今年のシアトル・マリナーズ | スーパースターに憧れて

今年のシアトル・マリナーズ

今年のマリナーズ 。なかなかいい補強をして4月を12勝12敗の勝率5割での折り返し。この補強がうまくいったか、いかなかったかがわかるのはシーズン終了後だが、現状ここまでを振り返ってみたい。



打線のほうでは、残塁の多さは相変わらず。


期待の移籍2選手の一人、ベルトレは持ち前の悪球打ちがかなり目に付く、打率も2割そこそこ、昨年タイトルを獲得している本塁打にいたっては2本というお粗末振り。ベルトレ自身今まで過ごしてきたドジャースを離れ、初の移籍でマリナーズということで精神的な悩みもあるかもしれないが、ボールをよく見極めて暖かくなる今後の活躍に期待したい。

そして大型一塁手セクソン。チャンスでポップフライというイメージがぬぐいきれない。ランナーをおかない場面でいい打撃を見せているので、こちらもやはり今後に期待といったところか。


新加入の2選手ともに守備には定評のある選手。打撃そのものはもちろん、イチロー 、ウィン、リードの鉄壁外野陣に加え内野の守備が厚くなったのはプラスだが、昨年引退のミスター・マリナーズ、エドガー・マルチネスを超える存在感はいまで出せないでいる。

そこをいくと、イチロー の安定感はさることながら、昨年苦汁を飲まされた、ブーン、イルバネス、ウィンの奮起ぶりは明らかで今後の期待も大!

個人的には、一番・イチロー 、2番ウィン、3番ブーン、4番ベルトレ、5番、セクソンのオーダーでいって欲しいところ。ウィルソンに代わる捕手の補強、遊撃手の補強があればかなりバランスが取れてくるのだが・・・いかんせん下位打線が弱すぎるのが一番の課題。



投手陣は先発陣の不安定さがやはり著しい。絶対のエースがいないのが悩み。老齢のモイヤーや一皮向け切れないピネイロ、故障の後ぱっとしないメッシュと誰一人安心して見られないのが実情。やはり昨年ホワイトソックスに放出したガルシアがチームには痛かったのではないだろうか。

その先発陣の不安定さをグアルダード、ネルソン、そして長谷川に代表されるリリーバーがなんとかカバーしているのが実情。


オールスターまでなんとか上位をキープしてエースクラスの補強が望まれる。



現状の戦力バランスでは、プレーオフに出れたとしてもその先に進むのは厳しいのは明白。