鑑賞日時:令和4[2022]年1月20日[木]/17:30~19:25
映画館名:TOHOシネマズ 錦糸町(オリナス)/SCREEN6
座席番号:E-10(※)
映画館公開日:令和 4[2022]年 1月14日[金]
地上波初放送:
映画館名:TOHOシネマズ 錦糸町(オリナス)/SCREEN6
座席番号:E-10(※)
映画館公開日:令和 4[2022]年 1月14日[金]
地上波初放送:
アメリカ、テキサス。
ロデオ界のスターだったマイクは落馬事故以来、数々の試練を乗り越えながら、孤独な独り暮らしを送っていた。
そんなある日、元雇い主から、別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォをメキシコから連れ戻してくれと依頼される。
犯罪スレスレの誘拐の仕事。それでも、元雇い主に恩義があるマイクは引き受けた。
男遊びに夢中な母に愛想をつかし、闘鶏用のニワトリとストリートで生きていたラフォはマイクと共に米国境への旅を始める。
そんな彼らに迫るメキシコ警察や、ラフォの母が放った追手。
先に進むべきか、留まるべきか?
今、マイクは少年と共に、人生の岐路に立たされる・・・ 。
監督
クリント・イーストウッド
出演
出演
クリント・イーストウッド[マイク・マイロ]
エドゥアルド・ミネット[ラフォ]
ナタリア・トラヴェン[マルタ]
ホラシオ・ガルシア=ロハス[アウレリオ]
ドワイト・ヨーカム[ハワード・ポルク]
フェルナンダ・ウレホラ[レタ]
この先ネタバレの可能性有り
【2D版/字幕版】来場特典無し。クリント・イーストウッド氏の監督デヴュー50周年&40作品記念作品。監督&主演作品は平成31[2019]年鑑賞の『運び屋』以来。失礼な話しだがイーストウッド氏も齢91歳。毎作品〝これが最後(遺作)〟と言う気持ちで観賞している・・・。本作は平日の業務終業後に勤務先の最寄りの映画館で観賞した。通常ならロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞するのだが、来場特典も無いし休日に態々出向いて行くのが面倒になりそうした。心配だったのはパンフレットが売り切れないかと言う事だったが、公開1週間目でもその心配は無かった。私が鑑賞した上映回の来場客数は10名にも達していなかった。この度利用したTOHOシネマズ 錦糸町(オリナス)は何度と無く来ているが、SCREEN6は初めてだった。事前に映画館側へスクリーンに対して〝センター&目線の高さ〟が交差する座席を問い合わせた。所が対応した映画館係員が要領を得ない奴で何ともハッキリしないが、取り敢えずE列10番との回答を得た。(※)実際にSCREEN内で座って見るとかなり見上げる感じ。見た所来場客は少なく席も空いていたので2列後ろの席(G列10番)へと移動した。予告編が終わり本編上映開始直前に2人連れの来たかと思うとG列10番を選択した方々だった。謝罪し左隣り(9番)へと移動したのだが幸い大きなトラブルにはならず、彼等は一席空けてG列11・12番へ着席した。結果的にスクリーンに対して〝センター&目線の高さ〟が交差する座席はG列10番だと反映した。センターはスクリーンに映し出される〝◎TOHO CINEMAS〟のロゴの〝C〟が正面に見えたし、目線の高さも頭をシートのヘッドレストに付けて丁度だった。本編上映前の幕間に上映される映像に出演する女性タレントが、山﨑紘奈氏から福本莉子氏へと代わっていた。そう言えば昨年の内に交代する旨のニュースを見た。
===== ストーリー =====
少年と老人のロードムービー。
親の愛を知らず孤独に生きる少年と全てを失い無為に生きる老人が、一緒に旅をする事により絆を深め大切な物を取り戻す。
派手さは無いが淡々と物語が進行するのでジワジワと心情に染みて来る。
===== 設定 =====
時代は1980年だが、余りそれらは意識させない。
今現在でもアメリカ田舎町やメキシコではこの映画の様な情景が見られそう・・・、言った事無いから分からないけど。
日常系と言うジャンル分けでしょうか。
===== キャラクター =====
ヒーローは登場しない。
日常を慎ましく生きる市井の人々。
メインは孤独な者同士の少年と老人、それに闘鶏。
この闘鶏の名前が〝マッチョ〟だが、タイトルは〝闘鶏が鳴く〟と言う意味?
