久しぶりの更新になりました。年始からいくつか記事を書いて下書きにしてますがどれも途中になってしまってます。近況はまたアップするとして、、、比較的まとめやすくて残しておきたい子の習い事の記事をアップしてみようと思います。長文な上、内容が教育虐待っぽくなってますのでご興味ない方、教育ママ苦手な方はスルーしてくださいね。


バイオリン、2歳11ヶ月ではじめて先日で1年が過ぎました。なんども親子で挫けそうになった日々でした。この一年、本当によく続いた、、、としみじみしてます。カテゴリー分けてまとめてみます。


レッスンについて

レッスンは月に3回いれました。自分の入院で昨年8月はお休みしましたがそれ以外はすべて3回通うことができました。はじめてから半年まではゴロゴロしたり、バイオリンイヤーといったりで楽器を持たせるまでに10分くらいかかりました。レッスン中の態度がこれなので先生に申し訳なくて親も辛かったです。現在は初めの20分ほど弾いて見ていただき、最後の10分強でソルフェージュをやっています。今でも時々ふざけますが、後述する弓ボキッ事件以後は概ねきちんとレッスンを受けられるようになりました。


弓ボキッ事件

はじめて半年経っても、レッスン中、寝転がったり楽器を持たないなど、目に余るほど先生に失礼な態度を取っていた子。わたしはいつも注意してましたが一向に変わりません。忘れもしない2023年9月11日のレッスン後、私が閻魔大王並にブチギレたことで事件勃発!


私「練習はできなくてもいいし弾けなくてもいいけどレッスンでふざけるのは先生に失礼だからバイオリンもうやめよう。いまからゴミ捨て場にバイオリンを捨ててくる!」


バイオリンを持って家を出ようとする私。


娘「イヤー!〇〇ちゃんのバイオリン捨てないで!バイオリンやるーお願いー」大号泣ですがりつく。


私「じゃあちょっと練習してみる?」


娘「うん」

泣きながらなんとか弾き始める


私「そうじゃないよ!そこ違う!もうちゃんとやらないなら捨てる!」

弓と楽器を片付けようとする。


娘「イヤー」

弓を奪おうとする。


弓がボキッと折れる。


娘、私「ぎゃー😱」


という出来事がありました。ここまでくると教育虐待ですね。やり過ぎた、、、と深く反省しています。娘の気持ちに寄り添って怒らず乱暴ではないやり方でレッスンに心を向けるようにしてあげるべきでした。でも私には無理でした。いくら3歳といえど、先生に失礼な態度を取るのが許せなかった、、、。そんな怒りからブチギレてしまい弓が折れる事態に。この後、新しいスズキの弓をAmazonで購入する代わりにきちんと真面目に取り組むと約束をしたのでした。


事件後の変化

弓が折れたことに大ショックを受けた娘は新しい弓が届くのを毎日待って、それからは子は真面目に練習やレッスンに取り組むようになりました。はじめて半年まで開放弦の練習だけでしたが10月からは少しずつ曲をすすめられるように。教育虐待は反省してますが、先生をリスペクトしてレッスンを受けられるようになった子は私の誇りです。自分のバイオリンをとても大切にするようになったのも嬉しいです。出かける時は「バイオリンにお土産買ってもいい?」などいっており、友達のように思ってるようです。


進み具合

現在、『幼児のためのはじめてのバイオリン』に取り組んでいます。


弓ボキッ事件から真面目に練習するようになりはじめ開放弦の練習がおわり、9月の下旬からはじめての曲「きらきら星」に取り組みました。4小節くらいずつ毎週練習して一曲できるようになると、その後は異なる二つのリズムで弾く練習をしました。この楽譜は「弾けたら星に色を塗ろう」とか子どもがやる気になる工夫がありとても良かったです。先生もできたらシールを貼ろうなど言ってくださり、そのおかげで子も頑張れたと思います。3パターンのきらきら星に4ヶ月ほどかけ、その後は「ほたる」、「おとうさんせんのうた」にすすみ、いまは「めりーさんのひつじ」に取り組んでいます。事件前と事件後の変化に驚いてます。


