『シン・仮面ライダー』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

 
鑑賞日時:令和5[2023]年3月17日[金]/18:00~20:35(舞台挨拶中継含む)
映画館名:TOHOシネマズ 錦糸町(楽天地)/SCREEN9
座席番号:K-16

映画館公開日:令和 5[2023]年 3月18日[土](公式ロードショー公開日)
地上波初放送:
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/日本語版/PG-12指定】
公式ロードショー公開日前日の〝全国最速公開記念舞台挨拶全国同時生中継〟の上映回を鑑賞。
映画館窓口販売前売券無し。
 
鑑賞より17日間も経過してしまい、記憶もあやふや。
投稿を怠ってしまった・・・。
 
鑑賞料金          1,900円(TOHOシネマズのシネマイレージ・6ポイント鑑賞利用不可)
 
舞台挨拶(生中継)に要した時間はほぼ20分程度。
 
=舞台挨拶登壇者=
            池松壮亮[本郷 猛/仮面ライダー・第1バッタオーグ]
            浜辺美波[緑川ルリ子]
            柄本 佑[一文字 隼人/仮面ライダー第2号・第2バッタオーグ]
            西野七瀬[ヒロミ/ハチオーグ]
            手塚とおる[コウモリオーグ]
            塚本晋也[緑川 弘博士]
 
別に舞台挨拶(生中継)が観たかった訳では無い。
公式ロードショー公開日の前日に上映されるのがそれのみと思っていたからだ。
蓋を開けてみれば、舞台挨拶(生中継)の無い上映回も有ったのだ。
舞台挨拶(生中継)の情報がリリースされたのが作品公式サイトで日時座席指定開始が3月13日[月]の0時00分より、一方の通常上映は14日[火]のTOHOシネマズ 錦糸町の公式サイトにて。
舞台挨拶(生中継)はTOHOシネマズ・シネマイレージの6ポイント鑑賞が利用不可だったが、通常上映なら無料で観賞出来たのに。
これって後出しジャンケン・・・、いや騙し討ちだ!
 
『ウルトラマン』、『仮面ライダー』と令和の現在も続く〝日本三大特撮シリーズ(飽く迄も個人の意見です)〟であるもう一つのジャンル、〝戦隊〟シリーズが手付かずでは?
〝シン・〟シリーズがもし継続されるとしたら、庵野秀明監督の次回作は〝シン・秘密戦隊ゴレンジャー〟では?
 
本作の配給元は株式会社 東映だ。
東映配給作品はパンフレットがロードショー公開初日に完売・品切れとなった事が、過去に幾度と無く有った。
それを見越して、3月17日[金]の鑑賞日当日、昼休みに職場を抜け出してTOHOシネマズ 錦糸町(楽天地)迄パンフレットを買いに行ったのだが、販売開始が16時からとの事。
全くの無駄足だった。
後から知った事だが、その事は公式サイトにて告知されていた。
この日は16時で終業だったので、その足で真っ先に購入に向かい、無事手に入れる事は出来たのだが、鑑賞後にパンフレットが品着となっていたか否かは不明。
 
この度利用したTOHOシネマズ 錦糸町(楽天地)のSCREEN9は初めてでは無いので、過去の記録より鑑みてK列16番を選択したのだが、やはり正解だった。
過去には他の列にて鑑賞もしているが、スクリーンに対しての〝センター感&目線の高さ感〟がこれ迄以上に丁度良かった

 

 

望まぬ力を背負わされ、人でなくなった男。
与えられた幸福論に、疑問を抱いた女。
SHOCKERの手に依って高い殺傷能力を持つオーグメントと化した本郷 猛は、組織から生まれるも反旗を翻した緑川ルリ子の導きで脱走。
迫り来る刺客達との壮絶な戦いに巻き込まれて行く。
正義とは?
悪とは?
暴力の応酬に、終わりは来るのか。
力を得ても尚、〝人〟で在ろうとする本郷。
自由を得て、〝心〟を取り戻したルリ子。
運命を狂わされた二人が選ぶ道は。

