小説NO.5~秘められし力?~
しんと静まり返った空気に凍りつくように私はたたずんでいた。
「はい。私が朱音です。」
はっきりそれをいうのがやっと・・・。
明らかに、緊張している自分に気づいていた。
「さっき何者かがここへきていたな?ここの人物とは思えぬ気を感じた。
だれだ?」
答えたら、シュリがやられる・・・!
そうに違いない。とっさに出た言葉は明らかな、嘘。
「わかりませんね。私は薬を売ってほしくって、ねだってたんですけどね~、
アイツは名乗りもせずヤりもせずでね~まったくわけわかんなかったよ!」
(なんでこんな売春婦のふりしてるのよー!( ̄へ  ̄ 凸)
しかもシュリって人、まだ良く知らないのに;)
「うそは、いかんよ?」
ククク・・・という笑い声とともに、私はまた圧力のような熱風に倒された。
姿も見えない。
声だけが胸に響く。
怖い、こわいよ・・・シュリ!
「君はやつを知ってる。ヤツはシュリ王子だろ?
俺様はアイツの父上、つまりアグラー王の使いの者でね。
裏切り者のシュリを連れ戻すのが任務なんだよ。
ただ・・・お前はシュリ王子の逃亡と関わっていそうだなぁ?ちがうか?あ?」
おそらくその通りだと思う。
しかし、現世と死界の中間地である、この世界を支配している王の息子が何故私を?
わからない・・・。
「ネェちゃん、おっと朱音さんよ。悪いが連れて行かせてもらうぜ?
そしたらきっとアイツも現れるから。」
そんなーーーーーーーーー\(*`∧´)/!
私はここにいるべきじゃないといわれたり、連れてくとか言われたり、
なんなのよ!!!!!!
「あんた!姿くらい見せやがれ!」
なんか私強気だなー。まぁいいか。
そのとき空気が・・・いや、世界の壁の一部?がパキっと音を立てた気がした。(私の勘違いかな?)
「ふふ、シュリ王子が貴様に目をつけたのがわかったぞ。
貴様、凡人ではないな?」
ヤツが段々近寄ってくる。分かる。見えないけど、もうすぐそこにいる・・・
どうすれば・・・
シュリ、あなたの世界って、どうなっているの?