まことの女から、毎日しつこい位
TELがかかって来た。


「じゃ、今晩一緒に飲みに行こう~」


最初で最後に1回だけ、付き合う事にした。

待ち合わせして、静かなバーに行った。

彼女はゆりちゃんって名前だった。

いろいろ、今のまことの状況を聞いた。


私と別れてから、ナンパで出会ったみたいで
その頃、農協に勤めてたけど

家の父親に会わせたら、
農協辞めて、SMクラブをOPENさせてくれたら
娘と付き合っていいと。

まことは、名古屋中のSMクラブへ行って
イロイロ体験して、話を聞いてきて

もうすぐ、SMクラブをOPENさせるらしい。

まことの母親は半狂乱らしく、

二人で住んでる家に、勝手に合鍵作って
侵入してくるらしい。

ガツンと言ってやっても、
あのババアはへこたれないから
参ってるって!

風俗やるなら、私は現在風俗嬢だから
いろんな人に会わせてあげるよ~

私の風貌で、SMクラブは何人にもスカウトされて
事務所までも行ってるから
いつでも、相談のるからね~

ゆりちゃんと話してたら、自分の性格に似てたから
かわいいと思える様になってきた。

今から、風俗の社長と飲むけど来る?

一緒に、リゾートの社長とすし屋に行った。

ゆりちゃんは、真剣にいろんな話を聞いていた。

社長は、ゆりちゃんに一目惚れで
紹介しろ~ってうるさかった。


突然、目まいがしてきた。

ゆりちゃんゴメン。
調子悪い!
って私はタクシーで帰って来てしまった。

熱を測ったら39.7℃
死にそうだったのに、無理して飲んだからだ~


次の日、目が覚めたら
すごい雪!道もすごく積もってた。

ゆりちゃんからTELがあった。

運転しながらだったから、
何度も切ろうとしてるのに話続ける。

何度も危ないっ!ちょっと待ってね!
って言いながらしゃべってる。

マジで危ないから切るからね!
って言った瞬間、

「キャー
あ~~~ダメ!あぶな・・・・」
と言ったと同時に

大きな音で ガシャン と言った。

心配だったから何度もTELしたけど圏外。


それっきり、一度も連絡はない。

どうしちゃったのかな?
すごい事故だったんだと思う。

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