『ミッション:インポッシブル フォールアウト』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

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鑑賞日時:平成30(2018)年8月3日[金]/10:00~12:40
映画館名:TOHOシネマズ 日比谷/SCREEN1
座席番号:K-18

映画館公開日:平成30(2018)年 8月 3日[金]
地上波初放送:

何者かに複数のプルトニウムが盗まれた。
標的は〝3つの都市〟。
イーサン・ハントとIMFチームは、その〝同時核爆発を未然に防ぐミッション〟を受ける。
猶予は72時間。
だが手がかりは薄く、〝名前しか分からない正体不明の敵〟を追う中でのミッション遂行は困難を強いられた。
タイムリミットが刻一刻と迫る中、IMFに立ちはだかるのは、イーサン・ハントを疑うCIAが送り込んだ敏腕エージェントのウォーカーで、イーサンは彼との対決を余儀なくされる。
そして、いくつもの〝フォールアウト(予期せぬ余波)〟が絶体絶命のイーサン・ハントに降り掛かる。
今度のミッションの不可能は一つでは無く、連鎖し畳み掛ける様にIMFに迫る!
監督 クリストファー・マッカリー
出演 トム・クルーズ(イーサン・ハント)
ヘンリー・カヴィル(オーガスト・ウォーカー)
サイモン・ペッグ(ベンジー・ダン)
ヴィング・レイムス(ルーサー・スティッケル)
レベッカ・ファーガソン(イルサ・ファウスト)

この先ネタバレの可能性有り

【2D版/字幕版】
ロードショー公開初日&初回上映回(2D版/字幕版)鑑賞。
ムビチケ・カードの映画館窓口販売無し(ムビチケ・オンライン券の発売は有り)。

今作は、ムビチケ・カードの映画館窓口での販売が無かった。
ムビチケ・オンライン券は有った。
しかし解せないのは、その筈なのに、ネットオークションに今作のムビチケ・カードが出品されているのを発見した!
どう言う事?
そう言った経緯から、今回はTOHOシネマズ・シネマイレージの〝6ポイント鑑賞〟を利用した。
有料で映画を鑑賞すると、1本に付き1ポイント付与され、それを消費する事により〝6本観たら1本無料〟と言うシステムだ。
今回、3D版でもIMAX版でも、DOLBY ATMOSでも無い、追加料金の一切掛から〝2D版〟を鑑賞したので、実質の〝映画鑑賞料金は0円〟也。

今回利用したSCREEN1は初めてだった。
TOHOシネマズ 日比谷に、スクリーンに対してセンター&目線の高さを問い合わせた所、センターは〝18番〟で、目線の高さは〝H列〟との事。
所が、H列(G列分のスペースも含め)は、別途追加料金の発生する〝プレミア・ラグジュアリー・シート〟なる座席だった。
因みに、追加料金は3,000円也!
映画作品の鑑賞料より高いではないか!
一般庶民は贅沢を避け、〝並み〟の座席で十分。
しかし、その後ろには、通路を挟んでこれまた〝プレミアム・ボックスシート〟なる座席がI~J列と控えていた。
こちらも追加料金1,000円が必要だ。
その後ろが漸くK列だが、前述の理由で、丁度良い目線の高さの座席のベストは、K列より無いと感じた。
スクリーンに映し出されるTOHOシネマズのロゴマークの、TOHOとCINEMASの間の空白が丁度正面に見えていた。
この後ろには3列(L~N列の後ろにO列が有るが、センターである18番の座席が無い。)有るが、そうなると少々スクリーンから遠くなってしまうと感じた。
プレミア・ラグジュアリー・シートの前はF列となるが、映画館に問い合わせた際には「少々見上げる。」と言っていた。
ただ、このK列難点が・・・、プレミアム・ボックスシートの前が通路となっているので、本編終了後にエンド・ロール上映中に退席する観客が通るので目障り。
確かに、結構エンド・ロールは長いけど、それ位の忍耐力も無いのかね?
本編だけで無く、エンド・ロールも含めてその作品だから!

