『CYBORG009  CALL OF JUSTICE/第1章』 | 狂気と正気の狭間

狂気と正気の狭間

『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

イメージ 1

鑑賞日:平成28(2016)年11月25日[金]
劇場名:池袋HUMAXシネマズ/シネマ3
席番号:J-12

映画館公開日:平成28(2016)年11月25日[土]【2週間限定公開】
地上波初放送:

人類の平和の為、半世紀に亘り人知れず闘い続けて来たゼロゼロナンバー・サイボーグだが、今はアメリカ・テキサス州でギルモア博士と共に平穏な日々を過ごしていた。
そこへ、ジャーナリストのルーシー・ダベンポートが現れる。
彼女の目的は、亡き父の遺志を継ぎ、謎の超人類ブレスドの脅威から世界を救う為にゼロゼロナンバー・サイボーグ達を再び闘いの場へ呼び戻す事にあった。
突然の依頼に戸惑いを隠せないサイボーグ達。
だが、彼女を追うブレスドの攻撃に晒され、闘いを余儀なくされる。
ブレスドの攻撃は凄まじく、窮地に追い込まれた仲間達を助けようと力を発揮した001は精根尽きて深い眠りに落ちてしまう。
更に国連の対テロ組織ガーディアンズが介入し、ブレスドの起こした事件がゼロゼロナンバー・サイボーグ達の失地回復の為の自作自演だと疑われる。
心ならずも二つの勢力から追われる事となったサイボーグ達・・・。
彼等に残された道は、新たな闘いに旅立つ事だけだった。
一方、ブレスドは昏々と眠り続ける001に強い興味を示す・・・。
ゼロゼロナンバー・サイボーグ達の本当の望とは・・・?
彼等の幸福とは何処に在るのか・・・。
失意の中、ゼロゼロナンバー・サイボーグ達を待ち受ける物とは・・・
監督 柿本広大
神山健治(総監督)
出演 河本啓佑(009/島村ジョー)
福圓美里(001/イワン・ウイスキー)
佐藤拓也(002/ジェット・リンク)
種田梨沙(003/フランソワーズ・アルヌール)
日野 聡(004/アルベルト・ハインリヒ)
乃村健次(005/ジェロニモ・ジュニア)
真殿光昭(006/張々湖)
佐藤せつじ(007/グレート・ブレテン)
石谷春貴(008/ピュンマ)
杉崎 亮(アイザック・ギルモア)

この先ネタバレの可能性有り

ロードショー公開初日&上映2回目を鑑賞。
前売券無し。

平日と言う事もあるのか、ガラ空きだった。
鑑賞日の座席指定券をネット予約する時も、2日前の段階で誰も予約している人が居なかった!
鑑賞当日、原作や旧作を知るファンが多いのかと思っていたが、殆んどが若年層だったのには意外だった。

今回訪れた映画館は、初めてのそれだった。
事前にスクリーンに対して〝センター&丁度目線の高さ〟をリサーチして今回の座席を選んだ。
センターは12番で確定だが、目線の高さはJ~L列との事だった。
J列では若干、スクリーンを見上げる様な印象だったが、問題無いと感じた。
館内は殆んど傾斜が無いので、前席に座高の高い客に座られたら邪魔になるだろう。

東宝㈱が配給元なのに、TOHOシネマズでの上映が殆んど無いと言うのはどう言う了見だ!?


イメージ 2


ストーリー
これから続く闘いの日々を迎える前のプロローグ的展開。
科学×異能力の闘い。
サイボーグ達の悲哀と、正義への強い信念を描いている。
ゼロゼロナンバー・サイボーグ達が平穏な生活を送るパート、意に反して突然闘いに巻き込まれるパート、安住の地を捨て新たなる旅立ちのパートで終了し、次章へと続く。
設定
異能力者とは言え、敵が実態が有る相手で良かった。
過去には、ゼロゼロナンバー・サイボーグ達は神を相手にした事も有ったんじゃなかったかな?

ルーシーがティーチャーの攻撃でやられたと思っていたら、007の変身した替え玉だった。
敵の正体を探る為に囮としたギルモア博士の策略だった・・・、と言う落ちにはやられた!

『009 RE:CYBORG』(以後:『RE』)より、基本的には繋がっているとの事だったが、結果的には〝過去の一出来事〟的な扱いだった。
今作の設定のまま、過去の出来事を描いている。
1960年代より50年以上サイボーグ達が活躍し、現在(今作)に至ると言うスタンス。
キャラクター
004が一番好き。
カッコ良過ぎ!
ブレスドとの戦闘シーンでも、〝全身兵器っぷり〟を遺憾無く発揮している。
ただ、右手のマシンガン、親指がコッキングレバーと言うはちょっと・・・。
どうせならレーザー銃に設定変更した方が、現代的で良いのでは?
009と002は二大エース。
今作でもメインの活躍を担っていた。
001カワイイな、オイッ♪
目がクリクリで、大分印象が変わる。
003の能力は、視覚と聴覚で良かったね。
嗅覚もだったら辛いでしょ!?
007は「ジービー(GB)」と呼ばれているんだな。
カッコイイ。
008は今一つ確約の場が無かった。
ブレスドとの戦闘で、各サイボーグ達の能力を十分発揮していたが地上&空中戦だったので・・・。
006は中華飯店を全世界的にチェーン展開して大儲けしているの事。
中国人、流石抜け目無い。

ギルモア博士もサイボーグ達と一緒に闘うには、年齢的にそろそろ限界なのでは?
ご自身もサイボーグ化してみては!?

