本のすきまからふと
褪せた写真の君をみつけた
このまま時間が止まればいいと
なにも知らないふたりが笑う

別れくりかえしうそも憶えた
きみは今も変わらないんですか?

季節はながれて過ぎさる日々を
懐かしむように
この手の中に未来あつめて
いつかまた風が吹いたら
きみに手紙を書くよ
強がりばかりだけど許してね

なみだをながして
もどらない時間をくやむより
おなじ時代にであえた奇跡を
季節はめぐって
あたらしい日々がやってきたなら
遠いふたりの時間に
さよなら



泣いてみても
あの頃の様な高揚も弱さも無くて
孤独ささえも肯定して強くなっちゃって
カッコつけた背中は滑稽に言い訳こぼした

優しそうな
少し困った
母親にしがみついて泣いてた少年を
見てこぼした笑みは少し堅くて
僕はまた無邪気さを無くした気がしたんだ

日々に擦り切れて
青空が切なくて
見え透いた優しさが綺麗で
みんなは優しくて
あなたには会えなくて
明日は来て

見失っても
遠くに消えても
繰り返しの日々も
表情の無い日も
ああ僕はぎこちない朝
また同じ夢を見ていた



ひとしきり降り雨は止んで
素朴な悔いは頬の赤色を空へ寂しさも忘れた

そして時は流れ賢くなって
晴れた空はぎこちなく見えて
僕は気づき始めてた響きの消えゆくを

青白い霧雨の朝
見過ごしてきた安らぎの
言葉だけを信じれば
悲しみも喜びも増えたのに

ああ間に合えば
ああ間に合えば
少し話せたなら
笑えたなら

ああ間に合えば
ああ間に合えば
最後に少しだけ