NO.110 「 ドクター田辺の不審な行動?!」
「すげぇっ、赤い糸みたいなセンサーが全部みえるぜ三( ゚Д゚)!」
きょろきょろ周囲を見渡すと、防犯カメラがいつの間にか、クルリと壁側を向いている。
(なんてこったΣ(゚д゚;)。サラクロ、こいつ一体・・・何者だ?!)
真也がサラクロを見つめると、サラクロはギロリと真也を睨んだ。
まるで、
「早く行きなよ!」
・・・そう言っているかのように。
「オッシャ(`・ω・´)!す、すごく不安だけど・・・。」
そう言うと、真也は赤いセンサーの間をそろそろとくぐりながら、前に進んだ。
これは、想像以上に神経を使う行動だ。髪の毛一本たりとも触れるわけにはいかない。
しかも、真也は背が高い・・・。
(センサーが働いているのは、塔の中にはいるまでのはずだ。
入院患者や夜勤の医師も歩くからな。
あと少し、あと少しだ(´□`。)!!)
物凄く無理のある体勢、筋を違えそうになりながらも、やっとこさ、真也は病院の裏口の前に
たどり着いた。
(ふぃ~・・・疲れた(_ _。)。・・・いや、でもそんなこと言ってる暇はねぇ!!)
真也はそっと扉の取っ手に、手をかけた。
「あ、これ・・・どうすっかなぁ。鍵が、かかってるや(・_・;)」
真也はポケットに入っていた安全ピンで、鍵穴をカチャカチャやってみたが、どうも駄目だ。
すると、真也の腕を伝って、サラクロが鍵穴の前に来た。
爪を出して鍵穴に突っ込むサラクロ…。
カチャ…
何と、扉はいとも簡単に開いた。
「嘘だろこれっ、なんだお前…スゲェなぁ(・ω・;)」
真也の言葉にサラクロは、ちいさく「ニャン(*^o^*)♪」と鳴いた。
そっと扉を開けると、そこはラッキーなことに、朱音の病室の真ん前であった。
(そっか、ここは非常口だったんだな。
朱音は一番奥の部屋だから、すぐだ。ラッキー(・ω・)/♪)
真也は静かに扉を閉めた。すると・・・
カチャッ…カタカタ・・・
朱音の病室内に、誰かがいる気配がするではないか。
(変だ、朱音の部屋の中で何か・・・音がする(・_・;))
ガタガタと震えながら。
その手には、何と、注射器が持たれていた・・・。
一体、なんのために・・・?
真也は嫌な予感がしたため、朱音の寝静まる病室の扉をガラリと開けた。「な・・・何だね・・・キミは。なんでこんなとこに・・・(((゜д゜;)))」
罪悪感が見え見えの、背の高い男性医師、
「ドクター田辺」が・・・そこには立っていた。