『レディ・プレイヤー1』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

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鑑賞日時:平成30(2018)年4月20日[金]/12:05~14:40
映画館名:TOHOシネマズ 日比谷/SCREEN4
座席番号:J-16

 

映画館公開日:平成30[2018]年 4月20日[金]
地上波初放送:令和 2[2020]年 7月 3日[金]

 

 

2045年。
多くの人々は荒廃した街に暮らす現実を送っていたが、若者達には希望が有った。
それはVRの世界、〝オアシス〟。
そこに入れば、誰もが理想の人生を楽しむ事が出来る。
ある日、そのオアシスの創設者、ジェームズ・ハリデーが亡くなり、彼の遺言が発表された。
〝全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界の全てを授けよう〟。
突然の宣告に世界中が湧き立ち、莫大な遺産を懸けた壮大な争奪戦が始まった。
現実でパッとしない日常を送り、オアシスに自分の世界を求めていた17歳のウェイドもまた参加者の一人だ。
オアシスで出会った仲間達、そして謎めいた美女アルテミスと協力し、争奪戦を勝ち残ろうとするウェイド。
しかしそこに世界支配の為、全てを手に入れようとする巨大企業、IOI社も出現して・・・。
3つの謎に隠されたメッセージの秘密とは?
アルテミスとの恋の運命や仲間との絆も試されるウェイドは、謎を解き、IOI社の陰謀を阻止する事が出来るのか?
現実の世界とオアシス。
その両方で繰り広げられる冒険は、信じ難い次元へと発展して行く・・・。
想像を超えた戦いの先に勝利を手にするのは一体誰だ!?
 
監督 スティーヴン・スピルバーグ
 
出演 タイ・シェリダン(パージヴァル/ウェイド)
 
オリヴィア・クック(アルテミス/サマンサ)
 
リナ・ウェイス(エイチ/ヘレン)
 
森崎ウィン(ダイトウ/トシロウ)
 
フィリップ・ツァオ(ショウ/ゾウ)
 
 
 
この先ネタバレの可能性有り
 
 
【3D/IMAX/字幕版】
ロードショー公開初日&初回上映回(3D/IMAX/字幕版)鑑賞。

 ムビチケ・カード(鑑賞券1,200円+手数料200円/税込) 1,400円
 IMAX鑑賞料金                         500円
 3D鑑賞料金(3Dメガネ持参に付き-100円)          300円
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 合計                             2,200円

今回の訪れたTOHOシネマズ 日比谷は初めての利用だった。
事前にリサーチし、スクリーンに対してセンター&目線の高さ(スクリーンに映し出されるTOHOシネマズのロゴが目安)が交差する座席は分かっていた。
〝交差〟と言ったが、〝センター〟は未だしも〝目線の高さ〟は各人好みが分かれる所なので、ピンポイントでは中々難しい。
そこで、目線の高さはH~J列が人気が有り、センターは16番との事。
今回のSCREEN4の座席レイアウトからして、I列-16番がベストと判断した。
I列は前が通路となっており、何かと都合が良いだろうと。
日時座席指定券へと、ムビチケ・カードを引き換え出来る4月17日[火]24時00分になった瞬間、I列-16番を抑えたと思ったら、一瞬の差で他の人に抑えられてしまった。
仕方無いので一列後ろのJ列にしたが、目線の高さとしては全く問題は無かった。
視界の観点からすると、これ以上後ろだと〝視界一杯にスクリーン〟と言う感覚は得られなくなると思う。

 

 

 

 

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ストーリー
結末が思い描いていた通りだった。
ウェイドは、結局、〝オアシス〟の〝運営権〟は皆で運営する公共性を選んだが、〝資産〟56兆円は頂戴したんだろうな?
ストーリーとしてはそれ程複雑さは無く、勧善懲悪の冒険物語。
〝ヴァーチャル世界で別人となり何でも出来る〟と言う願望は、誰もが共感出来る所が有るだろうからすんなりと感情移入出来て楽しめる。
設定
ベースはゲームの世界観なのかな?
ゲームには造詣が無いので、その辺は確信は無いが、ヴァーチャル・リアリティとかアイテムとか課金の様な描写からそんな気がする。
一瞬、『サマーウォーズ』と『攻殻機動隊』の世界観とタブって感じた。
時代設定が2045年との事だが、例えば『機動戦士ガンダム』の放送が1979年だから、66年も経過したコンテンツが未だに持て囃されていると言う事になるよね?
他にも1980年代、1990年代のキャラクターが多数登場するのは、やはり〝2018年の人々〟の趣味趣向が反映されてしまったと言う事では?
キャラクター
アニメーション・映画・ゲームのキャラクターがテンコ盛り!
其々、大人の事情と言う物が有るでしょうから、権利等々の許可を得るのは至難の業だったのでは?
噂では、『スター・ウォーズ』と『ウルトラマン』は許可が下りなかったとか。
ただ、前者が映画館販売のパンフレットによればあからさまでは無いにしても、少なからず登場しているとの事だが、後者は〝パクリ王国〟での訴訟問題が原因で使用不可との事。
飽く迄も、不確実な噂の話し。

