Alice! A childish story take,
And with a gentle hand
Lay it where Childhood's dreams are twined
In Memory's mystic band,
Like pilgrim's withered wreath of flowers
Plucked in a far-off land.
[Alice in Wonderland by Lewis Carroll}
ジェノサイドヘヴン
嫌なこと
煩わしいこと
五月蠅いこと
全てを排除した世界は
真っ白で何もない場所で
伸ばした手は何一つ掴むことのない
虚無でした
全てから解放され
自由で
何の障害もない世界は
果てしなく孤独で
不安を掻き立てる沈黙に叫んでみるけれど
木霊すら還らず
時間さえなく
上も下もなく
狂いそうで
地獄のような天国でした
とまどいながら君の吐き出した言葉を
潤んだ目でつげた言葉を
僕はまだ深層に刻み込んだまま生きている
うっとおしいことも
不自由な鎖も
思い通りにならない全ても
全部が愛おしく大切なものだと
君が教えてくれたのだ
この手を
この体を
この心を
この魂を
この血を
全て捧げましょう
残酷で繊細な地獄の天使に
その手のナイフで
その名をこの胸に刻んで
この世界のすべてから君を守り
この世界から君を救い
この世界で君を映す鏡となる
その使命を与えてくれないか
いつだって自由という孤独に震えていた
いつだって従という束縛に怯えていた
そんな二律背反をドレスのように羽織って
薄く笑っては僕を振り回すお姫様
幾多もの悪魔の手をとって
背徳のダンスを踊る君を
遠くから
近くから
見守り続ける僕に芽生える
青く深い炎
そんな僕の醜態を
いつも笑って眺めながら
君は踊り続ける
くるくる、と
狂る狂る、と
堕ちゆくスパイラルを描いて
世界で一番分かっているという自負と
世界で一番分からないという不安を
飼いならしては
繋がれた重い鎖を
赤い糸のように感じて
そんなようにつながれた手を見ては
少しの安堵感
それが近くにいる意味となって
遠く離れることへの苦しみとなる
全てを捧げて
所有物となろうとも
所詮は君にとっての障害のひとつとしか成りえない
ならば全てを切り刻んで
壊して
消してしまってくれと願いながらも
君の空白の世界にある
たったひとつの障害となるのなら
その安堵感が
君に上下を与え
時間を与え
音を与え
孤独を取り払うのなら
その白い胸に黒い杭を打ちたてよう
僕を刻み込もう
さあこの手をとっておくれ
この世界の悪魔は僕で
天国に堕ちるまで
天使と踊り続けよう
真っ白で完璧な天国で
君を汚す
たった一つとなろう
煩わしいこと
五月蠅いこと
全てを排除した世界は
真っ白で何もない場所で
伸ばした手は何一つ掴むことのない
虚無でした
全てから解放され
自由で
何の障害もない世界は
果てしなく孤独で
不安を掻き立てる沈黙に叫んでみるけれど
木霊すら還らず
時間さえなく
上も下もなく
狂いそうで
地獄のような天国でした
とまどいながら君の吐き出した言葉を
潤んだ目でつげた言葉を
僕はまだ深層に刻み込んだまま生きている
うっとおしいことも
不自由な鎖も
思い通りにならない全ても
全部が愛おしく大切なものだと
君が教えてくれたのだ
この手を
この体を
この心を
この魂を
この血を
全て捧げましょう
残酷で繊細な地獄の天使に
その手のナイフで
その名をこの胸に刻んで
この世界のすべてから君を守り
この世界から君を救い
この世界で君を映す鏡となる
その使命を与えてくれないか
いつだって自由という孤独に震えていた
いつだって従という束縛に怯えていた
そんな二律背反をドレスのように羽織って
薄く笑っては僕を振り回すお姫様
幾多もの悪魔の手をとって
背徳のダンスを踊る君を
遠くから
近くから
見守り続ける僕に芽生える
青く深い炎
そんな僕の醜態を
いつも笑って眺めながら
君は踊り続ける
くるくる、と
狂る狂る、と
堕ちゆくスパイラルを描いて
世界で一番分かっているという自負と
世界で一番分からないという不安を
飼いならしては
繋がれた重い鎖を
赤い糸のように感じて
そんなようにつながれた手を見ては
少しの安堵感
それが近くにいる意味となって
遠く離れることへの苦しみとなる
全てを捧げて
所有物となろうとも
所詮は君にとっての障害のひとつとしか成りえない
ならば全てを切り刻んで
壊して
消してしまってくれと願いながらも
君の空白の世界にある
たったひとつの障害となるのなら
その安堵感が
君に上下を与え
時間を与え
音を与え
孤独を取り払うのなら
その白い胸に黒い杭を打ちたてよう
僕を刻み込もう
さあこの手をとっておくれ
この世界の悪魔は僕で
天国に堕ちるまで
天使と踊り続けよう
真っ白で完璧な天国で
君を汚す
たった一つとなろう
錆びた森でハイド・アンド・シーク
朝から小さなお姫様のお誘いを受けてささやかなティータイム
それから少しのお散歩を兼ねてホームセンターへ
雨はまだ降らない
チョコレートが安かったからいっぱい買ったよ
両手に抱えてメモリの中から君の断片を呼び覚ます
大好きなチョコレートをあげたらいつでも機嫌を直してくれた
今はどんな気分かな?
