昨年少し触れたままだった韓国人歌手の映像問題。原爆ドームの前でダンスを踊るという醜悪さだが、まだYoutube上にあった。

・原爆ドームとしか思えない建物

・燃え盛る火

・燃える人物、そして

・その前で軽いノリで踊る人物

到底許されるべきではない映像。

途中で出てくる"Here we go!"も完全にジムのトレーナーのノリのような軽さで信じがたい。

ダンス自体も品がなく原爆ドームの前で踊るのも論外。

▶広島県原爆被害者団体協議会の金子一士・理事長（81）は「被爆直後をイメージしたような場所で歌い踊るのだから、いい気持ちはしない。被爆者の苦しみを揶揄（やゆ）しているようにさえ感じる。だが感情的に非難しても理解が遠のくだけ。両国の若者らが話し合いを重ねる契機になってほしい」と話している。

原爆被害者団体の理事長金子氏も「被爆者の苦しみを揶揄」と表現。揶揄以外のなにものでもないと思う。

▶ピさんの所属するJPYエンターテインメント（ソウル）の担当者は「日本好きで知られるピが、日本のファンを侮辱するような意図はない」とコメントした。

信じがたいコメント。「日本好き」なら被害者団体が「揶揄」と指摘している以上、修正あるいは取り下げるべきだろう。

アメリカにとっては「ファシズム日本を降伏させた原爆＝正義」という図式だが、原爆投下はまぎれもなく無辜の市民が巻き添えになった悲劇で正当化できない。犠牲者の中には朝鮮半島出身者も多数存在する。

そもそも「日本を降伏させる意図で原爆を投下した」という通説を覆す史実が、プリンストン大学の歴史学の教授から提示されている。

物理学専門のアメリカ人の友人に勧められて読んだのだが、斬新な新説、そして緻密な検証に衝撃を受けた。必読の書。

著者。