鑑賞日時:令和7[2025]年10月3日[金]/18:55~20:45
映画館名:新宿ピカデリー/シアター2
座席番号:J-15
映画館公開日:平成 元[1989]年 7月15日[土]
地上波初放送:無し(?)
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/日本語版】
リバイバル上映公開初日&上映1回/日。
 
鑑賞より24日間も経過してしまっているので記憶も曖昧だ。
 
リバイバル上映だが前売券(ムビチケ・カード)もパンレット(復刻版)も有った。
パンレットは購入したが、ロードショー公開当時にも購入はしている筈。
パンレットの巻末に発行年月日として〝1989/7/15(オリジナル版)〟と記載が有ったので、ロードショー公開日はこの日なのだろう。
パンレットの発行日=ロードショー公開日だから。
この復刻版も発行年が2019と有ったので、その年にもリバイバル上映がなされたと推測される。
実は4日(土)に鑑賞する予定で居た。
しかし、上映時間が日中には無く遅い時間だけなので、それなら仕事終わりに鑑賞しようと思った。
3日前の17時過ぎに日時座席指定券とムビチケ・カードを引き換えようとしたのだが、センターと推測されるほとんどの席が既に指定されており、奇跡的にこの度の座席だけ残っていた。
3日に鑑賞しようと決めたのが引き換え当日だったので、映画館へスクリーンに対してセンター&目線の高さを確認する余裕が無かったので映画館の座席表で勘で選んだ。
正直言うと、当初はI列15番を獲得したかったのだが叶わなかった。
実際に鑑賞してみて、センター感も目線の高さ感も丁度良かった。
この度、初めてスマートフォンより日時座席指定券の引き換えをしてみた。
画面が小さく、慣れないので少々やり辛かった。
  
 
 
 
バビロン・プロジェクト遂行の為、東京湾上に建築された巨大建造物〝方舟〟。その屋上から一人の男が投身自殺を図った。
彼の名は帆場暎一。
篠原重工が市場の独占を狙って発表したばかりの画期的なレイバー用オペレーティング・システム・ソフトウェア、〝HOS〟をほとんど一人で作り上げた天才的なプログラマーである。
前途有望だった彼が、何故自ら生命を絶たねばならなかったのか?
誰もその理由に思い当たるものを持たなかった。
しかし、〝事態〟だけは既に進行していたのであった・・・。
首都圏でレイバーの暴走事件が多発。
その異状事態に疑問を抱いた遊馬は、後藤に煽られて事件の関連性を調査する事になる。
その結果、事件が全てHOSの搭載機で起きている事と、発生分布が数カ所に偏っている事の2点が判明する。
後藤はそれを聞いて遊馬の前に1通のファイルを差し出すのだった。
タイトルは〝帆場暎一に関する報告書〟。
後藤が松井刑事に依頼していた調査の第一報であると言う。
遊馬は、後藤が最初からHOSが原因だと踏んでおり、自分はただ踊らされただけだと言う事を知って不貞腐れる。
しかし、後藤は、暴走のトリガーは依然不明のままである事を指摘し、彼にもう一働きしてくれ、と頼む。
様々な手を尽くした結果、遂に遊馬は篠原重工の実山工場長から、ある特定の低周波によって暴走が引き起こされている、と言う確証を得る。
巨大な建築物が風によって奏でる低周波。
その低周波どうしの共鳴、共振が一定レベル以上に達すると、〝HOS〟はレイバーを凶悪な破壊魔に変身させてしまうと言うのだ。
そして折しも、超大型の台風が東京に!
もしも、台風が引き起こす40m/sにも及ぶ風に方舟が晒され、湾岸部の高層建築物と共鳴現象を起こしたならば、首都圏8000台のレイバーが暴走してしまう!
台風上陸迄に残された時間は、あと数時間。その恐るべき企てを阻止する方法は唯一、方舟の破壊しかない。
未だプログラムの解析は終わらず、全てが状況証拠だけであったが、後で帆場の犯罪が立証出来れば良し、出来無ければ自らが犯罪者となる覚悟で、第2小隊は方舟を破壊するべく、その内部へと侵入するのだった。
だが方舟では、既に暴走を始めた多数のレイバーが彼らを待ち受けていた・・・!!
  
 
 
 監督 
 押井 守
 キャラクターデザイン 
 高田明美
 美術 
 小倉宏昌
 メカニック・デザイン 
 出渕 裕
 河森正治(メカニック・デザイン協力)
 佐山善則(メカニック・デザイン協力)
 出演  
 冨永みーな[泉 野明]
 
 古川 登志夫[篠原遊馬]
 大林隆介[後藤喜一]
 榊原涼子[南雲しのぶ]
 池水通洋[太田 功]
 二又一成[進士幹泰]
 郷里大輔[山﨑ひろみ]
 井上 遥[香貫花クランシー]
 西村知道[松井刑事]
 
