鑑賞日時:令和4[2022]年1月7日[金]/11:35~13:30
映画館名:MOVIX亀有/シアター1
座席番号:G-10
映画館公開日:令和 4[2022]年 1月 7日[金]
地上波初放送:
映画館名:MOVIX亀有/シアター1
座席番号:G-10
映画館公開日:令和 4[2022]年 1月 7日[金]
地上波初放送:
◆エピソード1「サンダーバード登場」
国際救助隊が本格始動する少し前、ジェフ・トレーシーに招待されたレディ・ペネロープは、執事のパーカーと共に、太平洋上の秘密の場所にある美しい島〝トレーシー・アイランド〟に到着。島に隠された驚くべき技術とサンダーバード1号から5号を目にする。
エージェントとして大きな秘密を共有したペネロープが加わる事で、国際救助隊は遂に本格稼働をスタートさせる。
◆エピソード2「雪男の恐怖」
ウラン工場が爆破され炎上する事件が発生。
同じ頃、国際救助隊はエベレストで雪男に襲撃され救助を請う通信をキャッチして、ペネロープに調査を依頼。
ペネロープはスキーコプターに乗り込んでパーカーと共に現場に向かうが、この事件には国際救助隊の宿敵のフッドに因って罠が仕組まれていた。
フッドの手に落ちるパーカー、一人で雪深い場所に取り残されるペネロープは危機を脱する事が出来るのだろうか?
◆エピソード3「大豪邸、襲撃」
イギリスの大邸宅に忍び込み、貴重品を奪っては屋敷を爆破する連続強盗事件が発生。
次に自分の屋敷がターゲットとなる事を予見したペネロープは、わざと屋敷を留守にして、犯人達を呼び寄せる作戦を決行するが、犯人達に見付かり気を失ってしまう。
仕掛けられた爆発の時間が迫る中、国際救助隊はペネロープを救い出す事が出来るのだろうか?
監督
ジャスティン・T・リー(第1話)
スティーブン・ラリビエー(第2話)
デイヴィッド・エリオット(第3話)
出演
出演
満島ひかり[ペネロープ・クレイトン=ワード]
井上和彦[アロイシャス・パーカー]
大塚芳忠[ジェフ・トレーシー]
森川智之[スコット・トレーシー]
日野 聡[バージル・トレーシー]
江口拓也[ゴードン・トレーシー]
櫻井孝宏[ジョン・トレーシー]
堀内賢雄[ブレインズ]
立木文彦[フッド]
この先ネタバレの可能性有り
同時上映:『ネビュラ75 特別版』【2D版/日本語版】ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。令和4[2022]年、今年の〝映画始め〟の作品だ。翌日よりネット配信が始まるとの事。この度訪れたMOVIX亀有は初めてでは無いがシアター1は利用した事が無かったので、映画館側へスクリーンに対して〝センターと目線の高さ〟が交差する座席判後を問い合わせた所G列10番との事だった。実際に鑑賞してみると、先ず〝センター感〟は問題無かったが、気のせいか左隣りの9番の方がセンターの様な気がした。〝目線の高さ感〟はシートのヘッドレストに後頭部を付けて少し見上げる感じだった。ただこのシアター1はG列の後ろには後2列と通路を挟んで1列しか無い。
===== ストーリー =====
3話のオムニバス形式。
イギリスで放送当時の音声ドラマのシナリオを実写化した。
3話共、大災害等のレスキューの話では無かったのが残念。
確かに半世紀前の世情等々現在ではそぐわない点も有るとは思うが、やはり子供の頃観たインパクトが強いせいか気持ちが一気に往時に引き戻されるので全く違和感を覚えない。
===== 設定 =====
やはり現在の科学技術等と比較してしまえば多少の整合性の欠如が感じられても仕方ない事だし、特撮技術の向上に因るリアリティとは懸け離れているかも知れ無いが、何故だかそんな事は鑑賞すると吹っ飛ぶ。
〝カウントダウンのオープン・シークェンス〟から始まるかとばかり思い込んでいたので、〝前説的(舞台裏)映像〟からだったので期待を裏切られた!
ペネロープが乗る〝FAB1〟のFABとは〝FEDERAL AGENT BUREAU(欧州諜報組織)〟の略なんだそう。(映画館販売パンフレットより)
それとFAB1は国際救助隊に加わる前から乗っていた事が「サンダーバード登場」で判明する。
このエピソードはペネロープが国際救助隊に協力する前日譚で、ここで既に乗車しているから。
今の今迄ブレインズが設計・製造したメカだと信じて疑わなかったよ!
エピソード1「サンダーバード登場」はエピローグ的な感じ。
国際救助隊が本格始動する前日譚。
『サンダーバード』の本領発揮はエピソード2「雪男の恐怖」とエピソード3「大豪邸、襲撃」。
===== キャラクター =====
オムニバス3話を通してペネロープが主役的存在。
ブレインズの本名はホラチオ・ハッケンバッカー。
キラノとミンミンとお婆ちゃん(ジェフの母)は登場したかな?