 

 

ダイトウの武者姿での顔は、三船敏郎氏を家族の了承を得てモデルとしているとの事。

 

 

本作の主人公・ウェイドの、リアル世界での見の上の不幸は、些かテンプレートな感は否めない。
ウェイドはヴァーチャルとリアルの世界でのギャップが大きいのは、何と無く共感出来る。
オアシス内ではリアルと異なる自分になれるので、柵が無い分、気持ちが大きくなってしまうのは分かる。
キャスティング
名前を知っているキャストと言わば、サイモン・ペッグ氏しか居ない。
森崎ウィン氏は名前も経歴も聞いた事が無かったが、スピルバーグ作品で重要な役を演じとなると、やはり日本人としては誇らしいと感じる。

 

 

その他のキャストの皆さん。
 
出演 ベン・メンデルソーン(ソレント)
 
ハナ・ジョン=カーメン(フナーレ・ザンダー)
 
マーク・ライランス(アノラック/ハリデー)
 
サイモン・ペッグ(オグデン・モロー)
 
映像
最低限、3D版を観るべき。
スクリーンの隅から隅迄、様々な作品のキャラクターが登場するので、それを探すのも一興。
まぁ、一度見ただけでは登場キャラクターの本の一握りしか把握出来ないだろうけど。
場面転換が早く、一瞬しか映らないキャラクターも多数。

 

 

ヴァーチャル空間〝オアシス〟内の映像は美しくて幻想的。
一方、リアル世界の様子は退廃した近未来感が良く出ていて好き。
音楽
IMAX劇場の恩恵か、重低音が腹に響く。
劇中に掛かる音楽も1980~1990年代の音楽の様だが、造詣が無いので不確実。

 

 

ソレントの操る〝メカゴジラ〟登場のシーンでは、『ゴジラ』のテーマ曲のリアレンジが流れた。
クラマックス、メカゴジラへ立ち向かうダイトウのセリフ、日本語での「俺はガンダムで行く!」が妙に耳に残る。
期待感
久々のスピルバーグ監督作品&日本の様々なジャンルのコンテンツのキャラクターが多数登場となれば、期待するなと言う方が酷では?
ヴァーチャル世界の描き方・映像がどう表現されるか興味津々。
満足度
まぁ、結末は予想していた通りとなったが、それ迄の過程がとても楽しめるので良し。
日本のコンテンツのキャラクター達が、画面狭しと大活躍するシーンが観られて、それだけでも大満足。
ゲームに造詣が無いと100%楽しめなかったのかなと言う点は否めないが、減点の対象と迄にはならない。

 

 

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アクション
ヴァーチャル世界・オアシス内ではアクション・シーン盛沢山。
冒頭のレース・シーンは息をも付かせないし、クライマックスのキャラクター総登場の攻防戦は圧巻。
クライマックスでは、キャラクター総登場での大乱戦。
SF
2045年世界。
オアシスのテクノロジーは超絶未来的だが、リアル世界の荒廃振りは現実感大。
コメディ
基本的な流れはコメディ路線。
ホラー
オアシスの世界を支配しようと目論むソレント。
その為なら、リアル世界のウェイドの抹殺おも厭わない!
グロテスク
ソレントやアイロックのアバターのデザインは不気味。
アルテミスはエイチのデザインもねぇ・・・。
サスペンス
様々な謎に対峙し、ウェイドは真相に迫る事が出来るのか!?
真相に迫りつつあるウェイド達に差し迫るソレントの魔手。
ヴァーチャル世界でもリアル世界でも追われる破目となる。
謎解き
オアシス内の全権と資産56兆円を掛けての、ヴァーチャル世界での宝探し。
ロール・プレイング・ゲームの様相。
最後のカギを手にするのは、ソレントかウェイドか!
不可思議
大ラス、イースター・エッグを手渡したハリデーの存在が、本人の残留思念だった様に感じられたのは私だけだろうか?
『攻殻機動隊』で言う所の〝ゴースト〟的な?
ラヴ
ウェイド×サマンサ。
謎解きの協力をし合っている内にお互いに惹かれ合う存在となり、最後の決戦で決定的に。
これって〝吊り橋効果〟では?
エロス
該当要素無し。
悲劇
2045年、荒廃した生活の中、若者達の救いはヴァーチャル世界のオアシス。
リアルの世界では、両親を早くに失くしてオバに養われ、居場所のないウェイド。
そんなオバも、ソレントの謀略により殺されてしまう。
感動
仲間と協力し、困難を克服して最後には大成する。
少々、予測の付く分かり易い結末。
ドキュメンタリー
登場する様々なキャラクターは、実在のアニメーション・映画・ゲーム作品のそれ。
その存在感が本作の大きな割合を占めている。
歴史
該当要素無し。