怒ったり悲しんだりしてたら
この両手いっぱいのチョコレートを届けたいな
雨はまだ降らないし
世界はどんなふうに終わるんだろね
そんな話ばかりしていた海の見える公園
再会の約束をしたハープ橋
雨はまだ降らない
ちょっと足を延ばしてみようかな
こないだはたどり着けなかったし
僕はあの街のどこにも
君なしではいけないのかな
バイト明けに通った電車の風景は懐かしく
曇り空の下きらきら輝いているよ
ちょっとあったかくなってきたね
寒いのはすごく苦手だったから
ご機嫌よろしゅうという感じかな?
でもそっちはどんなだろね
あたたかくて色とりどりの花が咲いているといいな
綺麗なお花を集めてお花の首飾りを作ろうよ
下高井戸にあるスーパーの屋上に
小さな古びて寂れた遊園地があったよね
子供どころか人一人いなくて
くるくるまわる小さな列車や
くすんだ色のゴーカート
変なキャラクターのお巡りさん
どこまでも続く曇り空
金網の向こうには無機質な灰色の街
まるで世界の終りに取り残された二人のようで
傾いたベンチに座ってキスしたら
カカオの味がした
あの最果てに見た曇り空の下に
今僕はいるのかな
この車窓の向こうにある
あのおもちゃみたいな街のどこかに
あのスーパーがあって
君は今もその金網の向こうから
走り抜けていく色褪せた電車を眺めているのかな
曇り空は果てしなく
夜が海を黒く染めて
うねる様な闇に吸い込まれそうな気分になっていると
ぽつりぽつりと滴が波にリズムを刻んで
降り注ぐ雨が二人を包んだけれど
それでも動けないまま
傘さえささず
満たされる沈黙の中で
確かに記憶の中の君は笑っていた
濡れた体を抱きしめると
染み込むような温かさで
雨音が全てのノイズを消して
暗闇が視界を閉ざして
君の鼓動しか聞こえなくて
君しか見えなくて
君の香りしかしなくて
世界は終わるのでした
終わるのでした
ご機嫌はどんなだろね
こんばんわ、おはよう、こんにちわ
地球の反対側でも
銀河の果てでも
君がご機嫌に過ごせているといいのです
今はこの両手いっぱいのチョコレートがあれば
幸せです
幸せな終わる世界です
きらきら曇り空
降り注ぐ雨が命を巡らせ
その大きなストリームの中の
ひとつでした
ひとつでした
僕も君も
そのひとつでした
ひとつでした
それから少しのお散歩を兼ねてホームセンターへ
雨はまだ降らない
チョコレートが安かったからいっぱい買ったよ
両手に抱えてメモリの中から君の断片を呼び覚ます
大好きなチョコレートをあげたらいつでも機嫌を直してくれた
今はどんな気分かな?
怒ったり悲しんだりしてたら
この両手いっぱいのチョコレートを届けたいな
雨はまだ降らないし
世界はどんなふうに終わるんだろね
そんな話ばかりしていた海の見える公園
再会の約束をしたハープ橋
雨はまだ降らない
ちょっと足を延ばしてみようかな
こないだはたどり着けなかったし
僕はあの街のどこにも
君なしではいけないのかな
バイト明けに通った電車の風景は懐かしく
曇り空の下きらきら輝いているよ
ちょっとあったかくなってきたね
寒いのはすごく苦手だったから
ご機嫌よろしゅうという感じかな?
