『劇場版おいしい給食  Final Battle』 | 狂気と正気の狭間

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鑑賞日時:令和2[2020]年3月6日[金]/9:35~11:30
映画館名:イオンシネマ市川妙典/スクリーン3
座席番号:K-11

映画館公開日:令和 2[2020]年 3月 6日[金]
地上波初放送:令和 3[2021]年10月24日[日]
1984年。
給食マニアの教師・甘利田幸男に衝撃が。
何と、学校から給食が無くなると言うのだ!!
〝どちらがより美味しく給食を食べるか〟と言う超絶給食バトルを甘利田と繰り広げている生徒の神野ゴウは、〝給食改革〟を目指し、生徒会選挙に出馬すると高らかに宣言。
そんな2人を見守る新人教師の御園ひとみの心労は果てしない・・・。
給食一筋ウン十年。
甘利田は愛する給食を守る為、史上最大の給食バトルに打って出る!
 監督 
 綾部真弥
 出演 
 市川隼人(甘利田 幸男)
 武田玲奈(御園ひとみ)
 佐藤大志(神野ゴウ)
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/日本語版】
ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。
 
ロードショー公開初日に鑑賞したのは良かったのだが、その翌日よりイオンシネマ市川妙典が臨時休業となった!
理由は、新型コロナウィルス。
この映画館近隣地域で、〝クラスター感染〟が発生した為。
 
ムビチケ・カードから日時座席指定券への引き換え開始日時を勘違いしていた。
6日[金]鑑賞なので、イオンシネマでは鑑賞日2日前の0時15分より引き換え可能だ。
4日[水]0時15分(3日[火]24時15分)より可能だったのだが、すっかり忘れていた。
所が、システムメンテナンスの為、それが1日後倒しとなった。
ラッキー・・・、な筈なのだが、初めて利用する映画館のインターネットからの日時座席指定していのやり方に戸惑い、繰り返し操作をやり直している内に、第一候補として狙っていた座席を他の人に先に指定されてしまった!
幸い、第二候補の座席は獲得出来たので事無きを得た。
話しは未だ続く。
鑑賞当日、私が獲得し損じた座席(J列11席)に観客が来ないのだ!
これは私の憶測だが、もしかしたら日時座席指定時に、J列11席を〝仮抑え〟したまま解除とならず、獲得出来無かったのではと?
 
今回訪れたイオンシネマ市川妙典は、初めて利用する映画館だった。
事前に映画館側へ、スクリーンに対して〝センター〟と〝丁度良い目線の高さ〟が交差する座席を問い合わせた。
候補としてJ~K列11席がそうとの返答を得た。
実際に鑑賞当日の感想としては、〝センター感〟は11席でも、その右隣(10席)でも良い気がした。
余談だが、この映画館では、席番号はスクリーンに向かって右から左へとカウントする様だ。
〝目線の高さ感〟はK列が、ほぼ、スクリーンに対して中央の高さと感じた。
J列は少し見上げる感じだが、視界一杯にスクリーンの迫力も。
 
 
 
 ===== ストーリー ===== 
馬鹿々々しくて面白い!
給食をテーマにしたドラマ何て、未だかつて知らない。
正に〝Final Battle〟。
甘利田先生、常節中学校で最後の大暴れ。
 
前半はテレビドラマの〝オムニバス〟と言った感じで、数品の給食メニューを取り上げての、甘利田先生と神野君との〝どちらが美味しく頂くかバトル〟。
中盤は生徒会選挙の、神野君と1年1組メンバーの団結。
終盤は給食廃止を巡る、神野君と甘利田先生と、生徒会選挙に絡んでの騒動。
こう言った感じの構成。
最初はコメディ路線だが、最終的には感動へと持って行く。
 
続編決定・・・、では?
給食廃止反対と、教育委員会に楯突いた甘利田先生が給食の有る別の学校へ転勤となり、そこから第2期が始まる気がする。
 ===== 設定 ===== 
1984年が舞台だが、給食と言う共通のテーマで、それぞれ各世代ごとの想い出や記憶に訴える演出。
どの世代が観に行っても、「自分の頃はこうだった!」とか「今はそんな物がでるの?」とか、話しが盛り上がりそう。
〝給食をより美味しくする為〟に、あらゆる英知を尽くすって、お馬鹿過ぎでしょう!?
 
