鑑賞日時:令和5[2023]年1月24日[火]18:15~20:27(舞台挨拶の時間を含む)
映画館名:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ/SCREEN7
座席番号:J-20
映画館公開日:令和 5[2023]年 1月24日[火]
地上波初放送:
映画館名:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ/SCREEN7
座席番号:J-20
映画館公開日:令和 5[2023]年 1月24日[火]
地上波初放送:
この先ネタバレの可能性有り
【2D版/日本語版/TCX】
パンフレット無し。
2023年の〝映画始め〟作品として良いのか?
今年初めて映画館で見る作品だが、劇場公開用に制作された訳では無いからなぁ・・・。
鑑賞より12日間も経過しているので記憶も曖昧。
AmazonのPrim Videoにて1月27日[土]より〝世界独占配信〟される作品の舞台挨拶付きジャパンプレミア(先行上映)を鑑賞。
本編上映前に、キャスト&制作陣による舞台挨拶が執り行われたのだが、これが余計で不要。
30分以上時間を浪費し、このせいで鑑賞料金もバカ高くなってのかと思うと腹立たしい。
登壇者
瀬下寛之(監督)
栗田貫一[ルパン三世]
戸田恵子[来生 瞳]
森三中(ゲスト)
サッシャ(司会)
もう一人の監督である静野孔文氏も登壇予定だったのだが体調不良で欠席し、メッセージだけ読み上げられていた。
森三中の3人は過去に出演したパチンコのCMで扮装したキャッツ・アイの姿で登場したが、これも好きな作品をバカにされている様で腹立たしい。
舞台挨拶は終わっても未だ続く。
その後は、一旦退場したキャスト&監督が再登壇し、各メディアに因る写真&動画撮影だ。
そこでも10分以上時間を浪費した。
上映時間が正味92分なのに、TOHOシネマズ 六本木ヒルズのサイトでは18時15分~20時27分となっていたのはそのせいか!
『ルパン三世』アニメ化50周年&『キャッツ・アイ』原作連載40周年を記念した作品との事。
スクリーン内を見回すと、客層としては、やはり年配層が多かった気がした。
リアルタイムで『キャッツ・アイ』の漫画連載を読んでいるとしたら、それなりの年齢にはなっているだろう。
もし叶うなら、今度は『ルパン三世vsシティーハンター』を観てみたい。
でもそうなると、主役はルパン三世では無く次元大介になりそうだ。
『劇場版シティーハンター 新宿プライベートアイズ』にはキャッツ・アイが登場し、続いて本作と来れば強ち無い話しでも無いのでは?
鑑賞料金 2,500円
プレミア ボックス シート料金 1,000円
───────────────────────────────
3,500円(消費税込)
チケットは全席指定で〝ぴあ〟にて先行販売されてた。
〝抽選〟制で申し込んだが外れた。
再度ぴあのサイトを見ると〝リセール〟と言う、当選したが手放しが座席の再販が有ったが、こればスクリーンに対して〝最端〟や後ろだったりと碌な座席では無かった。
そこでTOHOシネマズ 六本木ヒルズのサイトを見ると、当日券の販売が有るではないか!
