『劇場版シティーハンター 天使の涙-エンジェルダスト-』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

 
鑑賞日時:令和5[2023]年9月8日[金]/9:20~11:05
映画館名:TOHOシネマズ 柏/SCREEN6
座席番号:I-14

映画館公開日:令和 5[2023]年 9月 8日[金]
地上波初放送:
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/日本語版】
ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。
 
鑑賞より2週間も経過してしまっているので記憶も曖昧かも。
明日の23日[土]には2回目の鑑賞を仕事終わりにして来るので、慌てて1回目鑑賞の記事を書いた。
この日より来場特典の第2弾配布が始まるのだが、中々立地的&上映時間的に上手くマッチする映画館が無くて苦労した。
台風が接近する大雨の中観に行って来た。
足元はビショ濡れだし最悪のコンディションだったが、それでも作品鑑賞中はそんな事は愚か、日々の嫌な思いや辛い事をほんの一時だが忘れる事が出来た。
これはシリーズ化決定だと思う。
漫画原作のラストを劇場版で描き切る計画なのでは?
 
この度鑑賞した座席は過去の資料を参考に決定した。
センター感は申し分ないが、目線の高さ感は〝TOHOシネマズ〟のロゴ・マークの一行下と言った感じだったが、シートの背凭れの傾斜が浅いので少々首に違和感を覚えた。
今作はアスペクト比が1:1.85なのでスクリーンの左右が少し空白が生まれるが、もう一列後ろのJ列での鑑賞が目線の高さ的にも快適に鑑賞するのにもベストだと思う。

 

 

冴羽 獠は裏社会ナンバーワンの実力を持つ始末屋スイーパー〝シティーハンター〟。
新宿を拠点にパートナーの槇村 香と様々な依頼を受けている。
新たな依頼人は動画制作者・アンジー。
その依頼は・・・、何と逃げた猫探し!
獠はアンジーの美貌に、香は高額の報酬に胸を躍らせる。
警視庁の野上冴子は海坊主と美樹の協力を得てバイオ企業ゾルティック社の発明について捜査する。
それは謎の組織の依頼で作られた戦場の兵士を超人化する闇のテクノロジーで、かつて獠を蝕み、パートナー槇村秀幸を死に追いやった〝エンジェルダスト〟の最新型だった。
猫探しに奔走する中、アンジーの命が狙われる。
依頼の真意を語ろうとしないアンジーは動画に映る獠を見詰め、独り呟く。
「これがあなたの〝最高傑作〟なのですか?」
〝エンジェルダスト〟を求めて現れる暗殺者達。
壮絶な戦いに巻き込まれて行く獠達を遠く見つめる男。
それは獠の育ての親・海原 神・・・。
海原がその銃口を定める時、宿命の対決が始まる!

 

 監督 
 竹内一義
 こだま兼嗣(総監督)
 キャラクターデザイン 
 高橋 久美子
 北澤精吾
 出演 
 神谷 明[冴羽 獠]
 伊倉一恵[槇村 香]
 田中秀幸[槇村秀幸]
 玄田哲章[海坊主]
 小山茉美[美樹]
 一龍斎 春水[野上冴子]
 沢城みゆき[アンジー]
 関 智一[ピラルクー]
 木村 昴[エスパーダ]
 堀内賢雄[海原 神]
 
