『バットマン vs スーパーマン  ジャスティスの誕生』 | 狂気と正気の狭間

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鑑賞日:平成28[2016]年3月25日[金]
劇場名:TOHO CINEMAS  日本橋/SCREEN8
席番号:J-14

 

映画館公開日:平成28[2016]年  3月25日[金]
地上波初放送:令和元年[2019年]10月 4日[金]

 

 

2年前、世界は変わった。
途轍も無い力を持った異星人達が現れ、死闘を繰り広げ、地球を破滅させる一歩手前迄追い込んだのだ。
その後、地球を救った異星人の一人は〝スーパーマン〟と呼ばれ、事故や天災から人々を救う様になった。
だが彼の出現は、数多くの人間の運命に影響を及ぼす・・・。
実業家ブルーウ・ウェインは2年前、戦いの中心地メトロポリスに居た。
そして人知を超えた力を目の当たりし、戦いの余波で友人や部下を亡くした。
実はブルースにはもう一つの顔が有った。
コウモリの衣装を纏った正体不明の〝バットマン〟として、本拠地ゴッサム・シティで秘かに犯罪と戦っていたのだ。
地球上の誰にも制御出来ない存在の登場は、バットマンにとっても見過ごす事の出来ない問題だった。
一方スーパーマンは、普段は新聞社デイリー・プラネットの記者クラーク・ケントとしてスポーツ記事等を書く日々を送っていた。
正体を知る同僚ロイス・レインとの仲も深まり、今では彼にとって欠かす事の出来ない存在となった。
だからアフリカの武装勢力を取材していたロイスが銃撃戦に巻き込まれた時も、真っ先に駆け付けた。
しかし、このスーパーマンの行動は、世界に波紋を投げ掛ける事になる。
そんな彼の動向を見守る人物が居た。
大企業レックスコープの若き社長レックス・ルーサーである。
異星人の存在とそのテクノロジーに並々ならぬ興味を抱く彼は政府に手を回し、2年前に地球に墜落した宇宙船や異星人の死体を独自に研究していた。
更に、世界に飛散した異星の放射性物質を手に入れようとする彼の、真の狙いは・・・?
飽く迄も自分にとっての正義を貫こうとするスーパーマン。
だが、神にも近い能力を持つ存在を或る者は恐れ、また或る者は崇拝する。
人々の意見が分かれ、議論が紛糾する中、〝スーパーマンに人生を奪われた〟と言う男の登場で公聴会が開かれる事になる。
そして議会に現れるスーパーマン。
運命の時は刻々と迫っていた・・・。
 
監督 ザック・スナイダー
 
出演 ベン・アフレック(ブルース・ウェイン/バットマン)
 
ヘンリー・カビル(クラーク・ケント/スーパーマン)
 
ジェシー・アイゼンバーグ(レックス・ルーサー)
 
エイミー・アダムズ(ロイス・レイン)
 
 
 
この先ネタバレの可能性有り
 
 
【3D/字幕版/ドルビー・アトモス】

公開初日&初回上映を鑑賞。
平成28(2016)年の〝映画初め〟の作品。
今年は遅かった。

ムビチケ・カード(鑑賞券1,200円+手数料200円/税込) 1,400円
3D鑑賞料金(3Dメガネ持参に付き-100円)          300円
DOLBY ATMOS鑑賞料金                  200円

〝DCエクステンディッド・ユニバース〟なるイベント的な、DCコミックス社作品のキャラクターや世界観を〝ガラガラポン〟した作品群の一作品。
今後も関連作品が公開を控えている。

 

 

 

 

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ストーリー
『マン・オブ・スティール』の続編。
観ていなくても問題無いが、観ていれば今作の根底にかかわる部分が理解出来る。

 

 

ド派手さだけが前面に出て、内容は辻褄合わせがやっとな感じ。
異なる作品を〝コラボ的〟な作品にした結果の残念なパターン。
〝超人的な常人〟と〝本物の超人〟とのバトルは、正直無理が有るのでは無いだろうか?
バットマンとスーパーマンが対立している理由が良く分からない。
もう少し明確に描いて欲しい。
スーパーマンの人知を超えた力を、ルーサーが先導して民衆に恐怖心を植え付け、それをバットマンも看過出来なくなったと解釈したが、どうだろう?
そうだとしても、〝常人〟が〝超人〟に喧嘩吹っ掛ける動機とするには説得力に欠ける気が・・・。
設定
結局の所、〝スーパーマンが周りに気配り出来ないから顰蹙買っちゃってる〟ってのが事の発端なのでは?

