長野県在住の40代女性が、新菌種の人獣感染症「ブルセラ症」に感染し、女性の子供3人も相次いで感染していたことがわかりました。



ブルセラ症は、牛、豚、山羊、羊、犬、人にも感染する人と動物の共通感染症(人獣共通感染症)です。

ドラマ『獣医ドリトル』にも出てきた病気です👨‍⚕️

今回のニュースにもありましたが、ブルセラ症の症状は波状熱(有熱期と無熱期を繰り返す熱)や全身痛、リンパ節の主張、中枢神経症状などがあります。
あとは泌尿器系の症状として、男性では精巣炎、女性では流産を引き起こすこともあります。

今回の感染経路はまだ未特定ですが、可能性として加熱不十分な乳製品の摂取や、汚染された空気の吸入、あとは感染犬との接触などが考えられます。

日本国内では、感染症法により全数届出となった1999年4月1日〜2008年12月31日に13例が届けられていましたが、今回新たに感染が確認された形となります。

予防として、乳製品をしっかり加熱して摂取する、感染の可能性のある動物には近づかない、手洗い消毒をしっかり行うことが挙げられます。


何よりも重要なのは、感染源を特定しこれ以上感染を広げないことかと思います。
国立感染症研究所の結果を待ちましょう。