『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

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鑑賞日:平成27(2015)年8月7日[金]
劇場名:TOHO CINEMAS  日劇/SCREEN1
席番号:O-18

映画館公開日:平成27(2015)年 8月 7日[金]
地上波初放送:平成30(2018)年 7月29日[日]

IMFのエージェント、イーサン・ハントは謎の多国籍スパイ組織〝シンジケート〟を秘密裏に追跡していたが、催涙ガスによって敵の手に落ちてしまう。
目覚めると後ろ手に拘束されており、目の前には謎の女と、3年前に死亡した筈のエージェントが居た。
正に拷問が始まろうとしたその時、女は驚くべき格闘術でイーサンを脱出させる。
ブラントからIMF解体を知らされたイーサンは〝シンジケート〟の殲滅を誓うのだが、彼は国際手配の身となっていた。
組織の後ろ盾を失ったイーサンと仲間達は〝シンジケート〟とどう闘うのか?
敵か味方か、謎の女の正体とは?
そして究極の諜報バトル、その結末は・・・?
監督 クリストファー・マッカリー
出演 トム・クルーズ(イーサン・ハント)
サイモン・ペッグ(ベンジー・ダン)
ジェレミー・レナー(ウィリアム・ブラント)
ヴィング・レイムス(ルーサー・スティッケル)

この先ネタバレの可能性有り

公開初日&初回上映を鑑賞。
日劇(1)に来るのも久し振りだ。
やはり大きい映画館は良い。
ロビーに入ると、上映前のワクワク感がシネコンとは一味違う。
ただ、構造上の古さは否めないな・・・。
劇場内の傾斜は緩いので、前の人の頭がスクリーンに掛かってしまう事も有る。

今回の座席は何時も指定のO列18番だが、スクリーンに対してセンターなのは17番だと言う事が判明した!
座席肘掛に記されている番号が、〝左右両方共〟17番を指していたから(17>席<17こんなイメージ)。
しかし、実際にスクリーンを目の当たりにしてみて、やはりセンターなのは18番の様な気がする。


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ストーリー
これ迄のシリーズ作品中最も分かり易く、その分容易に感情移入出来て作中に引き込まれる。
テンポ良く飽きさせる暇を与えない。
設定
現役vs.悪に落ちた元スパイと言った対決構成は、勧善懲悪で観ていて安心感を覚える。
本の少しだけ、『007』シリーズの雰囲気を感じてしまうのは、そのジェームズ・ボンドへのオマージュと言う事にしておこう・・・。

確かに、CIAがIMFを廃止しようとする気持ちも分かる様な・・・。
似た様な機関だし、片やIMFは形式無視のやりたい放題、『結果出してるんだからイイじゃん!?』的な乗り。
目の敵されても致し方無し!

『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』でも〝シンジケート〟に関して触れられている(映画館販売パンフレット参照)らしいが記憶に無い。
そう言う事ならば、これは前作の続編と言う位置付けなのか?
キャラクター
敵ボスのレーンは、物静かで神経質そうなキャラクターが、より一層冷酷感じがを醸し出していて、これ迄のシリーズ中には登場しなかったタイプの敵役で最高。
イルサも最後迄ミステリアスで惹き付けられる。
IMFメンバーは、もう少し各個人が何らかのスペシャリスト色を出して欲しかった。

ハンリーCIA長官、イーサンに手柄譲って貰って掌返した様にIMF潰しを止める所がアメリカ人っぽい。
それ所か、次期IMF長官の座に就任とは!
IMFメンバーに誑し込まれたのでは?
キャスティング
シリーズ作品なので、レギュラー出演陣とは別途、ゲストとして表記する。
ゲスト レベッカ・ファーガソン(イルサ・ファウスト)
ショーン・ハリス(ソロモン・レーン)
アレック・ボールドウィン(アラン・ハンリー)
アレック・ボールドウィン以外、名前すら聞いた事が無い。
ショーン・ハリスは、抑えた演技がよりレーンを得体の知れない不気味な存在に育て上げている。
レベッカ・ファーガソンも敵か見方か分からない役柄を見事に演じ切っていたと感じる。
映像
トム様、お願いだからスタントマン使って!
何でもかんでも自らが演じようとしないで!
違う意味でハラハラしますからっ!
周りも止めなさいっ!
音楽
オープニングのメイン・テーマ曲を聴いた途端に何かスイッチが入った。
期待感
ちょっと難しい世界情勢的な知識が、また要るのかなと思っていた。
シリーズも5作目だから・・・。
満足度
畳み掛ける様なアクションの連続、得体の知れない敵との情報戦に手に汗握る一時を堪能した。
不可能を可能にする不屈の精神の持ち主、イーサン・ハントに敬礼!

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アクション

盛り沢山!
離陸する軍用機にしがみ付いたり、無呼吸で水中に潜ったり、ノーヘルでバイク・チェイスしたり。
イーサンだけで無く、イルサもナイフでのCQCとハラハラ・ドキドキの連続。

SF

お約束の秘密アイテム。
返送用のマスクを瞬時に作成するマシンにカメラ内臓のコンタクトレンズとか。

コメディ

ベンジーがコメディ的役回り。
どの様な危機に陥ろうとも、ユーモアのセンスを失っては一人前のスパイになれないのだろう・・・、か?

ホラー

該当要素無し。

グロテスク

該当要素無し。

サスペンス

手に汗握るとはこの事。
〝グー〟だよ、掌握り締めるよ!
水中のシーン何か、知らない内に息止めてたよ!

謎解き

シンジケートとは何なのか?
実在する事を証明しなくてはIMF存続の危機。
イルサの目的は?
彼女の背後に存在するのは何者か?

不可思議

該当要素無し。

ラヴ

該当要素無し。

エロス

該当要素無し。

悲劇

該当要素無し。

感動

友人イーサンの危機を、体制に反してでも救おうとするベンジーには心打たれる。
信念を貫き、自分の信じる正義を守る為に一致団結するIMFメンバー。

ドキュメンタリー

該当要素無し。

歴史

東西冷戦の頃は、スパイの存在意義(映画的要素として)も高かったのだろうが、今のご時勢では中々活躍の場が無いのでは?
そう言う意味では、歴史的意義のメッセージが読み取れるのかなぁ?