ソルフェージュは「いちばんやさしい3歳からのソルフェージュ」を2周やりました。


はじめはぐちゃぐちゃ書いたり、先生のキーボードをじゃんじゃん弾いて話を聞かなかったり好き勝手にやってました。今は概ね先生に言われた通りにやります。音符をなぞったり書いたりするのもできるようになり楽しいようです。楽譜はまだまだ読めません。なのでめりーさんのひつじもお母さん指、お兄さん指などのイラストを描いてあげてそれを見て弾いてます。聴音ははじめよりはわかるようになってきたかなという感じ。このまま絶対音感になれたらすごいなぁ。こちらのワークはイラストがかわいいし子供も楽しくできるのがとても良いと思いました。


練習を自分からするようになったモチベアップのきっかけ

きらきら星が弾けるようになりおじいちゃんおばあちゃんや従兄弟の前で弾いて見せる機会を設けました。子の先生は発表会がないのです。はじめて見た祖父母は盛大に褒めてくれ、それが子の自信につながったようです。その後もはりきって毎日練習するようになりました。レッスンの時、先生が毎回ほめてくださることもやる気アップになるようです。ありがたい!

それから今公開されているドラえもんの映画で子どもたちのオーケストラが編成されたらしくそのドキュメントをテレビで見たのも刺激になったようです。「あの子、黒いとこ(指板)弾いてないね。すごいね。〇〇ちゃんもれんしゅうする」などいって練習はじめたりしてました。ドラえもんよ、ありがとう。


今後の課題

弾く姿勢に気をつけることを大切にしたいと思います。左手の形かおかしかったのですが先生にご指摘いただいた通りに修正し今は綺麗な形になりました。ボーイングは非常に難しくまっすぐ弾くことがまだまだ難しい。黒い指板を弾くことはなくなりましたが腕の動かし方が不安定だなと思います。これは体の発達とも関係がありそうなのでしばらくは無理のないよう練習したいです。

毎日練習できてることが本当にえらい。

こうして書いていると、親は欲深いものだと痛感します。はじめはきちんとレッスンを受けてくれればいいと思っていたのが、今度は練習をしてほしい、その次は綺麗な音で弾いてほしいなど、どんどん難しいことを求めてしまいます。子どもの持つポテンシャルは目を見張るものがありますが、それに便乗するのではなく、自然に楽しく弾けることを目標にしてこれからも続けていきたいです。


番外編:親もバイオリン始めた

わたしも7月から一緒にレッスンを受けてます。バイオリンを弾くのは20年ぶりでしたがわたしは各所、変な癖がついています。最初の先生が大事過ぎると実感。歳食って体も硬く、我が子のように、言われてすぐに左手の形を修正したり、まっすぐ弓を動かすなどとてもではありませんが出来そうにありません。わたしは昔、『新しいバイオリン教本4巻』までやってましたが、今回気持ちを改め1番初めからやり直してます。まず同じ教本の一巻を終わらせて、いまはスズキの教本に変えて2巻をやってます。左手もボーイングもすごく無理のある弾き方をしていますが、先生の教え方が素晴らしく少しはマシにはなってるかなと思います。やってみると改めて小さな子供の柔軟さに驚かされます。娘は美しい音で正しく弾いている素晴らしい先生に出会えたので、私のような変な癖はつかないと思いますが、やはり小さい頃から楽器を始めるのが好ましい、、、と実感したのでした。


一年振り返って

親は勝手でダメダメでも子どもはみな立派だということがよくわかりました。つまり、子どもはとても素直で一生懸命である、それ以上に純粋であるということです。ルソーの『エミール』だっけ?子どもは自然な存在です。だから大人がコントロールすべきではないし自然なままにさせておき、親はそれをサポートするだけの存在であるべきであると思いました。幸運なことに我が子はバイオリンが好きになりました。今は曲が弾けるようになりとても楽しくなってきたようです。あんなに嫌いになるようなひどいことを親がしてきたのにバイオリンを好きになってくれてこれは奇跡としか思えません。嫌いになってやめていてもおかしくなかったと思います。ありがとう、バイオリン、そして先生、そして子!いろいろわたしに教えてくれる子に感謝する気持ちをいつも忘れないようにしたいものです飛び出すハート


次は今読んでる本のこととか書けたらいいのですが時間がね、、、悲しい

写真はわたしの楽器。1924年にドイツで製作されたらしい。今年で100歳です。