ワナッカーム!Madras マダムです。
今日は出張者達とニューソウルで
焼肉を食べて来ました。
美味し!


さて、外資系企業の受付嬢時代に会った
日本人付秘書、Aさんのお話。


彼女はどちらかといえば
不器用な人で、
新しいことにはまず
巨大な疑いから入るタイプ。


唯一、彼女が好きな話題が、
馬!

競馬じゃないんです。
馬、という動物が好きなんです。 


そう聞いてから、さりげなく彼女の
ファッションをチェックすると、
ブラウスの模様は、
馬、馬、馬!


スカーフはもちろん、エルメス。
馬モチーフ。


時々、馬に乗るようなブーツを
履いてくる。

乗馬もされるんですか?
と聞いたら、時々、と。


それよりも馬をブラッシングしたり
たてがみを撫でたり
人参をあげるのが好きなの、と。

北海道の牧場にも行ったわよ。
馬が走るのを見てると、
ホントに綺麗だなあと思うわ。


目をキラキラ輝かせて語る
動物好きに悪い人はいない。
意外にいい人なのかも?
と思った。

が、それは、しばらく後に
覆される事になる。


夏の終わりから、Aさんは
休みがちになった。

右腕に力が入らず、
物も持てなくなったようだ。

彼女の仕事は、2人の秘書達にも
回ってきた。

会議の資料コピーとか、
会合の出席者リスト作りとか、
少しは上等と思われる仕事が
私にも回ってきた。


みんな、彼女のために
頑張るのよ!


という社長秘書のお言葉。

外国人付秘書も、しょうがないわね
って感じで仕事をこなした。


ある日、Aさんは出社して、
社長秘書室へ直行した。


閉じられた扉の向こうで、
何やら声がする。


Aさんの怒鳴り声。
社長秘書の驚いたような叫び声。


ただならぬ様子に
部長さんや社長さん達も
部屋から出て来た。

何があったの?

と聞かれたが、
わたしにもわからない。

30分くらいしてバタンと戸を開けて
部屋を出てきたAさんは、
慌ただしく自分の机のものを
紙袋に詰めて、外に出て行った。

パソコンは後からうちに
送って下さいね!

そう言い捨てて。


後から社長秘書が話してくれたが、
会社でのストレスのせいで
右手が動かなくなった。

病欠含めてもう休暇がなくなったから
退社します、と。

つきましては、会社のせいだから、
退職金を上げてくれ。と。

そうじゃなきゃ、代わりに
会社で使っていた
パソコンが欲しいと。

社長秘書が断ったら
怒鳴りだしたらしい。


結局、社長の一存で、
通常退職金、プラス新品のパソコンが
彼女の家に届けられたらしい。


これ以上、関わり合いを
持ちたくなかったのだろう。


まだこの世をよく知らなかった私。

おぼろげながらいろんな人がいる
会社勤めというものは
怖いな、と思った。


次は、営業事務のBさん。
これもまた、困ったちゃんでした…。


では、ごきげんよう!
ナンドゥリー!