◆小説◆「Elephant Signs(エレファント・サインズ)」第二十一話
リナの動揺を知ってか、知らずか・・・。ボスは話を続ける。
「で、だ。時空の鍵はな。あの少年じゃないと、
・・・いや、あの一族のなかの‘第一子’でないと、あやつることができないのだよ。
なぜかは謎だが、あの一族の第一子には、代々その力が受け継がれるようなんだ。・・・まぁ、最近発覚したことだよ。」
「なぜ・・・知ったのですか?!しかも最近?!」
リナははじめて聞かされる話に圧倒されっぱなしであった。
2008年という時代。・・・自分のいるべき時代。
ここをうまく切り抜けて行かせてもらえれば、この機会こそ逃げ出すチャンスになるかもしれない。
どうしてもここは行かせてもらわねば・・・。できれば、少人数で。
ボスはリナの問いに機嫌よく答える。
「あの一族、・・・年寄りが一人いたもんだから、そいつをいけにえにとっ捕まえて来たんだがな。もう認知症がはじまってんだ、俺を自分の子と勘違いして、簡単に口を割りやがった。とっくに息子は死んでるってのになぁ。
‘ワシは4男だから時空の鍵は長男のお前に預けた’とかなんとか言ってたな。ハッハ(笑)
バカ者よ。自分を助けるために、自分の孫が犠牲になるとも知らずに!!
ぶわっはっは!!」
実はケルマーンが姿を消した時、ボスは彼を呼び寄せるため、彼の家に手下を向かわせたのであった。リナたちと同時期に派遣され、控えとして待機していたもう一部隊である。
ケルマーンの家。
そこにはケルマーンの祖父がすやすやと眠っていた。
「家族はこいつだけみてぇだな。」
POLICE集団は、眠る翁を抱えると、ボスの待つ基地へと、帰って行った。
太陽系から10億光年先の、この基地へ。
時空のプレートが閉じかけているぎりぎりの隙間に入り込んで・・・。
それを聞いたリナは再び、そして今度は血の気が引くような強烈な震えに襲われた。
「で、だ。時空の鍵はな。あの少年じゃないと、
・・・いや、あの一族のなかの‘第一子’でないと、あやつることができないのだよ。
なぜかは謎だが、あの一族の第一子には、代々その力が受け継がれるようなんだ。・・・まぁ、最近発覚したことだよ。」
「なぜ・・・知ったのですか?!しかも最近?!」
リナははじめて聞かされる話に圧倒されっぱなしであった。
2008年という時代。・・・自分のいるべき時代。
ここをうまく切り抜けて行かせてもらえれば、この機会こそ逃げ出すチャンスになるかもしれない。
どうしてもここは行かせてもらわねば・・・。できれば、少人数で。
ボスはリナの問いに機嫌よく答える。
「あの一族、・・・年寄りが一人いたもんだから、そいつをいけにえにとっ捕まえて来たんだがな。もう認知症がはじまってんだ、俺を自分の子と勘違いして、簡単に口を割りやがった。とっくに息子は死んでるってのになぁ。
‘ワシは4男だから時空の鍵は長男のお前に預けた’とかなんとか言ってたな。ハッハ(笑)
バカ者よ。自分を助けるために、自分の孫が犠牲になるとも知らずに!!
ぶわっはっは!!」
実はケルマーンが姿を消した時、ボスは彼を呼び寄せるため、彼の家に手下を向かわせたのであった。リナたちと同時期に派遣され、控えとして待機していたもう一部隊である。
ケルマーンの家。
そこにはケルマーンの祖父がすやすやと眠っていた。
「家族はこいつだけみてぇだな。」
POLICE集団は、眠る翁を抱えると、ボスの待つ基地へと、帰って行った。
太陽系から10億光年先の、この基地へ。
時空のプレートが閉じかけているぎりぎりの隙間に入り込んで・・・。
それを聞いたリナは再び、そして今度は血の気が引くような強烈な震えに襲われた。