ブレスドのカウボーイは、どう見てもスタン・ハンセンにしか見えない!
エンペラーがブレスドの親玉か!?
キャスティング
第1章に登場する、ゲスト・キャラクター。
出演 甲斐田 裕子(ルーシー・ダベンポート)
長 克巳(カウボーイ/アーノルド・ノックス)
てらそま まさき(ティーチャー/エドワード・ヒンギス)
牧野由依(カタリーナ・カネッティ)
花輪英司(五十嵐 威)
天田益男(ピョートル・マキシモフ)
井上和彦(エンペラー)
以後作品にも、引き続き登場すキャラクターも含まれる。

井上氏は、嘗て009/島村ジョーを演じた事が有る。
旧作ファンには嬉しいキャスティングだろう。

種田氏は全章登場するのだろうな?
病気療養の為、無期限活動休止以前に収録を完了していた?
映像
フル3DCG作品。
何と言うか、キャラクターが常に動いて(体が揺れている?)いる様に見えて落ち着かない。

上手く活かされている面と、今一つだなと感じる部分有り。
サイボーグ達&ブレスドのそれぞれの能力を表現するシーンの効果、着用する戦闘服のプロテクター部分の質感、ドルフィンⅢの外観&操縦室はその良さが活かされていると感じた。
一方、キャラクターの表情、特に口の動きがぎこち無く感じ、髪の質感には〝一塊の物体〟をスッポリ被っている様に見え、少々残念だった。
音楽
「カソクソォーチッ!」を聞いただけで、気分が揚がる。

オープニング・エンディング曲はカッコ良かった気がする。
爆発音や雷鳴等、臨場感を感じさせる。

キャラクターのセリフ(効果音等も?)は、〝プレスコアリング(プレスコ)〟と言われる手法で、先に録音した物に後から画を合わせている。
期待感
長きに亘り、何度も映像化されて来たビッグ・タイトル作品の最新作だから。
基本的に『RE』の世界観を引き継いでいると聞いていたので、前作を観ていなくてもストーリーが理解出来るかどうか不安だった。
満足度
キャラクター・デザインに若干の違和感を感じたが、問題無く感情移入で来たので十分楽しむ事が出来た。
キャラクターがカッコイイ!
それぞれの特殊能力が見所の大部分を占めていると言っても過言では無い。

イメージ 3


アクション

一番の見所は、ブレスドより送り込まれた2人の刺客との、平穏な生活を守る為の闘い。
各サイボーグ達の特殊能力オンパレード。
009、加速し捲る!
カウボーイを倒す為、009と002の連携プレイは見応え有り。

後半の国連ガーディアンズとの攻防。
サイボーグ達の搭乗するドルフィンⅢの発進シークェンス。

SF

最先端の科学技術により生み出されたサイボーグ戦士。
ドルフィン号は三代目と言う設定なのかな?
かなりカッコ良いデザインに仕上がっているではありませんか!?

コメディ

ユーモアの効いた007の会話。
ティーチャーの攻撃で、デッカイ手形と言うのには少し笑った。

ホラー

該当要素無し。

グロテスク

該当要素無し。

サスペンス

凄まじいカウボーイとティーチャーの攻撃に、次第に追い詰められて行くサイボーグ達。
反撃の手は有るのか!?

国連ガーディアンズとの睨み合い、一発のロケット弾が一気に戦端を開いてしまった。
突然追われる身となってしまったサイボーグ達。
急遽ドルフィンⅢを発進させる。

謎解き

ブレスドとは、一体何者なのか?
ルーシーの持参したキューブの正体は?

投降しようとしていたサイボーグ達だが、その時一発のロケット弾が国連ガーディアンズに向けて放たれた。
果たして打ったのは誰なのか?
何者かの陰謀なのか?

不可思議

人智を超えたブレスドの異能の力。
カウボーイもティーチャーも不老?

ラヴ

003と009はラヴ?

エロス

該当要素無し。

悲劇

冷戦が終結した途端、一転、今度は自分達が脅威と見做されてしまったサイボーグ達。
何者かの陰謀で、国連ガーディアンズから追われる身となってしまい、安住の地を捨てざるを得ない状況に追い込まれる。

感動

これ迄、50年以上に亘り、人知れず世界の平和を守って来たサイボーグ達。
望んで得た能力では無いが、それでも人類の為にそれらを活かして戦うサイボーグ達。

ドキュメンタリー

国連や実在の都市が登場する。
国連が、余り世界平和に役立っていなさそうな所。

MI6やCIAにGSG9等、実在の諜報機関や特殊部隊。
一時期、サイボーグ達はギルモア博士の元を離れ、自国のそれらに所属していた事が有る。

歴史

1960年代から、サイボーグ達の活躍が描かれている。
彼等は50年以上に亘り、平和の為に闘い続けて来た。