1984年の秋。
テレビドラマでの設定は夏だったから、季節が少し進んだ。
夏服から冬服へと。
 ===== キャラクター ===== 
今作で一番印象に残っているキャラクターは、教育委員会委員の鏑木【直江喜一】だ!
こんな役人、居そう。
上司には諂い、部下には高圧的な態度。
典型的な役人像。
 
神野ゴウは良いキャラクターだ♡
甘利田に対する挑発的な〝ドヤ顔〟が良い♪
でも、1980年代なら兎も角、殺伐とした現代では〝イジメの標的〟決定。
 
教育実習生の佐野正輝【水野 勝】が、もう少しストーリーに深く関わって来るのかと思ったが、そうでも無く、ただの縁故出演(辻本達規と同グループの誼)か?
 ===== キャスティング ===== 
 その他のキャストの皆さん 
 豊嶋 花(藤井マコ)
 辻本達規(鷲頭 星太郎)
 酒向 芳(渡田寛治)
 いとう まい子(牧野文枝)
 水野 勝(佐野正輝)
 ドロンズ石本(磐田)
 直江喜一(鏑木)
 
佐藤大志氏は、将来が楽しみな役者だ。
市川隼人氏・・・、飛ばし過ぎだろ!?
出し惜しみ無しの本領発揮と言った演技だった。
武田玲奈氏はカワイイ♡
初々しい。
 
教育委員会委員の鏑木役の直江喜一氏は、『3年B組金八先生』(1980年)に登場する、加藤 優を演じていた役者さんだったとはね!
「俺は腐ったミカンじゃねぇ!」とか言っていたキャラクターでしょ?
見る影も無い・・・。(←失礼!)
でも、今作のキャスティングはピッタリ。
地方の木っ端役人の、偉くも無い癖に下の者には高圧的な態度を執る演技が最高!
 
教育実習生の水野役の佐野正輝氏は、辻本達規氏と共に〝BOYS AND MEN〟と言うグループに所属している。
ドロンズ石本氏は劇場版からの参加の筈。 
 ===== 映像 ===== 
美味そゲじゃないかっ!?
給食をリアルタイムで食していた当時の記憶を思い起こせば、大して美味しかったとは思わなかったが、今になって再見してみると美味しそうに見えるのが不思議。
 ===== 音楽 ===== 
BGMやエンディング曲は、テレビドラマと共通。
『常節中学校校歌』が、ヤケに耳に残る。
エンドレスで頭の中で掛かっている。
テレビドラマでは一番迄しか歌っていなかったが、今作では二番も披露。
♪モォ~リモリ食べよぉ、ゆぅ~たかな食っ育ぅ~♪
 ===== 期待感 ===== 
給食をテーマにした、移植のコメディと認識していた。
テレビドラマ放送時より、何だか気になる作品だった。
 ===== 満足度 ===== 
何も考えず、頭の中を空っぽにして楽しめる作品。
テレビドラマの面白さを踏襲しつつ、劇場版オリジナルな展開と言う手法が上手く奏功していると思う。
 
 
 ===== アクション ===== 
「頂きます!」前の校歌斉唱時、ノリノリの甘利田先生。
振り回した手を机にぶつけるのはお約束!
 
神野君の美味そゲな給食の食べ方を目の当たりにした時の、甘利田先生のリアクション!
 ===== SF ===== 
該当要素無し。
 ===== コメディ ===== 
給食をより美味しくする為に、生徒と教師が競い合うって!
神野君のアイデアに、毎回打ち負かされる甘利田先生のリアクションが受ける。
 ===== ホラー ===== 
該当要素無し。
 ===== グロテスク ===== 
該当要素無し。
 ===== サスペンス ===== 
〝給食改革〟を公約に生徒会長に立候補した神野君。
しかし、その裏では〝給食廃止〟が決定。
その事実を知らない神野君と応援するクラスメイト。
神野君の公約が実現不可能と知りつつも、どうする事も出来ない甘利田先生。
 ===== 謎解き ===== 
該当要素無し。
 ===== 不可思議 ===== 
該当要素無し。
 ===== ラヴ ===== 
御園先生は、もしかしたら甘利田先生の事が・・・。
甘利田先生も内心では満更では無いのでは?
酔った勢いで本音がポロリ。
 ===== エロス ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
常節中学校の給食が廃止!
それが原因で、育委員会の鏑木と対立した挙句に不評を買ってしまい、転勤を余儀なくされる甘利田先生・・・、あ、でも、転勤先が給食の有る学校だから、当人にしてみれば願ったり叶ったりか?
一番ショックを受けているのは、やはり神野君だろうねぇ。
給食のオバさんも、失職してしまうから被害者だ。
 ===== 感動 ===== 
クラス一丸となって、生徒会長に立候補した神野君を応援する1年1組。
一見、給食の事以外、生徒の事等無関心に見える甘利田先生だが、肝心な所はしっかりと生徒の事を第一に思っている。
 ===== ドキュメンタリー ===== 
登場する給食メニューは、1980年代に実際に提供されていた(と思われる)品。
懐かしさや〝アルアル感〟が一杯。
 ===== 歴史 ===== 
舞台は1984年の秋。
36年前の世界。