習い事の帰り道、マキちゃんがぼそりと言った。

「お姉ちゃんはエノキくんタイプでいいなー。マキはフジイくんだから、(通知表の)興味関心がBなんだきっと」


『赤ちゃんと僕』という漫画をご存知ですか?


小学校の持久走大会の場面で、クラスメイトから「なんでもできるやつはいいよな」的なことを言われた藤井くん。

一生懸命さがよく伝わる榎木くんをうらやましく感じながら、「オレだって努力してるんだ!そう見えないだけで!」と思う。


確かにランちゃんに比べると、マキちゃんはいつも肩の力が抜けている。

飄々とした感じ、というのかな。

緊張してることも分かりにくくて、ピアノ伴奏で間違えると、手を抜いて練習していないように見える。

ホントは毎日必死で練習してたのに。

なんでだろ。


中学に比べると「見た目」が判断基準になりがちな小学校低学年では、いかにも頑張ってます!という感じでないと、通知表の興味関心欄に影響する。

正直、生真面目さだけが取り柄の我が家なのに、小学3年生までマキちゃんの全教科の興味関心がBだったときは、頭に?が5つくらい点滅した。

わたしは榎木くんタイプだったから、努力が認められない状況が想像できなかったのー アセアセ


「お母さんは子どもの頃、マキちゃんみたいな子はすごく大人でかっこよく見えたよ」と言ったら、ちょっと照れてました。

それにね。

そのうち興味関心の評価には、授業への参加回数やノートの充実度、レポートの出来など、分かりやすい指標ができる。

そうすればマキちゃんにもチャンスがある。

現に主要教科ではAもつき始めてるし。

そもそも小学校の通知表なんて、子どもはぜーんぜん気にしなくていいから。

自然体でいなさい。



ちなみに、我が家にある漫画は2作品。

家を建てるとき、子どもと一緒に読みたいと思ったものだけ残した。

『赤ちゃんと僕』と『のだめカンタービレ』。

じつは『生徒諸君』と『CIPHER』も保管してたけど、さすがに古いかなと思ってその時捨てましたあせる