でもそっちはどんなだろね
あたたかくて色とりどりの花が咲いているといいな
綺麗なお花を集めてお花の首飾りを作ろうよ
下高井戸にあるスーパーの屋上に
小さな古びて寂れた遊園地があったよね
子供どころか人一人いなくて
くるくるまわる小さな列車や
くすんだ色のゴーカート
変なキャラクターのお巡りさん
どこまでも続く曇り空
金網の向こうには無機質な灰色の街
まるで世界の終りに取り残された二人のようで
傾いたベンチに座ってキスしたら
カカオの味がした
あの最果てに見た曇り空の下に
今僕はいるのかな
この車窓の向こうにある
あのおもちゃみたいな街のどこかに
あのスーパーがあって
君は今もその金網の向こうから
走り抜けていく色褪せた電車を眺めているのかな
曇り空は果てしなく
夜が海を黒く染めて
うねる様な闇に吸い込まれそうな気分になっていると
ぽつりぽつりと滴が波にリズムを刻んで
降り注ぐ雨が二人を包んだけれど
それでも動けないまま
傘さえささず
満たされる沈黙の中で
確かに記憶の中の君は笑っていた
濡れた体を抱きしめると
染み込むような温かさで
雨音が全てのノイズを消して
暗闇が視界を閉ざして
君の鼓動しか聞こえなくて
君しか見えなくて
君の香りしかしなくて
世界は終わるのでした
終わるのでした
ご機嫌はどんなだろね
こんばんわ、おはよう、こんにちわ
地球の反対側でも
銀河の果てでも
君がご機嫌に過ごせているといいのです
今はこの両手いっぱいのチョコレートがあれば
幸せです
幸せな終わる世界です
きらきら曇り空
降り注ぐ雨が命を巡らせ
その大きなストリームの中の
ひとつでした
ひとつでした
僕も君も
そのひとつでした
ひとつでした
今年も桜の季節がやってきます
古びてたてつけの悪くなった窓を開けると雨の匂いがした
ダークスカイの空からパラパラと落ちてくる光
振り返ると黒猫ちゃんがダージリンを片手に足でロシアンブルーとじゃれあっている
ゆるやかな午後の空気に綺麗な音楽をかけると黒猫ちゃんはにこりと笑いかけてくれる
いつだって微笑みをたたえているけれど
その未来をみることのできない黒い瞳に
僕は戸惑い吸い込まれる
いてほしいと願う人はいつも遠く離れていく
そんな繰り返しにも慣れたけれど
同じ痛みがあるとわかっていても
何度でも同じ過ちを繰り返してしまうのは何故だろう?
これは依存なのかもしれない
共鳴したいと心のどこかに願望があるんだろうか
だけどこの心地よい距離感は
ずっとずっと保っていきたい
それもまた本心で、そして矛盾
沈黙がたくさんのおしゃべりよりも通じ合えることもある
音と空気が心を鳴らしてハーモニーを奏でれば
話すよりも触れ合うよりも響き合える
騒がしいことや
疲れることや
追われる日々から
逃れてたどり着く
秘密基地のような場所
それが僕で
それが黒猫ちゃんで
それが彼女で
だれもが世界とのズレを感じて生きている
どこかで普通じゃない自分を皆が感じている
それが普通
特別なことなんかじゃない
無理にわかり合う必要なんかない
ぼくはきっと
黒猫ちゃんが終わるその時がきても
黒猫ちゃんを理解することはないのだ
だけどそれでいい
世界はこの脳で解析できないくらい
果てしなく不思議に満ちている
そんな久遠の旅路
そんな長い旅路で
僕を導く水先案内人がいて
僕と共に歩く道連れがいて
そんな人々と出会い別れて
そしてここまで来た
未来を語れない唇が
小さくメロディを紡ぎだす
僕はそれに耳を傾ける
雨音がリズムを刻み
少女が歌を口ずさむ
そんな緩やかな午後
ダークスカイの空からパラパラと落ちてくる光
振り返ると黒猫ちゃんがダージリンを片手に足でロシアンブルーとじゃれあっている
ゆるやかな午後の空気に綺麗な音楽をかけると黒猫ちゃんはにこりと笑いかけてくれる
いつだって微笑みをたたえているけれど
その未来をみることのできない黒い瞳に
僕は戸惑い吸い込まれる
いてほしいと願う人はいつも遠く離れていく
そんな繰り返しにも慣れたけれど
同じ痛みがあるとわかっていても
何度でも同じ過ちを繰り返してしまうのは何故だろう?
これは依存なのかもしれない
共鳴したいと心のどこかに願望があるんだろうか
だけどこの心地よい距離感は
ずっとずっと保っていきたい
それもまた本心で、そして矛盾
沈黙がたくさんのおしゃべりよりも通じ合えることもある
音と空気が心を鳴らしてハーモニーを奏でれば
話すよりも触れ合うよりも響き合える
騒がしいことや
疲れることや
追われる日々から
逃れてたどり着く
秘密基地のような場所
それが僕で
それが黒猫ちゃんで
それが彼女で
だれもが世界とのズレを感じて生きている
どこかで普通じゃない自分を皆が感じている
それが普通
特別なことなんかじゃない
無理にわかり合う必要なんかない
ぼくはきっと
黒猫ちゃんが終わるその時がきても
黒猫ちゃんを理解することはないのだ
だけどそれでいい
世界はこの脳で解析できないくらい
果てしなく不思議に満ちている
そんな久遠の旅路
そんな長い旅路で
僕を導く水先案内人がいて
僕と共に歩く道連れがいて
そんな人々と出会い別れて
そしてここまで来た
未来を語れない唇が
小さくメロディを紡ぎだす
僕はそれに耳を傾ける
雨音がリズムを刻み
少女が歌を口ずさむ
そんな緩やかな午後