 

 監督 
 庵野秀明
 出演 
 池松壮亮[本郷 猛/仮面ライダー・第1バッタオーグ]
 浜辺美波[緑川ルリ子]
 柄本 佑[一文字 隼人/仮面ライダー第2号・第2バッタオーグ]
 森山未來[緑川イチロー/仮面ライダー第0号・チョウオーグ]
 
 
 ===== ストーリー ===== 
お話としては、当時観たワクワク感は感じられない。
悲壮感とリアリティを重視する余り、ヒーロー感が感じられず。
やはり正義のヒーローが悪者をやっつける単純明快な話が観たかった。
今の世の中〝勧善懲悪〟では流行らないのか?
 ===== 世界観 ===== 
ただ〝世界征服したい〟では現代人には受けないし、納得してくれないのかな?
〝シン・〟シリーズの傾向としては、もっともらしい現代風の理論に当て嵌め、リアリティやシリアスさを加味するのがお家芸の手法と思う。
現在の時勢を反映して科学的な整合性も求めれば〝シン・〟化させる事が出来る。

S.H.O.C.K.E.R.

                 Sustainable

              Happiness

                 Organization

with

              Computalional

              Knowledge

              Embedded

              Remodeling

(訳:持続可能な幸福を目指す愛の秘密結社)

ショッカーだってただの悪の組織では居られない。

仮面ライダーへの変身も良く分からない理論で成立しているし。

 ===== キャスティング ===== 
 その他の出演 
 竹野内 豊[政府の男/立花]
 斎藤 工[情報機関の男/滝]
 手塚とおる[コウモリオーグ]
 西野七瀬[ヒロミ/ハチオーグ]
 長澤まさみ[サソリオーグ]
 本郷奏多い[カマキリ・カメレオン(K.K)オーグ]
 大森南朋[クモオーグの声]
 松坂桃李[ケイの声]
 塚本晋也[緑川 弘博士]
 松尾スズキ[SHOCKERの創設者]
 市川実日子[緑川イチローの母]
 仲村トオル[本郷 猛の父]
 安田 顕[犯人(本郷 猛の父を殺害)]
 
意外と豪華キャストだった!
エンド・ロールを観ていて初めて気付いた。
サソリオーグを演じているのを『何処のうらぶれたグラビア・アイドルか?』と思っていたら、長澤まさみ氏だった・・・、結構老けたね。
 ===== キャラクター ===== 
仮面ライダーの〝正義の味方〟感もSHOCKERの〝悪の組織〟感も薄い。
本郷 猛がヒーローらしからぬ不甲斐無い印象。
メンタルが弱過ぎる。
仮面ライダーのもっさい色調のマスク&スーツや、第2号のシルバー調でストライプが入って少しはシュッとした感じも懐かしいし、クライマックスの前座で登場する〝大量発生型相変異バッタオーグ〟もかつての〝偽仮面ライダー〟だよね?
〝立花〟と〝滝〟は『仮面ライダー』に登場した、それぞれ立花 藤兵衛【小林昭二】と滝 和也【千葉治郎】へのオマージュか?
SHOCKERの〝総統〟はAIがで、相対する敵も怪人では無く〝オーグメント(オーグ)〟と呼ばれている。
ケイは『ロボット刑事』の主役キャラのKでは?
原作者も同じ石ノ森章太郎氏だから。
緑川ルリ子と本郷 猛の自我は、仮面ライダー第2号が受け継いだマスクの中に保存されていると言う解釈で宜しい?
 ===== 映像 ===== 
仮面ライダーがSHOCKER戦闘員(と言うかは不明)の頭を蹴り潰すし血飛沫ドバッの映像は、そりゃあPG-12指定にもなるわ!
平成・令和の〝ライダー・シリーズ〟しか知らないお友達には刺激が強過ぎてトラウマになってしまうのでは?
サイクロン号がトランスフォームし、排気管を巧みに動かして宙を舞う!
6本の排気管は伊達じゃない!
サイクロン号が〝一人〟で後を付いて来る姿はちょっと可愛かった。
仮面ライダーの意思を継ぎ、新しい仮面ライダー第2号となったサイクロン号はカッコ良かった!
SHOCKERのオーグメントが倒され死ぬと泡となって消えるのは『仮面ライダー』でもそうだった。
マスク越しに〝ブハッ〟と吐血する仮面ライダーにはちょっと笑った。
 ===== 音楽 ===== 
エンディング曲は『仮面ライダー』のオープニング曲である『レッツゴー!!ライダーキック』のオリジナル音源では?
歌っていたのが子門真人氏だと記憶していたのだが、エンド・ロールには〝藤 浩一〟とあった。
後で調べて分かった事だが、これは子門真人を名乗る前の名だそうだ。
 