即、申し込み無事Get出来た次第だが、解せない。
チケットをGetしたのが令和5[2023]年1月20日[金]、ジャパンプレミアが24日[火]だ。
TOHOシネマズ・シネマイレージ会員だと3日前の21時00分よりネット予約できるのだが、そうすると21日[土]になる筈。
もし20日[土]にTOHOシネマズ 六本木ヒルズのサイトをチェックしていなければチケットをGet出来ていなかったかとそう思うと、超ラッキーだったと今になって思う。
20日[金]の20時頃は、未だプレミアム ボックス シートにも空席が有ったが24日[火]の鑑賞当日は全席埋まっていた。
ぴあからの購入の場合、料金は以下の通り。
チケット料金 2,500円
システム利用料 220円
発券手数料 110円
────────────────────────────
2,830円(消費税込)
TOHOシネマズ鑑賞料金 -3,500円(消費税込)
────────────────────────────
-670円(消費税込)
差額が▲670円だったら、下手に端っこで観るより余程良い。
シートも座り心地は良いし荷物置き場も有り、隣りとは簡易パーティションで仕切られているので、ちょっとしたプライベート空間と言った感じだ。
この度利用したTOHOシネマズ 六本木ヒルズは初めてだった。
事前にSCREEN7のスクリーンに対して〝センター&目線の高さ〟を問い合わせた所、L列26番と事。
このスクリーンは余り奥行きが無い様で、それを踏まえてプレミアム ボックス シートの3列有る内の最後列を選択したが正解だった。
それでも少し前かなと言う感じだった。
追加料金の掛からない座席ならその後ろのM列が〝目線の高さ〟感はベストかも知れない。
1981年、東京。
昼は喫茶店を営み、夜は怪盗キャッツ・アイとして世間を騒がす美人三姉妹、瞳・泪・愛は、美術展から一枚の絵画を盗み出す。
同じ頃東京に現れた、神出鬼没の大泥棒・ルパン三世。
彼もまたとある武装組織を出し抜き、絵画を盗む事に成功した。
両者が盗んだ絵はどちらも、画家ミケール・ハインツの描いた作品、三連作『花束と少女』の一枚。
キャッツ三姉妹にとっては、父であるハインツの消息を掴む為の重要な手掛かり。
伝説的な泥棒の〝獲物〟が自分達と同じであると知った彼女達は、その眼差しに美しい闘志を宿す・・・。
監督
静野孔文
瀬下寛之
キャラクターデザイン
中田春彌
山中純子
出演 栗田貫一[ルパン三世]
大塚明夫[次元大介]
浪川大輔[石川五ェ門]
沢城みゆき[峰 不二子]
山寺宏一[銭形警部]
戸田恵子[来生 瞳]
深見梨加[来生 泪]
坂本千夏[来生 愛]
安原義人[内海俊夫]
===== ストーリー =====
それ程複雑では無く、ルパン三世のテレビ・スペシャルでも良く有りがちなストーリー。
気軽にアクション&サスペンスを楽しめる。
『キャッツ・アイ』の原作漫画だったかアニメに、来生 愛が主役で、自分が産まれる前のハインツとの思い出を描いたエピソードを思い起こす。
その作品は確か、ハインツの声を録音したレコードがターゲットだった気がする。
タイトルに〝vs〟と対決感を煽るが、それはルパンとキャッツ・アイが同じ獲物を狙っていると言う趣旨で、実際に物語後半では互いに協力し合っている・・・、と言うかルパンがキャッツ・アイを護っている感じ。
昔よく有った、『マジンガーZ対デビルマン』とか『グレートマジンガー対ゲッターロボ』的な。
===== 世界観 =====
ルパン三世の世界にキャッツ・アイが登場したと言う感じ。
ミケール・ハインツとルパン三世が面識が有り、かつて手を組んでいたと言うのは後付け感は否めないが上手いやり方。
ナチスの財宝とか〝手にした者に栄光を齎す謎の石(フォルトゥナの石)〟とか、少々〝手垢塗れ〟感は否めないが、『ルパン三世』の作品では良く登場する設定かと。
『インディージョーンズ』みたいかも。
実際、『キャッツ・アイ』の原作者である北条 司氏が、『ルパン三世』の原作者であるモンキーパンチ氏へ敬意を込める意味でそうする様に制作陣に依頼したと何処かの何かのメディアで見た気がする。
作品自体の時代設定は1981なので、登場するアイテム等も懐かしい。
携帯電話も当時はあんなんだったんだな・・・、ショルダーホンの次位の漸く片手で持てる様になった奴。
来生三姉妹が乗るポルシェ928も、何もかも皆懐かしい・・・。
それにしてもキャッツ・アイ程の〝広域連続窃盗犯〟の捜査を何故〝一所轄署(犬鳴署)〟が担当してるの?
キャッツ・アイの拙い変装にも気づかない何て無能過ぎでしょ!
===== キャスティング =====
その他の出演
東地宏樹[デニス・キルヒマン]
銀河万丈[ハインリッヒ・ベルガー(偽)/ミケール・ハインツ]
菅生隆之[ハインリッヒ・ベルガー(真)]
麦人[永石]
泪役は『劇場版シティーハンター 新宿プライベートアイズ』の時の戸田恵子氏の瞳との兼役よりは遥かに良い。
永石氏も配役復活で何より。
坂本千夏氏は年齢を重ねた感が否めないのは残念だがアニメ・キャラクターは歳を取らないから・・・、これが残酷な現実。
===== キャラクター =====
アニメーション作品のみデザインと設定を分けて評価する。
部門別評価
デザイン:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
設 定 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(評価:-5.0~+5.0/☆=0.5)
〝CG感〟が拭い切れないのが残念。
建物や車等は良いのだが、事、人物となると違和感を覚える。
ルパンは〝生え際&眉毛剃り込み(みたいに見えて)〟で昭和のヤンキーみたい。
次元も〝顎髭〟が気に食わない。
髭が唇迄届いていてはダメだ!
