小説NO.129 「 現世の王 」 中編
「現世でそのとき起こっていたことというのはな、
これまで王を務の魂が、死界へ逝くという、・・・いわば世代交代が行われる事態に、なっていたんじゃ。」
サラクロはフゥっとため息をついた。
「え?王でも死ぬとかあるのΣ(・ω・ノ)ノ!??」
ひとみが驚いて、口をはさむ。
サラクロは微笑を浮かべつつ、頷いた。
「もちろんじゃよ。ほら、ワシだって元の元は岩砕じゃろ?
死界の王だったわけじゃ。
王といえども、同じ「魂」。浄化されることを繰り返して、生きているんじゃよ。」
なるほど、という顔で3人とも納得していた。
サラクロは続ける。
「ワシはな、・・・いや、健司だったワシの魂は、急遽そのポジションに置かれることになったんじゃ(`・ω・´)。
と、いうのは、前の現世の王には妻も子も居なかった・・・というのが一番の理由じゃよ。血を受け継ぐものがいなかったんじゃ。
前の現世の王は、「人」として生きていたんじゃが、愛するひとを、「3つの世界の事情」に触れさせるのを、非常に恐れている・・・お方じゃった。
だから、一緒になりたい相手がいようとも、誰かに告白されようとも、ひとりの殻に閉じこもってしまっていたんじゃ・・・。人間に生まれたがゆえに、王といえども悩む部分が多かったんじゃのう。
その方も、その相手になれる対象も、人間なわけで、つまり高等な脳をもつ生物。本能とは別の、理性・知性が多い生き物じゃから・・・こんなことだって起こりえるんじゃよ。
植物や、わしのような猫なんかにうまれていれば、王として世界を見つつ、割り切って子孫を残すことだってしやすいんじゃ。
本能的な部分で、人のような高等生物のように、一緒になった相手とずっといる可能性も極めて低い場合が多いしのぅσ(^_^;)。
なにより、ワシなんかは、王以外の私生活は、単純なものだからの。
猫だもの、働いたりしなくたって、何とか生きていけるんじゃからA=´、`=)ゞ」
「ふぅん。王も、相手の気持ちが自分に近いほど、大変ってわけかぁ(・ ・;)」
真也は初めて知ることばかりに呆然としつつ、ぼそっと呟いた。
「そうじゃよ。
まぁ、ワシらの場合、どんな生き物とだって交信できるって能力はあるにせよ、こころは、人間と同じようなものじゃからの。どんな生き物として生まれた場合も、王の魂は基本、地球上では一番、人間に近い。」
サラクロは尾をくにゃりと曲げつつ、そう答える。
そのとき、朱音は目に少し、涙を浮かべ、サラクロにこう尋ねた。
「ねぇ、じゃあ何で・・・。父さんが、現世の王に選ばれたの?
魂はたくさんあるっていうのに・・・。」
不思議だったのだ。
なぜ自分の父親・・・健司が、「王」という責任を背負う運命になってしまわなければならなかったのかが。
「朱音。泣かなくても、大丈夫。」
そう言ったサラクロの声が一瞬、健司の声に変ったように聞こえた。
3人は、思わず息をのむ。
しかし、再び話し始めたサラクロの声は、最初に人の言葉を話したときの声色に戻っていた。
「じゃあ・・・、その話を、今からするとしよう。」
これまで王を務の魂が、死界へ逝くという、・・・いわば世代交代が行われる事態に、なっていたんじゃ。」
サラクロはフゥっとため息をついた。
「え?王でも死ぬとかあるのΣ(・ω・ノ)ノ!??」
ひとみが驚いて、口をはさむ。
サラクロは微笑を浮かべつつ、頷いた。
「もちろんじゃよ。ほら、ワシだって元の元は岩砕じゃろ?
死界の王だったわけじゃ。
王といえども、同じ「魂」。浄化されることを繰り返して、生きているんじゃよ。」
なるほど、という顔で3人とも納得していた。
サラクロは続ける。
「ワシはな、・・・いや、健司だったワシの魂は、急遽そのポジションに置かれることになったんじゃ(`・ω・´)。
と、いうのは、前の現世の王には妻も子も居なかった・・・というのが一番の理由じゃよ。血を受け継ぐものがいなかったんじゃ。
前の現世の王は、「人」として生きていたんじゃが、愛するひとを、「3つの世界の事情」に触れさせるのを、非常に恐れている・・・お方じゃった。
だから、一緒になりたい相手がいようとも、誰かに告白されようとも、ひとりの殻に閉じこもってしまっていたんじゃ・・・。人間に生まれたがゆえに、王といえども悩む部分が多かったんじゃのう。
その方も、その相手になれる対象も、人間なわけで、つまり高等な脳をもつ生物。本能とは別の、理性・知性が多い生き物じゃから・・・こんなことだって起こりえるんじゃよ。
植物や、わしのような猫なんかにうまれていれば、王として世界を見つつ、割り切って子孫を残すことだってしやすいんじゃ。
本能的な部分で、人のような高等生物のように、一緒になった相手とずっといる可能性も極めて低い場合が多いしのぅσ(^_^;)。
なにより、ワシなんかは、王以外の私生活は、単純なものだからの。
猫だもの、働いたりしなくたって、何とか生きていけるんじゃからA=´、`=)ゞ」
「ふぅん。王も、相手の気持ちが自分に近いほど、大変ってわけかぁ(・ ・;)」
真也は初めて知ることばかりに呆然としつつ、ぼそっと呟いた。
「そうじゃよ。
まぁ、ワシらの場合、どんな生き物とだって交信できるって能力はあるにせよ、こころは、人間と同じようなものじゃからの。どんな生き物として生まれた場合も、王の魂は基本、地球上では一番、人間に近い。」
サラクロは尾をくにゃりと曲げつつ、そう答える。
そのとき、朱音は目に少し、涙を浮かべ、サラクロにこう尋ねた。
「ねぇ、じゃあ何で・・・。父さんが、現世の王に選ばれたの?
魂はたくさんあるっていうのに・・・。」
不思議だったのだ。
なぜ自分の父親・・・健司が、「王」という責任を背負う運命になってしまわなければならなかったのかが。
「朱音。泣かなくても、大丈夫。」
そう言ったサラクロの声が一瞬、健司の声に変ったように聞こえた。
3人は、思わず息をのむ。
しかし、再び話し始めたサラクロの声は、最初に人の言葉を話したときの声色に戻っていた。
「じゃあ・・・、その話を、今からするとしよう。」