 
 ===== ストーリー ===== 
結局、帆場暎一は何がしたかったの?
㈱篠原重工への復習か、レイバー社会への警鐘か、自らの命を絶つに至る程の事なのかと思うと、その辺が理解不能でモヤモヤする。
 ===== 世界観 ===== 
作中の時代をリアルのそれが追い抜いてしまった。
舞台は1999年だから、今より26年も過去。
それでも全く古さを感じさせず色褪せない。
しかし、レイバー全盛の時代の筈なのに、何故に特車二課はあの様に警察内部でぞんざいに扱われ、尚且つ地位も低い?
 ===== キャスティング ===== 
 その他の声の出演 
 立木文彦[役名無し]
 林原めぐみ[役名無し]
 子安武人[役名無し]
 
上記の演者さんは、パンレットに名前が載ってはいるが役名は無し。
実際に鑑賞していても何処に登場したのか全く気付かなかった。
 ===== キャラクター ===== 
アニメーション作品につき、キャラクターをデザインと設定に分けて評する。
 キャラクター部門別評価 
★★★★★★★★★★ デザイン ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
★★★★★★★★★★ 設   定 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(評価:-5.0~+5.0/☆=0.5&★=-0.5)
   
懐かしい顔ぶれに再開した気分。
帆場の過去は人となりは敢えて掘り下げない方が作品への没入感が増すのかも知れない。
香貫花、態々ニューヨークから来日しなくても・・・。
それにしても第1小隊の方々は、南雲隊長以外誰も登場しないのですが・・・。
 
 ===== 映像 ===== 
テレビ・シリーズよりは画質も良いのかな?
余りその辺は実感出来無かった。
作画(?)は丁寧だった様な気もする。
 ===== 音楽 ===== 
主題歌等は余り記憶に残るものは無かった。
レイバーの機動音何かは心躍るものが有った。
台詞だけど、原付バイクの事を〝ゼロハン〟と、野明が言っていたのが懐かしかった!
 ===== 期待感 ===== 
近未来感が堪らな・・・、かったのだが現在となっては懐かしさか?
それでもロードショー公開当時のワクワク感が蘇える。
 ===== 満足度 ===== 
やはり世界観が大好き。
ロボットものだけど街並みは木造家屋が並んでいたりと、自分の生きている時代に沿っていると実感出来る。
観終わって、明るい未来への希望が抱けた様な気がしないでも無い?
■
 
 ===== アクション ===== 
方舟へと上陸後、畳み掛ける様に襲い来る〝感染レイバー〟の群れを薙ぎ払うイングラム。
クライマックスは香貫花が登場したコンピュータ・ウィルスに感染して制御できなくなった〝零式〟と〝アルフォンス〟との対決。
浮力装置を装着したレイバーキャリアが荒れ狂う海へと漕ぎ出すシーン。
地味だけど好き。
 ===== スペクタクル ===== 
東京湾を埋め立てて新たに土地を生み出す・・・、何とも壮大で突拍子も無い計画なんだ、〝バビロン・プロジェクト〟とは!
崩落する方舟。
巨大建造物が崩れ落ちるシーンは大迫力。
 ===== SF ===== 
少なくとも今現在、人が登場して操縦可能な二足歩行ロボットは無い。
東京湾を埋め立てる計画も無い。
 ===== コメディ ===== 
日常パートはコメディそのもの。
登場人物の魅力的。
該当無し
(鑑賞直後のレヴューでは0.5ポイントを付けていたのだが、鑑賞より時間経過し過ぎて忘れてしまった!)
 ===== ホラー ===== 
根幹のオペレーティング・システムにウィルスを仕込まれてしまっては如何様にもし難い。
目に見えない敵と対峙するのは恐怖。
何時発動するのかも知れず。
 ===== ショッキング ===== 
作品冒頭、いきなり投身自殺のシーンから始まる何て。
ロードショー公開当時はどうか知りませんが、今の世の中ではPG12指定に相当するのでは?
 ===== サスペンス ===== 
自衛隊の試作レイバーを鎮圧するシーンはリアリティが有った。
数え切れない程の銃弾を受けても尚、動き続ける。
方舟に上陸後のウィルスに感染したレイバーの大群とのバトルもそうだが、やはりラストのアルフォンスvs.零式は手に汗握る。
 ===== ミステリー ===== 
帆場瑛一とは何者か?
新しいオペレーティング・システムにウィルスを仕込んだ動機は?
足取りを追い続けた松井刑事、お疲れ様でしたぁ。
 ===== オカルト ===== 
該当無し
該当無し
該当無し
該当無し
 ===== ロマンス ===== 
該当無し
 ===== セクシー ===== 
該当無し
 ===== 悲劇 ===== 
該当無し
 ===== 感動 ===== 
帆場瑛一の犯行が証明出来無ければ、方舟を破壊した犯罪者となり果てる可能性も捨て切れないのに、それでも出動する特車二課第2小隊の面々。
まぁ、結果的には方舟の崩落は台風による自然災害として片付けられた・・・、のかな?
該当無し
 ===== ドキュメンタリー ===== 
該当無し
 ===== 歴史 ===== 
該当無し
(結果的に過去を舞台とした作品となってしまった。)