ワナッカーム!Madrasマダムです。

お正月が明けて、なんだか気ぜわしいです。

 

 

会社ビルの駐車場に、

チョコレートカラーの車が停まっていていて、

そこを通るたび、つい気になってしまう。

 

よく見るとマルチスズキの車で、

Ciazだ。

 

とても滑らかなカーブを描いて

流線形がきれいなフォルム。

 

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昔、乗ったことのある日産のCIMAを思い出した。

 

 

学生時代、都立大学に母方の叔父夫婦が住んでいて

時々遊びに行った。

 

駅から20分くらい歩いた気がする。

 

夏は汗びっしょりになって、

なかなか大変だった。

 

子供がいない叔父夫婦の家には

池坊の先生をしている叔母の

花材やお花器などが

所狭しと置かれていた。

 

ソファやテーブルのデザインは、

シンプルだけど、とても洗練されていて

石油関連の会社を経営していた叔父は

その当時は、とてもまぶしく見えた。

 

棚や窓辺には旅先で買ったのだろう

小さな置物が品よく並んでいた。

 

遊びに行くと、叔母は手早く

お料理を何品も作ってくれた。

 

叔父はお酒が大好きで

何杯もビールを飲んでいた。

 

叔父のCIMAは、その時はもう

実質的には叔母のCIMAになっていて、

オールレザーと木製のボードが

とても高級感があって

そして走りもすごく滑らかで。

 

東京のお金持ちって、そんな感じかなあと

思ったものだった。

 

叔母とは一度だけ、湘南へドライブに

CIMAで行ったことがある。

 

レストランで食べたフレンチは

なんだかオシャレすぎて、

とても美味しかったのだけど、

背中が落ち着かない気がした。

 

 

その頃叔母は、自分の池坊の

後継者を探していたんだと思う。

 

埼玉の従妹はうまくするりと逃げ、

私に白羽の矢を立てたのだ。

 

大学に入りたての頃の私は、

バイトと合コンに明け暮れていて、

落ち着いてお花をするような

タイプではなかった。

 

その伏線が見え隠れして、

叔父夫婦の家にはあまり

行かなくなってしまった。

 

結果として、私も後継者からは

するりと逃げた、ということになる。

 

 

CIMAを見ると、叔父夫婦を思い出す。

 

今はもうどちらもいないのだけど、

明日、池坊のインド人の先生のお宅を

訪れるからだろうか。

 

なんだか懐かしさが込み上げてきた。

 

では、ごきげんよう!

ナンドゥリー!