窓会の知らせが届き、会場へと赴くも顔を出さずに去ろうとする。
そこへ待ち受けていたのがかつての給食バトルのライバル・神野ゴウと言った次第。
キャラクター設定がパターン化か?
甘利田とライバル生徒を中心に、ヒロイン&適役&飄々とした校長&熱血体育教師&給食のおばさん&駄菓子屋のババァと言った感じ?
 ===== 映像 ===== 
給食が美味しそう。
甘利田の食べっぷりもそう思わせるのだろう。
 ===== 音楽 ===== 
常節中学校校歌のメロディがBGMとして流れていた。
給食を当番が運ぶ時のBGMを聞いただけでお腹がグゥ~と鳴る。
 ===== 期待感 ===== 
多少、マンネリ気味かなぁ~とも思った。
これ以上シチュエーション的に発展の仕様がないとも。
でも、そのパターン化が安定的な笑いへと繋がっている。
 ===== 満足度 ===== 
今作も仕上がったぁ~♡
観終わって心は満たされたがお腹が減ってしまった。
満足感は有るが満腹感は無い・・・、当たり前か!
 
 
 ===== アクション ===== 
「頂きます。」の前、校歌斉唱中の甘利田のダンス?
必ず右手を机に殴打する。
粒来の斬新な給食の食べ方を目の当たりにした甘利田のオーバーアクション。
今作にも有りました。
酔っ払い翌日の校門前での酔拳。
相も変わらず切れっ切れでした。
 ===== SF ===== 
該当要素無し。
 ===== コメディ ===== 
コメディの主食に感動の副菜が添えられている。
確かにお笑いがメインだがそればかりでも無い。
「子供が未だ食ってる途中でしょうがぁ!」って台詞、何処かで聞いた様な?
 ===== ホラー ===== 
該当要素無し。
 ===== ショッキング ===== 
該当要素無し。
 ===== サスペンス ===== 
該当要素無し。
 ===== 謎解き ===== 
該当要素無し。
 ===== 不可思議 ===== 
該当要素無し。
 ===== ロマンス ===== 
甘利田×愛。
愛の方が甘利田の事を・・・、甘利田も満更でも無さそう。
 ===== セクシー ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
該当要素無し。
 ===== 感動 ===== 
甘利田に背中を押されて自分の父親と向き合う決心をした愛。
忍川中学校を後にする決意をする。
甘利田の一途な給食愛に感化され、本来の自分を見つめ直す等々力町長。
 ===== ドキュメンタリー ===== 
実際に提供された・・・、であろう給食メニュー。
毎日の給食をより美味しく頂く為の創意工夫は今でもどの世代でも行っていると思う。
 ===== 歴史 ===== 
1989年冬。
今から35年前で元号は平成へと代替わりした。