「サンダーバード登場」に居た様な・・・?
因みにキラノとは、フッドが異母兄弟(映画館販売パンフレットより)でミンミンは娘だった様な・・・。
これまた余談だが、テレビ版(日本)ではミンミンは使用人の娘なのにトレーシー家の面々と一緒に寛いでいたりして結構な身分!
ペネロープの家にはパーカー以外にも使用人が居たんだ!
初めて観た気がする。
===== キャスティング =====
豪華の一言。
勿論オリジナルのテレビ版(日本)とは全員交代している。
ジェフ・トレーシーだけテレビ版(日本)との差異を顕著に感じる。
アラン・トレーシーだけキャスティングが無い。
3号の発進シーンは有ったはずだけどジェフとの遣り取りとかは無かったかな?
===== 映像 =====
とても模型とは思えないサンダーバード各機や救助メカ、基地内の造作、発進シークェンスの臨場感は半世紀経っても子供の頃に観たワクワク感が蘇る。
パペットの表情が無い筈なのに表情豊かに見えるのも不思議。
〝完全新作〟と謳ってはいるが、サンダーバードの発進シーンはテレビ版の使い回しでは?
1号が発信する際、機体が時計回りに少し回転する所等を観ていてそう感じた。
エピソード3「大豪邸、襲撃」の前の解説映像の救助メカ等の解説シーンで、それらの機能等を説明する字幕が、文字数が多い割には直ぐに場面が切り替わってしまい読み切れない。
所々、手足の寄りのシーンでは実際の人間の演技になるのはご愛敬。
エピソード2「雪男の恐怖」でのスコットの〝防寒仕様〟のユニフォームはこれ迄のテレビ版では無かったのでは?
それと冒頭のウラン精製工場での消火活動での〝消火弾〟は今作オリジナルだそう。(映画館販売パンフレットより)
===== 音楽 =====
テレビ版(日本)のオープン曲は全編ラストのエンディング曲として掛かる。
どうしてもオープニングと言う印象が強いので、少し違和感と言うか複雑な心境で聞く事となる。
作中のBGMも懐かしくも緊迫感を煽り一気に作品世界へと引き込まれる。
===== 期待感 =====
子供の頃に観た(再放送)ワクワクが今でも息衝いている。
しかも〝完全新作〟でのオリジナル・ストーリーと来れば。
発進シークェンスだけでも一見の価値有り。
===== 満足度 =====
余り、救助メカが活躍するレスキュー・シーンが無かった。
もっと本来の実力を発揮出来る大災害での国際救助隊の活躍が観たかった。
特にジェット・モグラが全く出て来なかったのが残念。
===== アクション =====
ペネロープ&パーカーが全3エピソードで大活躍。
国際救助隊よりも目立っていた。
国際救助隊メンバーだとスコットがフッドと対決する位かな?
===== SF =====
2065年が舞台だから今より43年後の未来だが、考えられたのは1965年だから当時より100年後の1世紀を経ての世界だ。
当時としては画期的な未来感だったのかも知れないが、今の科学的観点からはリアリティに欠けるかも。
ただ、観ていて、テーマ曲を聞いた途端に心はテレビ版(日本)を観ていた頃に引き戻されるので当時のワクワク感が蘇るので問題無し。
===== コメディ =====
ペネロープとパーカーとの遣り取りがコミカル。
ペネロープは態とパーカーを困らせようと扱き使っている様に見える。
全体的に60年代的なほのぼのとした雰囲気がコミカルと言うか和む。
===== ホラー =====
該当要素無し。
===== グロテスク =====
該当要素無し。
===== サスペンス =====
ペネロープ自身が危機に陥ってどうする!?
何度か有った。
それを助ける為に国際救助隊出動って本末転倒では?
===== 謎解き =====
3エピソードに共通して有る要素。
ペネロープが国際救助隊に協力する以前、ジェフ・トレーシーの素性を見極める為にトレーシー・アイランドへと赴いたり、雪男の正体を暴くべくヒマラヤへと出向いたり、貴族ばかりを狙い強盗を誘き寄せたり。
===== 不可思議 =====
フッドの〝催眠術〟はオカルト的要素が!
目が光るし。
今作では描かれていないが、トレーシー家の使用人である異母兄弟のキラノを〝遠隔催眠〟で操り、国際救助隊の秘密を盗み出そうとしたり。
===== ラヴ =====
該当要素無し。
===== エロス =====
該当要素無し。
===== 悲劇 =====
該当要素無し。
===== 感動 =====
危機には即座に駆け付け、いかなる危険も命を顧みずに活躍する国際救助隊。
何の見返りも求めず。
各種救助メカの先見性には感服。
===== ドキュメンタリー =====
該当要素無し。
===== 歴史 =====
該当要素無し。