 

 

ゴッサム・シティ(『バットマン』の舞台)とメトロポリス(『スーパーマン』の舞台)が隣り合わせの都市だったとは!
とにかく、大爆発とか巨大構造物が飛んで来るだとかばかりで、観ていて途中で飽きて来る。
キャラクター
まさかのワンダーウーマン【ガル・ガドット】迄もが参戦とは!

 

 

死体で登場のゾッド将軍【マイケル・シャノン】がピエール瀧氏(電気グルーヴ)にしか見えなかった!

 

 

対スーパーマン用装備〝アーマード・バットマン〟は、彼の弱点であるクリプトナイトを加工した特殊弾で弱らせれば互角の戦いを展開。
超人相手に、それでも〝口元露出〟はバットマンの〝アイデンティティ〟の発露?

 

 

ルーサーの演技ウザイ。
キャスティング
メイン・キャストではベン・アフレックしか名前を聞いた事が無い。
ヘンリー・カビルはスーパーマン/クラーク・ケントのイメージにピッタリだと思う。
『マン・オブ・スティール』から引き続き、クラーク・ケントの両親役でダイアン・レイン(マーサ・ケント)とケビン・コスナー(ジョナサン・ケントの幻想)が登場。
映像
3D版を観る迄も無かったかな。
迫力有るスペクタクル映像盛り沢山。
夜のシーンが多く、全体的に暗い。
音楽
スーパーマンが飛び立つ時のソニック・ブームは腹に響いたが、これもドルビー・アトモスの恩恵か?
主題歌等は特筆すべき事無し。
期待感
『バットマン』絡みだから・・・、反面『スーパーマン』には何の思い入れも無いし、〝アメリカン・コミック〟好きと言う訳でも無い。
満足度
正直、『バットマン』だけが観たかったんだが・・・。
〝コラボ的〟作品って、片一方にしか思い入れが無いと、やはり面白さも半減なのは宿命か?

 

 

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アクション

冒頭のゾッド将軍×スーパーマンの攻防。
これを目の当たりにした民衆は、スーパーマンに畏怖の念を抱き始める。

 

 

バットマン×スーパーマンのド突き合い。
これが作品タイトルにも謳われている核心だと思うが、全体的なストーリーとして本の一部分にしか過ぎない。

 

 

クライマックスに登場する怪物:ドゥームズデイ×バットマン&スーパーマン&ワンダーウーマンのバトル。
もう、都市が一つ滅びるレベル!

SF

スーパーマンは異星人だし、バットマンのスーツやバット・モービル等のツールが現代科学を超越している。
時代が現代なので、それ程〝SF感〟は感じられない。

コメディ

公聴会に素直に出頭するスーパーマンって、ウケる!

ホラー

確かにスーパーマンの人知を超えた能力には、恐怖を抱いても可笑しくは無い。
彼の気分次第で、国一つ滅ぼす事位造作も無い事だろうと思うと恐怖を感じる。
その反面、死んだら途端に英雄扱いって、人心って或る意味怖いわ!

グロテスク

ドゥームズデイ。

サスペンス

作中の大部分が、何かしらの脅威にさらされて逼迫した状況。

謎解き

スーパーマンの真意は?
ルーサーは何を企んでいるのか?

不可思議

スーパーマン=超人だからね。
地球上にもワンダーウーマンの様に、複数存在している様子。
異星人のテクノロジーを利用して創造された怪物:ドゥームズデイ。

ラヴ

クラーク・ケント×ロイス・レイン。

エロス

該当要素無し。

悲劇

スーパーマン/クラーク・ケント死す!
一応そう言う形で終わってはいるが、絶対死んでいないね。

感動

まぁ、正義のヒーローが身命を賭して平和を守る姿は、少なからず感銘を受ける。
ケント家の家族を思う愛情。

ドキュメンタリー

該当要素無し。

歴史

該当要素無し。