手術後、しばらく安静にしてた。


直樹を新しいマンションに招くのは初めてだ。

入った瞬間、私の背中を思いっきり蹴った。
私はエビ反り状態になり、痛かった。

直樹に翔ちゃんとの事がバレていた。

蹴られた瞬間から、体がガタガタ震えた。
しげ君の暴力を思い出してしまった。

1度暴力振るった人は、また振るうと私は思っている。

直樹とは終わりだ。

別れを告げた。

別の理由もあった。
1ヵ月位前、まだ一緒に居た頃
朝の10時頃に家の電話が鳴り
出ると…

「うちの息子の直樹に代わって下さい」

母親からだった。

「あなた、こんな時間になぜ家にいるの?
おかしくない?仕事なにやってるの?」

おぼっちゃん大学の学生を私がたぶらかしてると
思われてる。
責められたので直樹に代わった。

私が責められているのに
何もかばってくれない。助けてくれない直樹に
ガッカリしてた。
今後、直樹といる限り、母親も付いてくる。
自信がなくなってた。


直樹は頭のキレる子だった。
私はよく、直樹の口車に乗せられてしまっていた。

俺の車とお前の車売って、もっといい車買わないか?
いい車だとサーフィン行った時、お前をゆっくり寝かせたいから
高級車のステーションワゴンを考えてる。

私は自分の車に1度も乗ってなかったから、OKを出した。

「少しお金が不足してる」と

前まで直樹に渡していた、
私の毎日の1万円貯金の通帳の中身を、全て使ってしまった。

そのステーションワゴンは、半年乗っただけで
それを売って、プラス自分でローンを組んで
安いポルシェに変わっていた。

今、思えば貢いだも同じ。
私はバカだった。


直樹は別れる事を、泣きながら嫌がった。

直樹とは、お互いウマもあったし結婚するんだろうな
って思ってたから、私も泣けてきた。
SEXの相性も、すごく良かった。
変態プレイもいっぱいして、出会った頃19歳だった直樹には
刺激的だったと思う。
お金もSEXも満足させてくれる女を手放すのは
辛かったと思う。

最後に、別れを納得してくれたが
ずっと、SEXフレンドでいたいと。

断った。


ちょっと違うけど
翔ちゃんと直樹を天秤にかけたから

二兎を追う者は一兎をも得ずって感じかな?

しばらくフリーで遊びまくろう!

ペタしてね