『崖の上のポニョ』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

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鑑賞日:平成20年10月25日[土]
劇場名:日比谷スカラ座

海を臨む崖の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、瓶に入り込んで動けなくなっていたさかなの子・ポニョを助けた。
一緒に過ごすうちにお互いのことを好きになる2人だが、ポニョの父親・フジモトによってポニョは海へ連れ戻されてしまう。
それでも宗介を想い、人間になりたいと願うポニョは、妹たちの力を借りてフジモトの蓄えた魔法の力を盗み出し、再び宗介の元を目指すが・・・・・・。
監督 宮崎 駿
出演 奈良 柚莉愛(ポニョ)
土井洋輝(宗介)
山口智子(リサ)
所ジョージ(フジモト)
天海祐希(グランマンマーレ)


超ロングランですなぁ、確か公開は夏の暑い盛り・・・、漸く観て参りました。
流石に、2ヵ月以上も経つと、映画館は空いています。

〝手書き感〟を出そうと努力した背景らしいのですが、私としては、過去の作品の様な〝緻密〟な背景画の方が好きです。
〝絵画〟としては素晴らしいとは思いますが、少々馴染めない所が有りました。

ストーリー的には分かり易いのですが、目線(対象年齢)を下げ過ぎた感は否めません。
また、テンポ良く展開し、それが心地イイのですが、101分と言う上映時間の短さが残念でした。

しかし、決して面白く無かった訳では無く、老若男女、全ての人が楽しめる作品だと思います。
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ストーリー
単純明快で分かり易い反面、ちょっと物足りない様な気がする。
上映時間的にも短くて、もう少し捻りやドンデン返しが有っても良かった気が・・・。
キャラクター
個性的で、何より活き活きしていて良かった。
海の生き物たちが素晴らしかった。
キャスティング
豪華の一言。
「何故、プロの声優さんを起用しないのか?」と言う声も、多々聞かれるが、私個人としては、〝手垢にに塗れて居らず、且つ演技の出来る俳優さん〟を起用する方が、有ると思いますっ!
どうしてもプロの声優さんだと、声を聞いた途端、他に演じられた数多くの作品のキャラクターの顔が浮かんでしまう。
映像
美しい・・・、のだが、〝手書き感〟タップリの背景はどうも・・・。
背景とキャラクター(動く物)とのギャップが感じられて、背景は〝高尚な芸術作品〟の様な感じで、それに対してキャラクターが、〝百均ショップで売っている絵本〟の絵の様に見えてしまった!
音効
海の荒波や暴風の音は臨場感タップリ。
音楽
「♪ポォ~ニョポォ~ニョポニョ♪」が、耳から離れず、頭の中をエンドレスで回っています。
期待感
そりゃぁ、8年ぶりの宮崎監督・原作・脚本作品ですから!
満足度
もうちょっと、何かが欲しかった・・・。

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アクション

リサの運転テクニックは爽快、思わず「マクるぞォ~!」と言う台詞が聞こえて来そう!
ポニョが人間の姿で、宗介の乗る車を追いかけて水魚の上を疾走するシーン。

SF

該当要素無し

コメディ

笑わせ様と言う意図では無く、ポニョ達の一挙手一投足が、何故か笑えてしまう。

ホラー

該当要素無し。

グロテスク

魚≦人間の、〝三つ指半魚人〟ポニョがちょっと・・・、『千と千尋の神隠し』の〝蛙男〟みたい。

サスペンス

フジモトに連れ去られたポニョの運命は!?
1人職場へと戻って行ったリサ、宗介の父・耕一の乗る船はどうなってしまったのか!?

謎解き

該当要素無し。

不可思議

これに尽きる。
魔法の話ですから。

ラヴ

ポニョの宗介を思う気持ち、ポニョを守ろうとする宗介。
リサと耕一。

エロス

該当要素無し。

悲劇

フジモト、愛する娘との別れ。

感動

海は命の源、全ての母。
生命で溢れ返り、その力強い営み。

ドキュメンタリー

該当要素無し。

歴史

該当要素無し。