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:|┃』の予告編が、映画館の大スクリーンで観られると期待していたのだが、上映は無かった。
残念・・・。


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ストーリー
前作『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』(以後:『ローグ・ネイション』)の続編。
ストーリーとしては、特段目新しさは感じられない。
展開が早く、どんでん返しに次ぐどんでん返しで、誰と誰が敵で、何の目的で戦っているのか見失いがちになってしまった。
まぁ、勢いで手に汗握るトム・クルーズ氏の自らが演じたスタント・シーンを楽しめば良いと思うので、余り気にならない。
今作を〝総決算(映画館販売パンフレットより参照)〟だと言うトム・クルーズ氏だが、若しかしたらこれでシリーズ終了と言う事なのか?
設定
fallout=放射性降下物と言う意味らしい。

毎度の事ながら、窮地と見せ掛けてその実、形勢逆転を狙い敵を罠に嵌める作戦と言う展開は、観ていて気分がスカッとする。
まぁ、見様に依っては〝ご都合主義〟と捉えられ兼ねないかも・・・。

〝プルトニウムがテロリストに盗まれ〟と言う設定は、いささか使い古された感は否めない。
『ローグ・ネイション』にも登場した組織〝シンジケート〟が、何だか狂信的なカルト集団的な存在となっているのはどう言った経緯で?
イーサンへ復讐する為だけに、レーンは今回の計画を企てたって事なんだろうね。
そこへウォーカーが、何故絡んで来るのか良く理解出来無かった・・・。

そもそも、IMFとCIAってどう言う関係?
任務の性質上、両組織とも被ると思うんだけど?
IMFはCIAの部署?
それとも下請け的な?
だが、双方に長官が存在するんだよねぇ?
力関係的にはCIAの方が上の様な雰囲気だ。
まぁ、仲は悪く、お互いイガミ合っているいるであろう事は、想像に難く無い。
キャラクター
ホワイト・ウィドウの翻訳字幕が〝白い(毒?)蜘蛛〟になっていた様に記憶しているが、ウィドウ(widow)って、そもそも〝未亡人〟って意味だよね?
まぁ、作中ではブラック・ウィドウと言う名前の毒蜘蛛に掛けているのだろうけど、ちょっと気になった物で・・・。
因みに彼女の名前はアラーナだそうで。(映画館販売パンフレットより参照)
結局はこの人何だったの?
武器商人の様で、でも最終的にはCIAの協力者らしい。
次回作(が有れば)にも登場しそうな雰囲気。

ベンジーは良いキャラしている。
緊迫の連続で、所々で、良い意味で緩さが感じられ、身体の力が抜ける。
一番のお気に入りキャラクターだよ。

ヘンリー・カヴィル演じるウォーカーが、イーサンの敵だった。
まぁ、薄々は気付いてはいたけど、身内に敵が居たとはね!
そりゃ、出し抜かれ、幾度も危機に陥れられる筈だ。

『ローグ・ネイション』に引き続き、イーサンのチーム・メンバー以外では、イルサ、レーン、ハンリー長官が再登場。
イルサは、きっと次回作(が有れば)IMFの正規メンバーとなっている事でしょう。
女っ気無かったから丁度良い。
レーンは様相が変わってしまっていたので、最初、誰だか分らなかった。
折角、前作でIMF長官へと就任したハンリーだが、今作で敢え無く殉職!
IMF長官って、結構、死亡率高く無い!?

