ひさびさのブックレビューです
今回はこちらです ↓
よしもとばなな著「サウスポイント」です
この本は書店の店頭にあって、タイトルの「サウスポイント」という
のが気になり手にしました
よしもとさんというと、学生時代「TSUGUMI」とか「キッチン」など
読みふけったことを思い出します
文体がピュアな部分があふれていて、自分もこういう文章が
書けたらいいなあなんて思っていました^^
それからしばし・・・エッセイなどは読んでいましたが
小説は久しぶりでした
ストーリーは、主人公の女の子 テトラちゃんの小さい頃の記憶
から始まります
テトラちゃんは、父親の事業の失敗により「夜逃げ」することになり
母親と荷物をまとめ街を去ろうとした時
学校でとても仲良しだった男の子、珠彦くんへメモを書き残し家の
ポストへ入れ、出て行きます
その後、遠方に住まいを構えた母娘は、珠彦くんとも再会するものの
複雑な家庭環境下にいた珠彦くんは、ハワイ島へ移住
二人は離れてしまいます
それから数年が経過し、大人となったテトラは美大を出て
キルト作家として生計をたててました
でも、心の隅っこには仲良しだった珠彦くんの事が常にひっかかって
いました
ある日、偶然寄ったスーパーで流れてきたハワイアンの音楽、
聞こえてきた歌詞に驚いたテトラ
それは、珠彦くんへ宛てたメモにあった文章だった・・・
一見すると、幼なじみだった2人の恋についてのストーリー
ともいえますが
舞台が前半の日本から半ばからハワイ島へとうつります
実はワタシはまだハワイ島へは行った事がないのですが
この本のタイトル「サウスポイント」というのは本当にある場所
だったのでした
本の半ばでは、ハワイ島の景色や花などの写真が織り込まれて
いて、ますますハワイ島へのイメージ、2人のストーリーへの
アクセントに繋がっていきます
実際行ったことがないワタシでも、ハワイ島の素晴らしさ
自然の素晴らしさなどが十分伝わってきました
また主人公のテトラや尊敬し大好きな人である珠彦くんの人間性
もすごく好きだなあって読みながら感じました^^
性格というのもあるかもしれないけれど
おおらかで、住んでいる環境、家族とのつながり方にもよるのかも
しれないけれど
子供ながらにして珠彦くんは既に広く包み込むような心があって
それはずっと変わってなくて、自分もそういう広い心を持ちたいなと
思ったりしました
ストーリーの中で、テトラがハワイ島にいてふと
自分自身の考え方の狭さに気づかされることがあります
それは時間だったり、状況だったり先のことだったり
でもハワイ島の自然や、風景の中にいるうちに
流れに身を任せる、というのもいいのではないかという気持ちに
なっていく点は、自分もその点はわかるなあって
また、読み進めるうちに行ったことがないハワイ島へすごーく興味が
わいてきました^^
一応、夏の終わりにホノルルへ行こうと予定していますが
日帰り、もしくは数日滞在でハワイ島へ行ってみようかな、なんて
思っています
