小説NO.131 「 新たな幕開けに向けて 」 其の1。 | もうすぐって…いつ?

小説NO.131 「 新たな幕開けに向けて 」 其の1。

サラクロはもちろん、朱音の腕から解放された。
父親を窒息させそうになっていたと知り、朱音はあたふたしていた。

「こんなとこで窒息するわけにはいかんヽ( )`ε´( )ノ」

と、ブーブー怒りつつも、やはり彼は、少し恥ずかしそうでもあった。


しかしサラクロは、その陰で、こぼれそうな涙をこらえても・・・いた。
それに気づいたものは、おそらくいなかっただろう。


もちろん真也も気づいてないうちの一人。

「あっはっはo(〃^▽^〃)oサラクロ、お前面白いな!
・・・あ、でも健司さんに「お前」だなんて・・・言えねぇ( ´艸`)!!」


などと言って病室の3人を、爆笑の渦の中に、巻いていた。

鋭いひとみでさえも気づいておらず、

「ばっかじゃないの~?真也君て!
やっぱルースの生まれ変わりだわ(-^□^-)!」


などと、腹を抱えて笑っていた。


サラクロはその会話、笑顔、笑い声・・・。それを聞く程に切ない気持ちになっていたが、
それは見せないように笑顔を作った。猫になってから、笑顔を作るなどということはなかったサラクロ。

(やはり、人って大変じゃのぅ・・・。猫同士だったらこんな小細工いらなかったのに・・・A=´、`=)ゞ。
そしてなんじゃ・・・この悲しみは。。
皆の笑顔が・・・感情のウェーブがこころの芯にもの凄く、響いてくるではないか・・・。
やりにくいことこの上ないo(TωT ))


こころの中は、にこやかな表情に反して、雨模様であった。


真也は言う。笑顔のままで。

「な、俺たちこれで、また元の暮らしに戻れるよな(*^ー^)ノ
朱音は学校行けるしさ、ひとみも笑うようになったし!」


「なによ(゙ `-´)/わたしが鉄の仮面かぶってるみたいな言い方じゃない!!」

・・・とひとみの突っ込みが入る。
真也はひとみの頭をよしよししながら、

「あっは。やっぱサラだよな、お前(^∇^)
ま、それはいいさ、俺もまた学校行くよ。スパイダーのやつらも、俺はもう怖くねぇ!
だって俺はルースだぜ?な、朱音!!」

などといいながら、力こぶを作ってみせる。

「はは(´∀`)そうね・・・」

朱音は少し、力なく笑った。
彼女の心には、どうしてもシュリのことが浮かんでしまう。
しかし朱音はそれを勘くぐられないよう、笑顔を保っていた。


もちろんその心情、サラクロには見抜かれているが・・・。


サラクロは3人に言った。


「ああ。みんなこれから自由になれる。最後に聞かせてくれ?
みんな、記憶を残したまま、ここで生きていくことで、一致した・・・のかな?
確認じゃ(`・ω・´)」