設定はこれだけの大看板キャラクターなだけに、そうそう変更する事も出来ないだろうから、以前より知っているキャラクターとして矛盾を感じない。
銭形警部が余り活躍していない気がする。
帽子にも違和感を感じた。
〝中折れ帽〟では無くて〝サファリハット〟っぽく見える。
ストーリー的にも余りか絡んでいない感じ。
内海敏夫も影が薄い。
不二子はルパン達を躍らせておいて、別の獲物を掻っ攫うのは通常営業かも!?
後で知った事だが、作中に『シティーハンター』の冴羽 獠がカメオ出演していたらしい!?
気付かなかった!
ベルガー(偽)が黒幕だと言う事はバレバレ。
変声機で声を変えていたらしいが、それってネクタイだったのかな?
『名探偵コナン』かっ!
===== 映像 =====
映画館の大スクリーンで観賞したから良かったが、配信を観たら普通のテレビ・スペシャルと変わらないのだろう。
よりキャラクターの〝CG感〟が際立ったかも知れない。
===== 音楽 =====
エンディング曲は『CAT’S EYE 2023』で歌うはテレビ・シリーズ第1期のオープニング曲を担当した杏里氏だが、歌い方が変わってしまって違和感は否めない。
オープニング曲は『ルパン三世』がメインだったかな・・・、思い出せない。
===== 期待感 =====
兼ねてより大好きな作品&キャラクターの競演と来れば、期待しない方が可笑しい。
ただ、ビッグ・ネーム同士をぶつけて、世界観やキャラクターデザインが整合するのか一抹の不安も有った。
===== 満足度 =====
ストーリー的には少々〝在り来たり感〟は否めず淡白だったかなとも思われるが、ルパン三世とキャッツ・アイが同じスクリーン内で観られるだけでも一見の価値有り!
まぁ、映画館の大スクリーンで観たからそう思えるのかも。
===== アクション =====
ほぼ全編に於いてアクション・シーン満載。
『ルパン三世』にしても『キャッツ・アイ』にしてもその系統の作品だから当然。
===== SF =====
キャッツ・アイの愛が造るギミック。
時代設定は1981年だが現代でも十分未来的。
===== コメディ =====
両作品共、これまたこの色合いが濃い作品。
今作でも当然、所々にユーモラスなシーンが散りばめられている。
===== ホラー =====
該当要素無し。
===== ショッキング =====
該当要素無し。
敢えて言えば、ルパンがやたらと銃撃されて血塗れ!
===== サスペンス =====
特に忍び込み盗むシーンや逃走&チェイス・シーンでは手に汗握る。
===== 謎解き =====
来生三姉妹(キャッツ・アイ)の父親であるミケール・ハインツは今何処にいるのか?
無事で居るのか?
それならば何故身を隠さなくてはならないのか?
ルパンとキャッツ・アイとの関係は?
何故『花束と少女』三連作なのか、また、キャッツ・アイ以外にも他の2枚をルパン三世と武器商人が狙う理由は?
===== 不可思議 =====
〝フォルトゥナの石〟の、持つ者に栄光を齎すと言う不思議な力。
===== ロマンス =====
瞳×俊夫のイチャラブ♡。
===== セクシー =====
該当要素無し。
キャッツ・アイの泥棒装束も今一だったなぁ。
不二子もセクシー・シーン皆無。
===== 悲劇 =====
行方不明な父・ミケール・ハインツの手掛かりを得る為、彼の作品を盗み続ける来生三姉妹。
産まれる前に行方不明となってしまったので、唯一、父の温もりを知らない末妹の愛。
===== 感動 =====
ルパン一味とキャッツ・アイの見事な連携プレイ。
お互いを信頼し合っているからこそ。
最後は〝大泥棒〟の貫禄を見せ付け、『花束と少女』三連作を来生三姉妹に贈るルパン。
===== ドキュメンタリー =====
該当要素無し。
===== 歴史 =====
今を遡る事42年前の1981年の東京やパリが舞台。