『シン・ウルトラマン』 | 狂気と正気の狭間

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鑑賞日時:令和4[2022]年5月13日[金]/14:30~16:35
映画館名:TOHOシネマズ 錦糸町(オリナス)/SCREEN2
座席番号:L-16

映画館公開日:令和 4[2022]年 5月13日[金]
地上波初放送:
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/日本語版】
ロードショー公開初日&3回目上映回を鑑賞。
 
鑑賞より19日も経過してしまい、記憶も曖昧だ。
 
果たして〝シン〟の意味合いは〝新〟なのか〝真〟なのか?
何か〝過去作〟の設定を今風にしてリアリティを盛ればどんな作品でも〝『シン・××』化〟出来るんじゃ?
昔のご都合主義的な科学技術にツッコミを入れ(是正)て。
余談だが、庵野秀明氏の次回作(予定)は『シン・仮面ライダー』だそうな。
同じ法則から言うとショッカーの〝禍威人(カイジン)〟となるのかな?
どちらかと言うと『シン・ウルトラセブン』が観てみたいな。
 
本作に先立ち『劇場版おいしい給食 卒業』を観た。
TOHOシネマズ 錦糸町(オリナス)は何度か利用しているがSCREEN2は初めてだったので、映画館にスクリーンに対して〝センター&目線の高さ〟が大体交差する座席を問い合わせた結果L列16番との事だった。
実査に鑑賞しての感想は・・・、時間が立ち過ぎて忘れた!

 

 

次々と巨大不明生物〝禍威獣(カイジュウ)〟が現われ、その存在が日常となった日本。
通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、〝禍威獣特設対策室専従班〟通称〝禍特対(カトクタイ)〟を設立。
班長・田村君男、作戦立案担当官・神永新二、非粒子物理学者・滝明久、汎用生物学者・船縁由美が選ばれ、任務に当たっていた。
禍威獣の危機が迫る中、大気圏外から突如現われた銀色の巨人。
禍特対には、巨人対策の為に分析官・浅見弘子が新たに配属され、神永とバディを組む事に。
浅見に因る報告書に掛かれていたのは・・・〝ウルトラマン(仮称)、正体不明〟。

 

 監督 
 樋口真嗣
 尾上克郎(准監督)
 驫木一騎(副監督)
 出演 
 斎藤 工[神永新二]
 長澤まさみ[浅見弘子]
 有岡大貴[滝 明久]
 早見あかり[船縁由美]
 西島秀俊[田村君男]
 