CIA長官のスローンは、敵対しているのか味方なのか、最後迄分からない。

イーサンの元妻のジュリアが登場。
イーサンの職務上、身の危険に晒される事を避ける為に別離したのに、結局は巻き込んでしまった。
レーンが、イーサンの大切な物を奪う為、彼女の居る医療キャンプに核爆弾を仕掛けたのだが、その医療キャンプを設営する切っ掛けとなった伝染病発生もレーンが裏で糸を引いていた。
キャスティング
他、主だったキャストの皆さん。
出演 ショーン・ハリス(ソロモン・レーン)
ヴァネッサ・カービー(ホワイト・ウィドウ)
アレック・ボールドウィン(アラン・ハンリー)
ミシェル・モナハン(ジュリア)
アンジェラ・バセット(エリカ・スローン)
トム・クルーズ氏も、どうしても歳を取った感は否め無いね。
身体的とか体力的とかと言う意味では無く、顔付きが変わった。

ベンジー=サイモン・ペッグ氏は正に嵌まり役。
ヘンリー・カヴィル氏も冷徹な感じが、不気味な悪役を好演。
後はまぁ、『ローグ・ネイション』より誰も欠ける事無く出演出来て何よりですな。

ルーサー役のヴィング・レイムス氏は、シリーズ第1作目より出演し続けているのですな!
映像
トム・クルーズ氏が足を骨折したスタント・シーン。
その直後、走り去る時に右足を引きずっているのが良く分かる。
心成しか、顔が苦痛に歪んでいる様にも見えた。

トム・クルーズ氏自身のスタントを、最も効果的に撮影出来るカメラアングルを狙える様、創意工夫を感じる。
ホント、トム・クルーズ氏のスタント・シーンは手に汗握る。
その連続だから、どうしても体に力が入ってしまい、終始手を握りしめている!
クライマックスでの、イーサンとウォーカーとの、断崖絶壁での格闘シーンはハラハラ・ドキドキ。

今作で受け取った指令書は、テレビ・シリーズ『スパイ大作戦』の様な、オープン・リールの磁気音声テープだった!
〝自動的に消滅〟する様も正にそのまま。
懐かしい感じもするが、『今時、磁気テープ?』と、心の中で突っ込んでしまった!
音楽
オープニングとエンディングで、メイン・テーマが流れた時は気分が揚がる。
エンディング曲は、テレビ・シリーズで良く使われていたBGMをアレンジした物?
期待感
面白いのだろうとは思ってはいた物の、流石にシリーズ6作目ともなると・・・。
作風からテーマが限られて来るだろうなとも思った。
満足度
トム・クルーズ氏のアクション・シーンだけを観に来ても、その価値は有り!
この際、ストーリーは置いといて、日頃のモヤモヤを吹き飛ばすには持って来いの一作。

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アクション
もう、この一言に尽きる。
畳み掛ける様に連続してのアクション・シーンに、常に身体に力が入り、手に汗握り締めている状態。
トム・クルーズ氏はスタント・マンを使わず、自ら演じているから恐れ入る。
CG処理も殆んど無いとか!
SF
IMFの用いるガジェット類。
変装用マスクを作成する3Dプリンタの様な物や、声色を変化させる喉になるテープ様の装置等。
コメディ
ベンジー!
ここ窮地に陥っても、アメリカ人は軽口を叩いたり出来る物なの?
ホラー
世界同時核爆発何て背筋が寒くなる。
しかも、プルトニウムは3発分も!
グロテスク
該当要素無し。
サスペンス
この一言に尽きる。
先に〝アクション〟の項目でもそう述べましたな・・・、テヘペロ。
追いつ追われつのチェイス・シーンも凄いんです!
イーサンやIMFメンバーが危機また危機の連続で。
謎解き
敵の狙いは何なのか?
内通者が内部に居るのではないのか?
真の黒幕は誰なのか?
イルサの不可解な行動。
不可思議
該当要素無し。
ラヴ
再会したイーサンとジュリア。
愛するが故に別れを選んだイーサン。
イルサとイーサンは、今後、恋仲へと発展しそうな予感。
エロス
該当要素無し。
悲劇
ハンリーIMF長官の殉職。
束の間のイーサンとジュリアの再開。
彼女は他の人の妻となっていた。
感動
イーサンの不屈の闘志。
IMFチームの見事な工作活動の手際。
ドキュメンタリー
CIAは実在の組織。
こう言った諜報戦は、水面下では世界中で行われているんだろうなぁ。
テロ行為も、挙げれば枚挙に遑が無い。
歴史
該当要素無し。