ニュージーランドでPCR検査。。2020年8月4日。 | ぶっちゃけ海外で英語とネット修行!!

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こんにちはぁ。

 

今日は、ニュージーランドの最新ニュースについて、英語勉強を兼ねて

紹介したいと思います。

 

今朝8月4日、現地時間9時30分頃。近所のスーパーの前で、無料のドライブスルーPCR検査をやっていました。どうやら、ニュージーランドで、無症状の感染者が多くいるのではという疑いがあり、急遽実施したのだと思われます。

 

 

 

ニュージーランドは今年、上半期(1月~6月)に、どういった状況だったかというお話を簡単にしておきます。。

 

ニュージーランドも、世界の国と同じように、コロナ・ショックを受けて、かなり早い段階で、「国境を封鎖」致しました。3月末頃です。

 

その直前に、ニュージーランドにコロナ感染が出たことがキッカケでした。

 

もちろん、それ以前から、すでに武漢、中国、そして遅れて韓国からの渡航を禁止していました。

 

台湾に比べればもちろん遅かったですが、他の国、特に日本と比べれば、かなり早い段階で国境を閉じることとなり、それが後々、驚異的な感染者、犠牲者数の低さに繋がり、世界でも有数の「感染防御の成功国」になることが出来ました

 

現時点の数字で言いますと、

 

感染(= 回復者)の数、1518

 

犠牲者の数、22

 

現在(83日)の感染者、27。(ニュージーランド厚生省より)

 

 

https://www.health.govt.nz/our-work/diseases-and-conditions/covid-19-novel-coronavirus/covid-19-current-situation/covid-19-current-cases

 

これは、ちょっと驚異的です。もちろん、ニュージーランドの人口が500万人

それでも比率としては、おそらく世界一、影響の少なかった国(の一つ)です。

 

現在(上記同期)ニュージーランドは、未だに「レベル1」の状態で、完全には普段の状況には戻れてないのですが、実質的には何の不自由もなく過ごせてます。それはもう、「何もなさ過ぎ」という位です。

 

今年の4月に、突如「Lockdown」に入ります。絶対に必要な活動(医療・食料・住居)以外はできなくなり、実際買い物以外の目的で出歩くと、警察から取り締まられます。ほぼ、完全な意味での「都市(国家)封鎖」です。

 

その代わり、国民・移民労働者には、給料助成金が、会社を通して支給されることになります。大体、週で580ドルほど(後に税が引かれます)。まず12週間ほどが支給。その後延長で、さらに8週間分。

 

そして現在、さらなる助成金の検討がなされ、もう一度、12週間分の助成金が出される予定で。かなり太っ腹です。もちろん、それも人口が少ないからこそできることなのです。。

 

なぜに、この8月現在で、さらにもう3か月分もの助成金が検討されたかと言うと、経済がほとんど維持できない状況で、助成金をストップすると、大量の失業者が出ることが、火を見るよりも明らかなのです。

 

なんと言っても、毎年、ニュージーランドの人口に匹敵するほどの、海外からの旅行者がほとんど来なくなってしまいました。これが一番いま問題なのです。

 

その他の経済だと、ニュージーランドは、農業国です。特に、ミルク・牛肉類。これは意外と調子がいい。国内のスーパーとか、日常生活に関わる産業は、まだ「成長」を維持してる。

 

ニュージーランドの統計局の数字を参照します。

 

第一四半期(13月)から第二四半期(46月)へは、GDP成長率が「-1.6

では、第二四半期から過去一年間のGDP成長率は、なんと「✙ 1.5」です(GDP年率比)。

 

https://www.stats.govt.nz/indicators/gross-domestic-product-gdp

 

アメリカが先日発表したGDP年率比は、「-32」です。おそらく日本は、ネガティブ40に達すると言われています(消費税増税の影響が重なりましたので)。日本は8月中旬頃、発表になるでしょう。

 

いまニュージーランドでは、かなり低い感染者の数字により、国内では自由に旅行が可能です。3か月以上、自粛を強要されて、皆さんスキー旅行にウズウズしていたので、今年の冬の旅行業は、比較的順調で、昨年の同月比で言うと、実はプラスに転じたリゾート地も有ったようです。

 

もちろん、国内旅行だけの需要だけでは、今後全く良い経済的見通しは立ちません。冬の時期だけ、しかも国内の旅行者だけではもちろん、会社の収益は、上がるどころか、維持することもできません

 

現在、ニュージーランドでは、「W⁻Shape」経済状況が心配されています。つまり、このスキーシーズンの冬の一時的な経済の状況が終わると、また強烈な不況が訪れる。短期間での、二回目の経済不況が来るということです。

 

だからこそ、もう12週間の給料助成金な訳です。まだ最終決定されていませんが、おそらく数日の内に発表になると思われます。前回の助成金による、企業延命措置の期限が、810だからです。これを超えてしまうと、企業は自己の判断で、失業者を出さざるを得ない状況になります。その手を封じるためにも、先手で執行発表をせねばなりません。

 

国境はほぼ、今年中は開くことはないとの大方の見方です。しかも、新しいワクチンの成功も、早くて今年いっぱい。配布されるのは、おそらくもう数か月かかるかもしません。

 

わたしも結構な歳なのですが、こんな経験をするとは思いもしませんでした。。

このコロナ・ショックによって、ある人たちは、人生の転機を迎え、またある人達は、最悪の状況に陥りました。お亡くなりになった方たちに、心からのご冥福をお祈りいたします。

また一方で、若い人たちは、もしかしたら新しい世界への扉が開いたかもしれないのです。

私も、あと10歳も若かったら、海外に行ってたかなぁって思うのですが・・・もう海外にいるんですけどねww。

 

確かに興味深い時代になったなぁと思っております。

ただ改めて、この感染の流行で、お亡くなりなった方々に、心からご冥福をお祈り申し上げます。