 
 ===== ストーリー ===== 
コメディとシリアスのバランスが絶妙。
前半がコメディだが後半はシリアス。
展開も違和感無く、上映開始から直ぐに作品世界へと引き込まれる没入感を味わえる。
 ===== 世界観 ===== 
原作漫画・テレビアニメはもう30年も前の世界の話なので、設定は現代に。
基本的設定は変わらないので違和感は無いが、それでも新宿駅の伝言板は流石に・・・。
〝エンジェルダスト〟も麻薬からナノマシンへと変更したのはナイス・アイディア!
ただ、原作漫画の海原 神の辺りは読んでいないので全くの未知の世界。
テレビアニメでも描かれていないと記憶している。
私にとって今作は〝最終章〟と言うよりも劇場版の〝新章突入〟と言った感が強い。
 ===== キャスティング ===== 
軌跡のオリジナル・キャスト勢揃い!
初めてアニメ化されてから30年以上も経っていれば、レギュラー声優さんのお一人やお二人は・・・、最終章の続き、急いで下さいっ!
確かにテレビアニメと聞き比べると皆さん年齢を重ねた感は否めないが、それでも人声聞けば『シティーハンター』の世界へと引き込まれる。
話題作りの為なのか、前作でもそうだったが、芸能人や局アナが今作でも何人か起用されていた。
どうでも良い事だが、話題になる程の有名人でも無いのに何で?
 ===== キャラクター ===== 
アニメーション作品に限りデザインと設定を分けて評価する。

 キャラクター部門別評価 

★★★★★★★★★★ デザイン ☆☆☆☆☆☆☆☆☆

★★★★★★★★★★ 設   定 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(評価:-5.0~+5.0/☆=0.5★=-0.5)

 ゲストキャラクター 

 ルパン三世【栗田貫一】

 次元大介【大塚明夫】

 来生 瞳(キャッツ♥アイ/来生三姉妹次女)【戸田恵子】

 来生 泪(キャッツ♥アイ/来生三姉妹長女)【深見梨加】

 来生 愛(キャッツ♥アイ/来生三姉妹三女)【坂本千夏】

 下山田 誠【桐本拓哉】

 海小坊主【北川里奈】

 

槇村復活!

しかもオリジナル・キャストで。

最期のシーンは何時観ても感動的。

刑事現役時代の冴子とのシーンも新しいカットかと。

 

ルパンと次元がカメオ出演!

しかも台詞有り。

ルパンは香と面識が有るのか?

少なくともルパンの方は香の事を知っている様子!

ルパンのセリフで「香ちゃん、仕事見付かったんだねぇ~。」からも・・・、意味深。

今後の〝最終章〟の展開に関わって来るのか!?

 

アンジーのフル・ネームは、アンジェリーナ=ドロティーヤ・オーシアヌスだが、これは誰が付けたのか?

作中のアンジーのセリフで、海原が唯一名前を付けたのは獠だけだと言っていた気がするのだが・・・?

仲間内から呼ばれる〝アノーニモ〟はスペイン語やイタリア語で〝匿名〟との意味らしい。

作中の発音はイタリア語に近い気がする。

因みに〝エスパーダ〟とはスペイン語で〝メカジキ〟と言う意味だと作品公式サイトには記載が有ったが、調べてみたら〝espada〟だと〝剣〟と言う意味で、メカジキだと〝pez espada〟なんだが・・・。

〝ピラルクー〟は世界最大の淡水魚から。

 

キャラクターデザインは前作では高橋 久美子氏と菱沼義仁氏なのに対し、高橋氏は続投なるも北澤精吾氏が新たに参加。

その為か、よりテレビアニメのキャラデザに近い気がする。

 ===== 映像 ===== 
テレビシリーズからとても画が丁寧に描かれていたが、それを踏襲していて美しい。
背景も自動車や武器等の道具類もリアル。
オープニング映像でTM NETWORK(以後:TMN)の3人らしき人物が登場する!
 ===== 音楽 ===== 
エンド・ロールで掛かる『Get Wild』は最高!
タイミングもバッチリ。
エンディング曲は今回はこれのみ。
オープニング曲はTMN描き下ろし。
これもまた、『シティーハンター』らしくてGOOD!
他にも挿入歌等もTMNが数局担当しているらしい。

 

映画館販売パンフレットに、音響監督の長崎行男氏の談話が載せられていたのだが、それが面白い。

新作を作るということで、今作では挿入歌をどうするかが課題でした。

前作『新宿プライベートアイズ』では往年の『シティーハンター』ファンに向けてTVシリーズの楽曲を多く盛り込んだので、そこでほとんど使い切ってしまい・・・・・・(笑)

(原文のそのまま参照)

