九月一日(日)に初日を迎えた秀山祭九月大歌舞伎、昨日二日、昼の部夜の部通してみてきました。



Instagramに私個人がよかったなぁと思ったことを記録しました。



こちらでは、興味覚えたことを資料とともに書き足しています。

摂州合邦辻 は2015年5月に見たのが初めてで、今回二度目。菊之助さんは四度目の玉手御前だそうで、初演の際は玉三郎さんに教えをこうたと聴き知りました。文楽を参考になさったようで、今年一月三十一日に亡くなられた咲太夫のご指導を受けたて、10月号のほうおうの小玉祥子さんのインタビュー文にありました。


ここで、菊之助は

「次郎丸を生かし、俊徳丸を守るという一念があったと思います。俊徳丸への思いは段々と恋心を秘めたものに変わっていったのではないでしょうか。『俊徳様に出会うたら、あっちからも惚れてもらう気』という言葉も彼女の本心だと思うし、真実の恋ではないと打ち消せば打ち消すほど、惚れていたことがお客様に伝わるのではないかと思います。」と答えています。



よい配役でした。




 

こちらにもあるように、注目点は、玉手御前の恋の真偽。玉手御前の被り物は片袖をいまはちぎった片袖が主流。クドキは二箇所。母に俊徳丸への思いを語るのと、俊徳丸に訴るところ。手負いでのモドリ。なぜ追われた俊徳丸は玉手御前の実家に匿われていたのか、、合邦ヶ辻は四天王寺の西門の少し先。閻魔堂はその近く。四天王寺の西門は浄土の東門と向かい合っていると信じられ、俊徳丸のようならい病を患った人が救いを求めたり、捨てられたりした。春秋の彼岸の中日にこの門から真西に沈む夕日を拝む「日想観」は現在も彼岸会に行われている。






いい歳をして教養に欠けていますので、

いまさらですが、機会を得ての学びが楽しい。


追記するやもしれません。いまはこれぎり。