中年太り | なんかむかつく! 更年期日記+脊髄内腫瘍だってさ!

中年太り

もともと、肥満体質なわたしは日々これダイエットですごしてきた。
深夜に食べ物を食べるなど論外で、体重が2キロ増えたら
三日間、断食して3キロ減らしてきた。

しかし、どうだろう。
30歳を超えてから、食べ物に関しての我慢がまったくといって
いいほど、きかなくなった。
なんか食べたいな~と思ったら、いつ、なんどき、なんでも食う!
食わなきゃいられない!
代謝の低下とか、そうゆう身体的問題以前に、この我慢の
足りなさが中年太りの第一歩なのだ、そうに違いない。

つい20分前、小腹の減りに気づいたわたし、
以前なら、我慢して寝ていただろう。
しかし、いまのわたしは台所を漁ってみる。
ない、なんもない。
しょうがないので、パジャマの上にコートをひっかけ、
徒歩30歩くらいのコンビニにでかけた。
カップ焼そばが無性に食べたい。
夜中は物騒なので、目と鼻の先とはいえひったくられそうな
財布は持たず、コートのポケットに千円を入れる。

が、コンビニの5歩手前で二人組のおまわりさんにつかまった。
(あらっ、もしや高校生と見間違えられ、補導されるのかしら)
と、ちょっと浮かれたが、

「奥さん、どちらへ行かれるんですか」

ただの職務質問かよ!!!!!
しかも、わたしは嫁入り前だっつーの!
まあ、所帯やつれしてっかもしんねーけど!

「そこのコンビニですけど」
一応、丁寧に答える。

「奥さん、近所のかたですか?」

どこに行くか聞いておいてリアクションなしかよ!?

「奥さん……」

暗いのでわからなかったが、よく見ると
あどけなさの残る若い警官とわたしと同い年くらいの
ちょっぴりドランクドラゴンの鈴木君に似た
冴えない巡査じゃないか!
空腹とイライラがダブルで私を飲み込み、
若い警官に

「あのね、うちはすぐそこ! なに?あたしが
シャブでも打ってるとかゆーーーーーーーの!?
まさかコンビニ強盗とかしるとでも?
ほらほら、ポケットに千円札もあるわよっっっっ」

とくってかかってみた。

「いやね、奥さん、最近、物騒だから注意してもらわないと
いけないので、声をかけてるんですよ、犯罪を未然に防がないと
いけないので、わかってくださいよ~」

なだめにかかる鈴木君巡査。

「ふんっ、そのわりには毎日むわいにち、人が殺されてるわねっ」

困るふたりに捨て台詞を吐いて、きびすを返してうちに帰り、
ポリス自転車を止めたままこっちを見ているような視線を
背後に感じつつ、バタンガシャッとドアを閉めた。

あっ! カップ焼そば買うのをすっかり忘れていた。
しかし、いまさら出てゆくのも気まずい。
ん? となるとだ。
あのおまわりさんコンビは犯罪とわたしの中年太りを
結果的に防いだのかもしれない。
ちょっと許す。

でもきっと、チャリで交番に帰りながら

「さっきのおばはん、きつかったすね~~~~」
「気にすんなお、よくあることだよ」

とか言われてるに違いない。
そんな被害妄想を胸に、もう寝る。
そして昼に起きる。