正にその通りと言った感、大いに有り。

前作では、まるでミュージック・ビデオの様にテレビシリーズのオープニング・エンディング曲が〝大盤振る舞い〟だったから。

そこがまた魅力の一つだったのだが、それと同時に次回作ではどうなるのか、同じ様な構成では飽きられてしまわないかと心配になった。

 ===== 期待感 ===== 
期待しか無かった。
正直、漫画原作の〝海原 神〟辺りは読んだ事が無く、テレビシリーズでも描かれていないのでストーリー的に分からず、〝楽しさが半減〟してしまうのではないかと言う心配も有った。
まぁ、最初から2回鑑賞するつもりで居たので、ムビチケ・カードは第1弾に加えて第2弾も購入したけど。
 ===== 満足度 ===== 
満足でしかない。

ご覧くださった皆様に感謝です。

イヤなことも多い世の中ですが、この上映時間中はそれを忘れて楽しんでいただけたら嬉しく思います。

(原文のそのまま参照)

これまた映画館販売パンフレットに載せられていた原作者の北条 司氏の談話だが、これぞ正解!

鑑賞している間は日々の嫌な事や辛い事を忘れられ、観終わった後はほんの一時だけでもハッピーな気分で居られる。
 
 
 ===== アクション ===== 
後半はやはりアクション全開。
カーチェイスにバトルアクション、ガンアクション盛沢山。
獠vs.アンジーのラスト・バトルは瞬き禁止。
 ===== SF ===== 
〝エンジェルダスト〟が単なる麻薬では無く〝ナノマシン〟とされているところが近未来的。
 ===== コメディ ===== 
前半はコメディ。
香の100tハンマーや夜這い撃退のトラップも。
獠も懲りもせずにのモッコリ連発。
アバンでのキャッツ・アイとの登場での獠&海坊主のレオタード姿!
余りの変態っぷりに来生三姉妹の泪さん赤面してましたがな!
 ===== ホラー ===== 
ナノマシンにより人が人でなくなってしまう。
致命傷を負っていても尚、闘い続けられる程に人を狂わせる〝エンジェルダスト〟。
 ===== ショッキング ===== 
アンジー&獠vs.エスパーダ&ピラルクーのバトル。
体中にガラス片が突き刺さり大量出血していても平然と戦い続けるエスパーダ!
 ===== サスペンス ===== 
獠を取り巻く危機。
アンジーにもピラルクー&エスパーダにも命を狙われ襲い掛かって来られる。
海原 神がエンジェルダスト(ADM)を手に入れたら新たな犠牲者が出てしまう。
 ===== 謎解き ===== 
アンジーが獠に近付いた理由は?
何故アンジーが獠の命を狙うのか?
エンジェルダストを動かす黒幕は誰か?
 ===== 不可思議 ===== 
香の100tハンマーは何処から出て何処へ仕舞われるのでしょうか?
夜這い撃退のトラップ、どう言う仕組みとなっているのでしょうか?
後始末はどうするのでしょうか?
 ===== ロマンス ===== 
獠×香は付かず離れず。
だが、何人と言えどもその間に入り込む事は出来ない。
ピラルクーはアンジーの事が?
 ===== セクシー ===== 
お約束のアンジーのシャワーシーンだが・・・、筋骨隆々&生傷だらけでちょっとモッコリが萎えるぅ~。
香の部屋着姿は健康的なお色気で可愛かった。
冴子は大人し目だった。
キャッツ・アイの3人のレオタードは時代を感じさせるが、これはこれで良し。
 ===== 悲劇 ===== 
海原の放った〝エンジェルダスト(ADM)〟が仕込まれた弾丸を撃ち込まれアンジー。
獠をも凌駕する戦闘力を得たのだが、次第に自我を乗っ取られ戦闘マシンへ化してしまう。
 ===== 感動 ===== 
アンジーを助ける為に致命傷を避けつつ、対決を諦めさせようとする獠。
アンジーをエンジェルダストの蹂躙から解放する為に引き金を引く獠。
 ===== ドキュメンタリー ===== 
該当要素無し。
 ===== 歴史 ===== 
該当要素無し。