警備員という仕事が他の職業と異なる点は、常に“現場”が違うということもあるだろう。
その為、前日に「明日の勤務指示をお願いします」と事務所に電話確認する必要がある。
いよいよ初勤務の前日という時に、本業の仕事を中座しコンビニに行くふりをして警備会社事務所(以下KJ)に電話確認した。
私「○○ですが、明日の勤務指示お願いします!!」
KJ「○○さん、お疲れ様です。明日は明大前駅にお願いします。AM8:00からPM8:00になります。ちょっと長いけど稼げますよ!!」
まず「長っ!!」と思った。
勤務時間が12時間!?(休憩はあるが、拘束時間は12時間半~13時間になる)
初勤務で拒めるわけもないので、甘んじて受けた。
急いで職場に戻らないといけないので、明日の集合場所や時間を聞いてそそくさと電話を切った。
大きな不安があったが、現場が自宅から近いということだけをモチベーションにして自分を慰めた。
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」という心境だった。
翌日現場入りして驚いたのがまず集合場所の明確な目印がないことだった。(この後徐々に理解していくことになるが、集合や待ち合わせは“あうんの呼吸”なのだ)
同じ制服のズボンの色を目安に喫煙所で煙草を吸っているおっさんに声をかけてみた。(基本的に着替える所がない現場も多いので朝は制服のズボンだけは穿いていく人が多い)
私「おはようございます!!」
おっさん「おはよう。あともう一人はまだみたいだね。」
この時点で仲間だと分かりホッとした。
間髪入れずにもう一名が到着したので、3名で現場入りした。
いよいよ初勤務、そして12時間勤務のはじまりだ!!