ケイの台詞で、英単語だけネイティブな発音なのがちょっと笑えた。
 ===== 期待感 ===== 
子供の頃は『ウルトラマン』より『仮面ライダー』の方が好きだったのだが、大人になって逆転した。
〝シン・〟化で、また小難しい理論や設定で話が分かり辛いのではと。
 ===== 満足度 ===== 
まぁ、一アクション作品としては面白かったが、やはり思い描いていた仮面ライダーの〝ヒーロー感〟をもっと描いて欲しかった。
全体的に悲壮感が漂うので、観終わった後に気分が晴れない。
 
 
 ===== アクション ===== 
時代は変わっても〝特撮ヒーロー〟だからねぇ、仮面ライダーは。
高高度での空中戦紛いの戦闘が目立った。
 ===== SF ===== 
本郷 猛が仮面ライダーへと変身する理論やSHOCKERのオーグメント達を昆虫と融合させる技術等を科学的に裏付けようとしている。
但し、さっぱり理解出来無い。
SHOCKERの、所謂『仮面ライダー』での〝総統〟に相当するのがAIとは現代風?
緑川ルリ子の正体は〝生体電算機〟との事。
 ===== コメディ ===== 
該当要素無し。
 ===== ホラー ===== 
何か良く分からん理屈で人類を淘汰しようとしているSHOCKERの存在が不気味。
 ===== ショッキング ===== 
仮面ライダーがSHOCKER戦闘員頭を蹴り潰す!
いくら力が制御出来無いからと言って、血飛沫が舞い手が血みどろの仮面ライダー何て平成・令和の仮面ライダーしか知らない子供達には刺激が強しぐないか?
 ===== サスペンス ===== 
仮面ライダー×オーグメントのバトル。
特に終盤のダブル仮面ライダー×大量発生型相変異バッタオーグ11体とのバトルは圧巻。
バイク・チェイスも大きな見所の一つ。
 ===== 謎解き ===== 
自分は何者なのか、手に入れた力に苦悩する本郷 猛。
SHOCKERとは?
その目的とは何なのか?
 ===== 不可思議 ===== 
本郷 猛から仮面ライダーへと変身するのは当然だが、それが科学と言うよりも〝ファンタジー〟に思える。
様々なもっともらしくリアリティに満ちた理論を提唱しても。
 ===== ロマンス ===== 
該当要素無し。
 ===== セクシー ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
自らの意志とは関係無く、バッタオーグとして改造(作中でそう表現しなかった様な気もする)されてしまった本郷 猛。
ヒロインである緑川ルリ子はカマキリ・カメレオン(K.K)オーグの手に掛かって命を落とす。
本郷 猛もその肉体を失うが、自我はどうやら仮面ライダー第2号に受け継がれたマスクの中へと移植された様だ。
本郷 猛も一文字 隼人も過去に辛い記憶を封印している。
 ===== 感動 ===== 
該当要素無し。
 ===== ドキュメンタリー ===== 
該当要素無し。
 ===== 歴史 ===== 
該当要素無し。