今回は、基本離乳食3種類の最後、Abendbrei(夜のお粥)又の名をMilchbrei(ミルク粥)です。
ミルク粥ですが、基本は朝か夜どちらかで始めます。
小魚などを離乳食に取り入れられる日本と違い、ドイツでは牛乳(乳製品)は重要なカルシウム源となります。生後8ヶ月より、全乳(脂肪分3.6〜3.8%)を水で1:1で割ったところから始め、ゆっくりと牛乳に量を増やしていきます。最終的には全乳200mlでお粥が食べれるのを目指します。
〜材料〜
全乳 100ml
水 100ml
乳児用インスタントBrei 20g
(メーカーによって若干違いがあるので、使用説明を読んでから作りましょう)
菜種オイル 大さじ1
100%ジュース 又は 野菜か果物のムース 大さじ2〜3
〜レシピ〜
1)全乳と水を煮ます。
2)煮立ったら、お皿に移し、50度まで温度が下がるのを待ちます。
3)温度が下がったら、インスタントBreiを入れ、ダマにならないようによくかき混ぜます。
4)菜種オイルと100%ジュースを加えて、しっかり混ぜます。
5)人肌の食べられる温度になれば出来上がりです。
乳児用インスタントBreiについて
ドイツでは乳児用のインスタントBreiは限りなく、色々な種類があります。お米や麦から作る方法もありますが、時間&光熱費が掛かるので、安全で手軽に作れるインスタントのお粥を利用しない手はありません。
では、限りなくあるインスタントのお粥は、どうやって選んだらいいのか⁈
① グルテンフリー(glutenfrei)かグルテン(glutenhältig)入りか?
離乳食の材料についての回にも書きましたが、グルテン不耐性予防には、母乳を飲んでいる間に、少しづつ、グルテン入りの炭水化物を与えると良いとされています。ただ、赤ちゃんで既にグルテン不耐性の子もいるので、そういった場合は迷わずグルテンフリーの材料を使いましょう。
②ミルク入りかミルク無しか?
インスタントのお粥には、Getreidebrei(炭水化物のお粥)とMilchbrei(ミルク粥)と2種類あります。
ミルク粥の場合は、お湯で混ぜれば出来上がりの、牛乳が元々入っているタイプです。ただ、果物のお粥にミルクは基本的には必要ないので、共有して使える、ミルク無しのお粥の方が、封を開けてから消費するまでの時間が短くてすむので、衛生、安全性の面からおススメです。
③原材料はシンプルに‼️
原材料(Zutaten)の項目なのですが、「HIPP」や「Alete」と言った、ちょっと値段高めなお粥さんたちは、原材料の部分がやたらと長く、いろんなビタミン、ミネラルが加算されていますね。と言うことは、赤ちゃんはサプリメントを食べているようなもの…
私のオススメは、ドイツ大手ドラッグストアdmの自社ブランド、「dm-Bio」又は「dm Babylove」、もしくは、大手オーガニック系の「ALNATURA」がおススメです。
限りなく余計な材料は使わず、オーガニックで作られた穀物で作られているからです。
もちろんお米のインスタントのお粥もあります。3回食くらいになると、どんどん消費されていくお粥たち… 色々試してみるのもいいかもしれません。