ある意味この闘鶏、良い味出している。
〝演技〟も上手いし。
===== キャスティング =====
クリント・イーストウッド氏以外知らない。
イーストウッド氏は近年、この手の孤独な老人役が多い気がする。
年相応と言えばそれ迄だが、ご本人も〝老い〟を自然に受け入れて演技に生かしている事が強みになっているのでは?
マッチョの演技が宗悦!
闘鶏が11羽用意された様だが、それぞれ得意演技が有るのだそう。(映画館販売パンフレットより)
===== 映像 =====
時代設定は40年以上前の筈なのに、現在と変わらない気がする。
アメリカ南西部やメキシコ辺りでは今でもこの様な情景が見られそう。
ロードムービー特有の車の外をゆっくりと風景が流れて行く様子を観ていると心が和む。
夜、薪を囲んで野営する様等丸で西部劇。
マイクの格好もそれっぽいし。
===== 音楽 =====
主題歌、BGM共にカントリー・ミュージック(調?)が映像ともマッチしていた。
余談だがハワード・ポルク役のドワイト・ヨーカム氏はカントリー歌手でもあるのだそう。
===== 期待感 =====
〝クリント・イーストウッド氏をスクリーン観る最後の機会〟の積もりで観に行きました・・・、失礼っ!
正直、派手なアクション・シーンも無い〝枯れた老人の物語〟なのだろうなと言う気がしていた。
先述の通り、何と無く〝義務感〟の様な気持ちで観賞に至った。
ロードショー公開が近くなっても鑑賞するかどうか迷っていて、ムビチケ・カードを買ったのも差し迫ってから。
===== 満足度 =====
心が落ち着く。
穏やかな時間を過ごす事が出来た。
===== アクション =====
暴れ馬を乗りこなすシーン。
まぁ、イーストウッド氏では無くスタントマンが代役を務めているのだろうが、それでも躍動感溢れる一場面。
日本なら周囲が免許返納を騒ぎ出す年齢でも車を運転し、追っ手とのカーチェイスをも演じてしまう。
===== SF =====
該当要素無し。
===== コメディ =====
マイクのウィットに富んだ言葉。
マイクとラフォとの会話は噛み合っている様ないない様なで滑稽。
===== ホラー =====
該当要素無し。
===== グロテスク =====
該当要素無し。
===== サスペンス =====
ラフォの母親が差し向けた追っ手が、メキシコの警察が2人の直ぐ傍迄迫って来る。
ちょっとしたカーチェイスも。
===== 謎解き =====
該当要素無し。
===== 不可思議 =====
該当要素無し。
===== ラヴ =====
マイクとマルタにラフォとマルタの孫娘。
イーストウッド氏の映画作品には必ず主人公との恋愛が盛り込まれると記憶している。
===== エロス =====
該当要素無し。
===== 悲劇 =====
母親から見捨てられ、ストレートで生きる事を選択したラフォ。
父親もただ純粋に彼に会いたい訳では無く、裏には母親との金銭的な思惑が隠されていた事をしったラフォの気持ちは察して余りある。
===== 感動 =====
最初はマイクに対して反発していたラフォだが、次第に心を開き理解し合い友情と絆で結ばれる。
ラフォがマイクとの旅を通じて大人へと成長して行く様が丁寧に描かれている。
===== ドキュメンタリー =====
該当要素無し。
===== 歴史 =====
1980年が舞台の物語。