今回は、特別な格変化をする名詞の第2弾『形容詞的名詞の格変化(Adjektivische Nomendeklination)』です。
これは、語学学校で、A1-A2を8週間で詰め込む授業修了後、すぐ後に取ったB1受講始めの頃に学んで、しばらくは「なんのこっちゃ?」って感じで、なかなか理解出来なかった項目でした。
『形容詞的名詞の格変化』というだけあって、実際、その通りなんです。冠詞の有無、種類や単数複数、名詞の性別などで、形容詞と同じように幅広く変化していく、とっても厄介な格変化です。
形容詞的名詞の格変化をする名詞にも、N格変化と同じく特徴があります。どんな名詞が形容詞的格変化をしていくのでしょう?
よく気をつけたいのが、『過去分詞に語尾-eが付いる人を表す名詞で、更に、女性名詞の語尾に女性を表す語尾《-in》がつかない場合』です(例:die Ärztin 女医/die Bekannte (女性の)知人)。
では、どの様に格変化していくのかまとめていきたいと思います。
形容詞の格変化と比べてみると、名詞の赤い語尾が、形容詞の格変化語尾と全く一緒である事がわかるかと思います。
名詞にも、こんなに形の変わるモノがあったんです。いかがだったでしょうか? 「なんのこっちゃ?」と思った方も多いと思います。
解りづらいかと思うので、次回の文法は、前回のN-Deklinationと今回の形容詞的名詞の格変化について、例文を挙げて、格変化を更に詳しくみていきたいと思います。