 
 ===== ストーリー ===== 
リアリティを前面に押し出して今現在の世相にマッチしている反面、ウルトラマンに〝ヒーロー感〟が希薄。
そのせいもあり、観ていいてどうしてもワクワク感が得られない。
テレビ版『ウルトラマン』を期待して観に行くと物足りなさを感じてしまうかも。
決して面白く無い訳では無く、テレビ版を観ていた世代も全く観た事の無い人でも楽しめるが、ただ、子供向けと言うよりは大人向け(R指定では無いよ!)。
 ===== 設定 ===== 
異星人(宇宙人)の事を本作では〝外星人〟とし、怪獣は〝禍威獣〟、科学特捜隊(科特隊)は〝禍威獣特設対策室(禍特対)〟と設定変更されている。
禍威獣は古代より地球に存在した〝生物兵器〟なのだそう。
ウルトラマンが現れる以前より禍特対は自衛隊と連携して禍威獣を駆除しているのだから大した物だ。
クライマックスでウルトラマンが助かるか否かの理論は難し過ぎて理解出来無いので、その辺で少々感情移入が解かれてしまう感有り。
それにしても、自分達に都合が悪いからって地球をゴト滅ぼそうとする何て、〝光の星〟は惨い!
ゾーフィはその執行者でゼットンは〝天体制圧用最終兵器〟との事。
 ===== キャスティング ===== 
髙橋一生氏がキャスティングされているが、これは恐らくウルトラマン当人(名前=リピiア)だったと思う・・・、映画館販売パンフレットに役名の記載が無い。
他にも、津田 健次郎氏[ザラブ(声)]、山本耕史氏[メフィラス]、山寺宏一[ゾーフィ(声)]、田中哲司氏[宗像竜彦]で登場。
総理大臣始め閣僚・官僚のキャスティングは如何にもこんな人居そうと言った感じで見事。
 ===== キャラクター ===== 
ウルトラマンの〝メタル感〟パネェ。
『ターミネーター2』のT-1000を彷彿とさせるツルピカ感。
周りの風景映るよ、きっと。
マスクの目の部分の〝覗き穴〟も背中の〝ファスナー隠しの背ビレ〟もCGだから当然無し。
カラータイマーも無い。
その代わりなのか、ウルトラマンの身体の模様(?)の色が、銀→赤→青へと変化する?
所で、ウルトラマンのあの容姿は〝着衣〟なの〝全裸〟なの?
全裸だとしたら模様は刺青?
メフィラスはどうして〝半身〟でペラペラで中身が無いの?
観た人じゃないと言っている意味が分からないだろうなぁ。
結局、ウルトラマンと神永はどうなったの?
 ===== 映像 ===== 
冒頭の禍威獣の名前等の〝字幕〟が長くて難しいワードなのに表示されている時間が短くて読み切れない!
CG全盛。
着ぐるみは滅び、特撮文化は最早古き良きノスタルジーの世界。
スペシウム光線や八つ裂き光輪の特撮が〝昭和チックなチープ感〟は狙い?
それこそCG全盛のこのご時世に?
 ===== 音楽 ===== 
ウルトラマンの「シュワッチ!」とか、全く声を発しない。
飛行する時も無音。
何か味気無い。
ゼットンの「ゼットン!」の声(効果音)は、テレビ版オリジナルの音源なのでは?
エンディング曲は有名アーティストだが、興味が無いので余り記憶に無い。
 ===== 期待感 ===== 
『シン・××』の法則からして『シン・ゴジラ』の様に、リアリティを追求した設定となっているだろうと期待した。
ただ、テレビ版『ウルトラマン』には然程思い入れも無い。
 ===== 満足度 ===== 
特撮ヒーローを期待していたので肩透かし感が・・・、そこの所がどうしても引っ掛かる。
 
 
 ===== アクション ===== 

ウルトラマンと禍威獣や巨大化した外星人との〝ウルトラ・ファイト〟。

禍特対のメンバーも結構アクティブ。

 ===== SF ===== 
地球外知的生命体との遭遇だから。
地球側の兵力が、特別なSF的兵器は登場しない。
その分、現行の自衛隊兵力と言うのがリアル?
 ===== コメディ ===== 
禍特対メンバーの挙動がコミカル。
巨大化した浅見のシーンは何故か笑える。
 ===== ホラー ===== 
該当要素無し。
 ===== グロテスク ===== 
該当要素無し。
 ===== サスペンス ===== 
ウルトラマンと禍威獣とのファイトには手に汗握る。
カウント・ダウンが始まり、地球人類滅亡の時が刻一刻と迫り来る。
 ===== 謎解き ===== 
次々と現れる禍威獣は何故現れる?
しかも日本にしか出現しないそうな!
外星人の目的は?
銀色の巨人は敵か味方か?
 ===== 不可思議 ===== 
謎の銀色の外星人とか禍威獣とか、SF的だけど少々ファンタージ色が有る。
 ===== ラヴ ===== 
該当要素無し。
 ===== エロス ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
ウルトラマン降着時の衝撃波に因り飛んで来た岩から子供を庇って命を落とした神永。
だが、それがウルトラマンが地球人へ興味を持つ切っ掛けとなり、一体化して地球を守る事となる。
 ===== 感動 ===== 
地球人の可能性を信じ、ゾーフィの〝地球人類を地球ごと滅却計画(と言うかは知らないが。)〟を身を挺して阻止しようとするウルトラマン。
勝ち目は無いと知りつつもゼットンに挑む。
 ===== ドキュメンタリー ===== 
防衛省の全面協力で、陸上自衛隊や海上自衛隊迄もが登場する。
 ===== 歴史 ===== 
該当要素無し。